怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
担当した患者に末期癌の老人がいた
お気に入り
1801
49
0
短編2分
コピー
「担当した患者に末期癌の老人がいた」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
看護師やってる友人の体験談。 友人の担当した患者に末期癌の老人がいた。 身体中にチューブで繋がれ何とか生きながらえているが、 ろくに声を出す事もままならない、 いつその時が来てもおかしくない状態だった。 そして、その患者と同じ病室にもう二人の患者も入院していた。 一人は長く闘病していて、 もう一人はあと一週間足らずで退院の予定。 その日、友人はいつも通り夜の当直をこなし、 日の昇る頃、老人の所へ検温をしに行った。 しかし病室に入り老人の傍へゆくと、 何やら背後から怪しい視線を感じるではないか。 瞬く間に背筋が凍りつき後ろを振り返ると、 同室の二人の患者が友人を鋭い目つきで睨み付けていた。 「おはようございます、すみませんが、どうなされました?」 友人は恐る恐る、二人に問いかけた。 すると二人は口を揃えて 「昨晩はうるさくて、俺達は二人とも全然眠れなかった。 何とかしてくれ」 と文句を言うではないか。 「この患者様もあなた方と同じく、 日夜病気と戦っておられます。 夜中でも時折苦しくて声を上げてしまう事もあります。 申し訳ありませんが、どうか我慢して頂けないでしょうか?」 友人はそう弁解した。 すると、二人のうち一人が不思議な事を口にし始めた。 「いや、俺達が言いたい事はそうじゃなくて、 昨日うるさかったのは、その患者本人じゃないんだ」 もう一人も首を縦に振った。 話を総合すると、どうやらその夜、 老人の親族だと思われる人達が七~八人、 突如病室へ入ってきて、 葬式はどうする、遺産の分割はどうこう、などといった話を、 大声で一晩中続けたというのだ。 更には子ども達も数人いて、 キャッキャッと遊ぶ声も聞こえ、 そしてふと気がつけばその人影も声がぱったりと止み、 元の静かな病室に戻った。 二人はそう話してくれた。 しかし、考えてみればおかしな話で、 よほど緊急の場合ならともかく夜中に大所帯で面会をしにくる事などあり得ないし、 そもそも友人は直前まで夜の当直をしていたのに、 そんな人達の受け付けをした覚えも無い。 病院のデータにも、 勿論そんな面会記録は残っていなかった。 そしてその出来事があった日、 老人の患者は静かに息を引き取ったという。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった49
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
葬送のフリーレン(14) (少年サンデーコミックス)
片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 7 (ヤングチャンピオン・コミックス)
薬屋のひとりごと 15巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
キングダム 75 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 22 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
ブルーロック(33) (週刊少年マガジンコミックス)
前の話:【ほん怖】死相が見える
次の話:【ほん怖】ババサレ
怖い話 No.19948
【ほん怖】山の整備
1398
22
怖い話 No.11215
【ほん怖】ゼロ戦闘機
1018
38
短編1分
怖い話 No.3490
【ほん怖】異様な不審者
1630
36
中編4分
怖い話 No.3269
【ほん怖】麻雀大会の開催中
1141
怖い話 No.10904
【ほん怖】土肥近くの三滝で
1323
怖い話 No.3043
【ほん怖】年配の宝石商
2009
39
1
怖い話 No.15014
【ほん怖】光るもの
1110
51
怖い話 No.11685
【ほん怖】電話した覚えのない発信履歴
2121
32
2
怖い話 No.15066
【ほん怖】7人パーティーで山を登っていた
1214
中編3分
怖い話 No.21615
【ほん怖】カルト集団への取材
1259
15
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
母が精神の方で入院するかもしれない
狩られる6人
精神科医の伯父
必死に助けを求めている
戦争中に沈没した潜水艦
とある集落の依頼
姉あての電話