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あまりの天候の悪さに俺は危険を感じた

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• あまりの天候の悪さに俺は危険を感じたとは

  「超」怖い話　癸 (竹書房怪談文庫)

• 今日はなんて悪い天気なんだ。
  せっかくの休日なのに
  台風じゃないかと思うくらいの大雨、暴風、雷…
  こんなじゃ外にも出掛けられないな
  まだ昼間だったがあまりの天候の悪さに俺は危険を感じ全ての雨戸を閉めた。
  昼間なのに部屋が真っ暗になってしまった。
  『さて、今日一日何をするかな…』
  珍しく独り言が漏れた
  誰もいないこの家にはむなしく響くな
  まあー独り暮らしだから仕方ない
  とくにやることもなかったから録画してた溜まっていた三作のホラー映画でもみることにした。
  部屋が真っ暗だからちょうど雰囲気もいい
  数時間後
  天候がさらに悪くなったのか風や雷の音がうるさい。
  テレビに集中できなくなりちょうど眠たくなってきたから俺はそのままソファーで眠りに着いた。
  どんだけ寝たのだろうか？それはわからないが
  突然、ガシャーンと大きな音が鳴り薄目を開けた。
  それと同時に視界に黄色い閃光が走った。
  『近くに雷が落ちたのか』
  まだ眠かった俺は気にせずそのまま眠りに着いた。
  夢を見た。
  綺麗な花畑と川のせせらぎが聞こえる。
  なんとも心地よい場所だ
  俺はずっとこの場所に居たいと思った。

  あまりの天候の悪さに俺は危険を感じたの解説
  
  
  『まだ昼間だったがあまりの天候の悪さに
  俺は危険を感じ全ての雨戸を閉めた』
  『昼間なのに部屋が真っ暗になってしまった』
  とあるにも関わらず、
  『それと同時に視界に黄色い閃光が走った』
  雨戸を閉めて雷の光は見えないはずなのに。
  つまり、
  『ガシャーン』
  という音は部屋に誰かが侵入した音で、
  黄色い閃光は懐中電灯とかで
  侵入者に照らされたものである。
  この後はどうなったかわからないが…
  殺されてしまって心地よくなったのだろうか？？

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