1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

足が欲しい

お気に入り

• 足が欲しいの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「足が欲しい」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 足が欲しいとは

  僕が死ぬだけの百物語（１） (サンデーうぇぶりコミックス)

• 大学時代、一つ上の先輩(♀)から聞いた話。
  
  小学4年生の頃、
  学校から帰るときいつもある脇道からでてくる
  中年の男性がいた。
  
  しかも常に彼女が
  その脇道を通りかかる時に出てきて
  ぼんやりと立っていたという。
  
  幼心ながら不気味に思っていた先輩は
  そのことを母親に相談した所、
  しばらく車で送り迎えをすることになった。
  
  
  
  
  
  1ヶ月ほど車で送り迎えを行った後、
  もうそろそろいいだろうということになり
  再び徒歩での登下校になった。
  
  そして実際、それからしばらくは何も無かった。
  
  しかしその男は再び現れた。
  
  彼女がいつものように帰り道を歩き
  例の脇道にさしかかったときだった。
  
  ヌッと誰かが脇道から出てきた。
  
  あの中年の男だった。
  
  そしていつも黙って立っているだけだった男は、
  彼女の方をみてこう言った。
  
  『足が欲しい』
  
  気がつくと彼女は自宅の前にいた。
  
  しかしその間の記憶が
  すっぽりと抜け落ちてしまっていた。
  
  それ以降、その男には一度もあっていないという。
  
  「そういえば、そのおっさん腰から下がどんな風だったか、
  全然思い出せないんだって」
  
  と先輩は話の最後にそう語った。
  
  同じ先輩がやはり小学生の頃に体験した話。
  
  その日は風邪気味で学校を休んでおり、
  自宅の2階にある自室で布団にくるまっていた。
  
  ぼんやりと外を眺めていると、家の前にある道に、
  喪服のような黒い服と帽子をまとった髪の長い女性が、
  俯いて立っていることに気がついた。
  
  何故かその女性のことが気になり、
  彼女はベランダに出ていった。
  （なぜそのようなことを考えたのか、
  後になって振り返ってみてもよくわからないという）
  
  すると彼女がベランダに出ると同時に、
  その女性がふっと顔をあげた。
  
  その顔は雪のように白かった。
  
  比喩ではなく本当に肌が真っ白だったのだ。
  
  そしてつぶやいた。
  
  そのつぶやきは離れているはずの彼女にも
  はっきり聞こえたという。
  
  『足が欲しい』
  
  気がつくと彼女はベランダで倒れていた。
  
  時計をみると気を失った時から
  2時間ほどたっていた。
  
  ちなみに、その先輩は
  今でも五体満足で生活している。
  
  また20数年の人生の中で、
  手足を失うような病気や事故が起きたこともないという。
  
  彼女が幼い頃に遭遇したものがなんだったのかは
  未だにわからないそうだ。
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• 1人が登録しています

  お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった31

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】2chまとめ 怖い話３ 短編集 2ch洒落怖 Amazon
  • 【じわ怖】時々思い出す光景 長編6分
  • 【じわ怖】呪ってみました 中編3分
  • 【じわ怖】何故自分がこんな場所にいるのか 短編1分
  • 【じわ怖】滑落遭難 長編5分
  • 【洒落怖】タンスの中 短編1分
  • 【洒落怖】謎の集落 中編4分
  • 【意味怖】防災標語 短編1分
  • 【洒落怖】青い人が来る 短編1分
  • 【ほん怖】水溜りを棒切れでかき回している 短編2分
  • 【洒落怖】車の中を覗くモノ 中編4分

  漫画売れ筋

  • 

    ハリー・ポッタ: シリーズ全7巻: Harry Potter: The Complete Collection ハリー・ポッタ (Harry Potter)

  • 

    魔術師クノンは見えている　５ (MFコミックス　アライブシリーズ)

  • 

    こういうのがいい 9 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    悪役令嬢の中の人～断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします～: 4【イラスト特典付】 (comic LAKE)

  • 

    ダンダダン 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    ダンダダン 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  足が欲しい についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】現実のように感じられた夢

