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真夜中から家族旅行

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真夜中から家族旅行とは
僕が死ぬだけの百物語（１） (サンデーうぇぶりコミックス)
ある日、真夜中から家族旅行で大阪に行くために一家全員を乗せた車を運転中の俺。
俺は父、母、妹、そして兄の俺で4人暮らし
しかし大阪に向かう途中の山中を運転中に大事故にあった。
夜中での視界の不自由さもあり、曲がり角を曲がり切れず壁に激突。
車は大破に近い状態。
当然ながら一家全員の意識はなくなる…
翌朝、目が覚めた。
そこは病室で父、母、妹が心配そうに俺の名前を言いながら見つめていた。
そう、あれだけの大事故だったのに自分だけでなく家族全員が生きていたのである。
しかも俺以外はみんな無傷でずっと自分が目を覚ますのを待っていたらしい。
自分は打撲を打った程度。
すぐに退院できそうだ。
本当に家族全員無事で良かった…
しかし何故か事故の後遺症なのか家族みんなの顔が良く見えない…
病室で家族全員で話合った結果俺が退院してからまた家族で旅行に行く事にした。
また大阪らしい。
そして家族が去った直後、今付き合っている彼女がお見舞いに部屋に入ってきた。
「あ…もう目が覚めたみたいね…良かった…心配したんだよ…で…あなたの家族の事なんだけど…もう聞いた？」
と彼女は言う
「うん…心配かけさせてごめん…家族もみんな無事で良かった…また改めて家族で旅行いくんだが、よかったら今度はお前も来るか？」
だが彼女はとても不思議そうな顔をしている
きっと家族旅行なのに何故自分も呼ばれるのか？って思ってんだろうな…
まぁ当たり前か。
真夜中から家族旅行の解説

語り手の家族はもうすでに死んでいる。
そのため、家族は不思議そうな顔をした。
…不思議そうな顔ではなく、
恐怖に満ちた顔だったのではないか？
なんて思ってしまうが…。
家族との旅行。
この幽霊となってしまった家族は
語り手を連れて行こうとしているのだろうか？

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