怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
封印
お気に入り
2016
33
0
中編4分
コピー
「封印」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
○県○市から 車で小一時間程の距離にある山の中に廃病院がある。 取り壊し作業の途中で放置されたままで、 危ないから近づくなと親から言われていた。 興味はあったが 自転車で行くにも距離はあるし、 山の中という事もあり 行ったことはないまま俺は引っ越した。 中学のクラス会があり、 俺は久しぶりに○市に戻ってきた。 特に仲の良かった友人A、B、Cと 昔話に華を咲かせていると いつしか廃病院の話になった。 俺が引っ越した後も 放置されたままになっているそうだ。 誰かの提案で これから行ってみようということになった。 一番近所のAが車を出すことになり、 懐中電灯、非常食のうまい棒、塩、 はぐれた時の為の笛を人数分用意して 俺たちは廃病院に向かった。 途中、調子の悪くなったナビのせいで 車ごと崖から落ちそうになったり、 トンネルの中なのに雨が降ってたりしたが なんとか廃病院に辿り着いた。 廃病院は思っていたよりもずっと小さかった。 3階建てで広さは25m程。 小学校にあるプールの大きさくらいだろうか。 心霊スポットにありがちな落書きが 壁にびっしりと書いてある。 暴走族の仕業だろうか? 難しげな漢字で意味はわからない。 建物の周りに張ってあるフェンス代わりと思われるロープを潜り、 護身用に落ちていた鉄パイプを拾って俺たちは中に入った。 人の気配はなく、 暴走族もホームレスもいないようだ。 病院の中は何もなかったが、 さすがに俺たちの口数は減っていった。 病院の1階を進みながら 建築関係の仕事をしているBが ぶつぶつとつぶやいた。 この程度の大きさの建物なら 取り壊しにそれほど金がかからない。 取り壊し途中で放置されてる意味がわからない、と。 実際、窓ガラスは割れていたが 建物自体は工事をしていた跡すらない。 特に興味をひかれるものはなく、 俺たちは2階に上がった。 2階を進みながらAが 「そうか」と口を開いた。 「解体作業中で危ないってのは、 ここに近づけさせない為の口実か」 「あ、俺も親からそう言われてた」 と、俺。 手術室でもあれば盛り上がったのかもしれないが、 本当に何もなく、 病院だったのかどうかも怪しく思えてきた。 「なんで親はあんな嘘までついて ここにこさせなかったんだろうな」 とC。 拍子抜けしながら俺たちは3階に上がる。 3階にも特になにもない。 全ての部屋を見て回ったが何事もなく、 建物の端まで来た。 「あれ?」 とBがまたぶつぶつとつぶやく。 「3階だけ広さが違う 奥にもう一部屋あるはず」 「さすが建築関係」 とA。 「マジ?隠し部屋?」 と俺。 だがその入り口を探すまでもなく、 行き止まりの壁が薄いべニア板だと気付いた。 軽く叩いてみると明らかに壁ではなく、 奥に空間があるのがわかる。 「どうする?」 とA。 「さすがに壊すのはなぁ~」 と俺。 「なんかいろいろおかしいし」 とB。 「でもどうせ取り壊すんだし・・・」 とC。 鉄パイプで小突いていると、 あっけなくべニア板が奥へ倒れた。 その先は明らかに雰囲気が違った。 空気が一気に濁ったのがわかる。 壁に病院の外壁にあったものと 同じような落書きがびっしりとされていた。 やはり難しくて読めない。 奥にあったのは椅子が一脚。 その下には黒い染みがひろがっていて 周りに千切れたロープ。 「なんだここ?」 とおどけてAが言ったが 異様な雰囲気にのまれ声が上ずってる。 「なんか、ヤバくね?」 とB。 「もう出ようぜ」 と俺。 誰からともなく自然に早足になり、 いつの間にか全力疾走。 途中 「待ってよ~」 とCの声が聞こえたが、 我先にともつれるように走り、 何度か転びつつも建物の外に出た。 フェンス代わりのロープを潜り、 車まで辿り着くとCが口を開いた。 「封印なんだ」 「え?」 と俺、A、B。 「あの壁の文字とロープは封印なんだよ」 とCが続ける。 「俺が必死に止めたのに お前たちは聞かずに中に入っちゃって・・・ 俺は怖くてどうしても中に入れなかったんだ でも無事に戻ってよかったよ」 「え?入らなかったって・・・」 顔を見合わせる俺とA、B。 とにかくここから離れようと車に乗ろうとすると、 病院から笛の音が聞こえてきた。 俺の首から下げてた笛が無くなっていた。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった33
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
がきデカ 第14巻
無保険車にひき逃げされて裁判した話 実録コミックエッセイ
がきデカ 第24巻
ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション 第1巻
自分の感情に寄り添う支援の技術: 「わかっているのに、できない」を越えるセルフコーチング
ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション 第2巻
前の話:【洒落怖】まだYの意識が回復しないんだ
次の話:【洒落怖】寝そべる人
怖い話 No.780
【洒落怖】黒電話
1984
37
中編3分
怖い話 No.10006
【洒落怖】禁じ手
1643
43
3
怖い話 No.7850
【洒落怖】当て逃げ
1715
48
短編2分
怖い話 No.21122
【洒落怖】魔王の人
1115
39
怖い話 No.14886
【洒落怖】音が消えた
2019
55
怖い話 No.2071
【洒落怖】目の前で・・
1325
35
1
怖い話 No.22606
【洒落怖】一風変わった団地の住民
2015
21
長編5分
怖い話 No.7395
【洒落怖】丑の刻参りを見に行こう
1713
32
怖い話 No.9501
【洒落怖】もういいかーい
2023
40
2
怖い話 No.9989
【洒落怖】丸いふわふわ
1654
短編1分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
餓死した友人
双眼鏡見たもの
紺色の袈裟
美しい月
阪急宝塚線
車上荒らし
ダム湖でバス釣り
テトラポットには乗るな
のろけ