  次の話：【じわ怖】人の顔を描いている

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.12847

    【じわ怖】月の夜

    俺の実家は山あいの村で、 昔は猿がキュウリやらトマトやら畑に盗みにくるくらい田舎だった。 小学校３年の夏、 四つ上の兄貴と一緒に友達んち遊びにいった時のこと。 すっ

    1879

    45

    0

    0

    長編5分

  • 怖い話 No.12900

    【じわ怖】山に入って茸取りを手伝っていた

    自分は12歳位まで、 親父と一緒に山に入って茸取りを手伝っていた。 と言っても、 ガキの自分が茸を見付けられる訳もなく、 歩き回って迷いそうになって 親父に迷惑をかけ

    1495

    16

    2

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12266

    【じわ怖】山で隠れて用を足した

    中学の頃、10日位高熱が下がらず、 入院して点滴しても効かなかった。 仲良かった同級生のおばあちゃんが見える人で、 「私ちゃん遠足の山登りで、 しっこが我慢できず奥

    1281

    38

    1

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.18673

    【じわ怖】二人の子供

    学生時代の話。 家の用事で学校を早退し、 駅へ行ったらちょうど電車が行ってしまった。 でもすぐに次が来るので並ぼうと思ったら、 ホームに一年生くらいの男の子と女の子

    1357

    42

    0

    1

    短編2分

  • 怖い話 No.19032

    【じわ怖】打ち付けられた人形

    この前、犬の散歩を21時頃にしたときの話。 たまたま涼しくて、 自転車に乗って隣町まで犬を走らせていたら、 急にもよおしてきて（小）、 緑地公園に駆け込んだんだ。 &

    1722

    15

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.13595

    【じわ怖】本物の素材

    知人Ａ（♀）が仲間数人を誘い、 部屋で宴会をした。 仲間というのは、 フィギュア者／人形者混合部隊。 たわいもない話で盛り上がり、 いつの間にか数人の仲間が

    1089

    36

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.11731

    【じわ怖】昔からある大きな木

    昔からある大きな木を不動産屋が切り倒した。 土地を細分化して売りやすくするため伐採したのだが、 その後、その前の路上でぼやが起きたり、 近所の住民が半狂乱になってパトカーが2台もかけ

    1185

    36

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.21951

    【じわ怖】天使

    知り合いの話。 彼はかなり深い山奥に住んでいる。 一番近い隣家でも、 一キロくらい離れているそうだ。 ある日、その隣家の母娘と農道で一緒になった。

    709

    13

    1

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.18964

    【じわ怖】舞姫

    7年くらい前にタクシーの運転手さんに聞いた話です。 当時、六本木にある会社に勤めていましたが、 けっこう夜遅くなることが多かったんですね。 まあ、仕事半分遊び半分ってところ

    1939

    37

    0

    0

    長編9分

  • 怖い話 No.21972

    【じわ怖】友達からの葉書

    今から3年ほど前の出来事です。 当時、付き合っていた彼氏と同棲することになり、 お互い一人暮らししていた部屋を引き払い、 マンションに引っ越しました。 引っ越しの片

    朗読 OCCULT HITORI　怪談朗読ラジオ　オカルトヒトリ

    2145

    42

    1

    0

    長編20分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 足が欲しい

  ふっかつの呪文

  なしるおほ　しけくるぽ　ししじだお　かぶげぱざ　
  ぢどりずぼ　むさはぃう　たぅゅぱぁ　んづぬほぱ　
  とべょじっ　ぞかがろび　ぢはひむて　おぼばぁへ　
  ござゆはる　ゎふぺこゎ　ぷごのもせ　へなほざで　
  ぢはねるゆ　びぴぃへみ　なぞふぞい　わごんこぬ　
  ヶァビシヤ　ビテザッグ　トェマベゴ　セトイヲナ　
  ウソヨミペ　ブダプヤビ　ュヶピガォ　テッホユデ　
  ヅソジテグ　メッヵロハ　ゾヤポプド　ユゴミネヂ　
  ズズモュダ　ヒムリパャ　ミエキゴモ　ヶヲルホサ　
  ツテバマヶ　ヨゴベュバ　ゴゴズラメ　ポセダカク