怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
初めまして
お気に入り
1877
45
1
0
中編4分
コピー
「初めまして」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
うちの母方のバアちゃんの話。 母方のジイちゃん、バアちゃんはアメリカ人で、 うちの父は日本人、母はアメリカ人。 出張でアメリカにきていた父。 交際は当時むちゃくちゃ反対された。 特にバアちゃんが 「日本人だけはダメ」 と猛反対。 しかし、母もそこはアメリカの女の性格。 持ち前の気の強さと揺るぎない意志で、 「絶対一緒になる!」 と突っ走った。 バアちゃんが母を往復ビンタ、 「絶交する!」 と怒鳴りちらしても母は効かなかった。 (母は車ぶっ飛ばして家出して、一事音信不通になったりしていた) とうとうお金を貯めた母は、父の住む日本東京へ行く日になった。 バアちゃんは 「空港に見送りに、一緒にいきたい」 と告げた。 穏やかなバアちゃんに??と感じつつ、 空港でバアちゃんに会った。 バアちゃんが何かを差し出した。 古くて小さい日本のお守りと、古びた写真。 母は初めてみる物だったから (お守りというものすら知らなかった)、 無造作に中を開けた。 そこには、古くてシワシワの小さな白い紙。 米粒がひとつ入っていた。 古くてシワシワ紙を読んでみた。 日本語で 『ローザ、君を愛している。』 と書いてあり、英語の綺麗な字で 『Iloveyou』 とあった。 パッとバアちゃんを見ると泣いていた。 わけをきくと、バアちゃんは結婚する前の大昔、日本人と恋に落ちた。 写真に写っている、背の低くて、 丸い典型的な昔の眼鏡をした、優しそうな日本人。 それがバアちゃんが恋に落ちた彼だった。 しかし、戦後すぐのアメリカと日本。 戦争の傷跡からか、周囲は二人の結婚に大反対。 日本にいる彼の親も大反対。 連れ戻すように彼の親がアメリカにきて、 彼を強制的に連れ帰ってしまった。 バアちゃんは何ヶ月か泣いて泣いて毎日を過ごした。 自殺未遂まではかった。 そして、日本から一通の手紙が届く。 中にはそのお守りがあった。 『ローザ、君を愛している。』 読めない日本語だったが、住所も書いてあり、 バアちゃんは彼への愛を確信し、彼に会いに日本へ。 どうにかして彼の住む家付近に着いた。 近くを通った人に住所をみせ、家をきくと顔色が変わった。 つたない英語で 「dead」 と言われた。 半信半疑で家に着いた。 生気のない母が迎えた。 彼は自殺していた。 あのお守りは、彼が厳しい両親の目をかい潜り送った、 彼からのメッセージだった。 あれを書いた数日後に自殺した。 彼は死んだ・・・アメリカに戻り、 その後の狂乱ぶりは街でも有名になるくらいバアちゃんは病んだ。 セラピーも何年も受けた。 どうにかして彼を忘れ日本を忘れ(暗示療法?)、ジイちゃんと結婚。 「まさかオマエ(母)が日本人と恋に落ちるとはね・・・ 私は光男(例の元カレ)を忘れようと、何年も必死だった。 本心は、光男がいない世界なら死にたかった。 あれから日本人とは、関わらないように関わらないないようにしてた。 日本がトラウマになってたから猛反対した。怖かったから。悪かったね。 だけど、日本人を好きになったと聞いたとき、ほんとうは嬉しかった」 と、バアちゃんが号泣しながら語ったという。 写真には幸せそうに寄り添う光男と若いバアちゃん。 不思議なのは、バアちゃんも母さんも、 何も知らない日本人に一瞬で恋に落ちた。 家系なのか、単なる偶然なのか、怖くなくてごめん。 あとひとつエピソードがあって、 光男(さん)が日本に連れ戻される前、泣き出したバアちゃんに、 「もし二人が引き裂かれて、離ればなれになっても、 僕は絶対生まれ変わってでも君に逢いにくる。 君がおばあちゃんになってても、僕は絶対に君に逢いにくるよ。 その時は、僕はすました顔で、日本語で『初めまして』って笑って、桜を見せてあげよう。 僕を忘れてもかまわない。だけど、そのときは思い出してほしい」 と言っていた。 母ちゃんが初めて父ちゃんをバアちゃんちに連れてきたとき、 緊張しまくった父ちゃんは、 散々練習した英語虚しく、咄嗟に「初めまして」って言って、 中に日本桜が舞い散るスノードームのようなものを、バアちゃんにプレゼントした。 (誰にも話してないエピソードだから、バアはむちゃくちゃビックリした) バアちゃん嬉しかったってさ・・・光男さん、ありがとう。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
1人が登録しています
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった45
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
心霊写真密売マニュアル 1 (HARTA COMIX)
心霊浄化師 神楽京 座死鬼わらし
心霊探偵八雲6 完全版 失意の果てに 心霊探偵八雲 完全版 (講談社文庫)
【心霊&絶叫】身近にひそむ恐怖体験~天野こひつじ編~ (1) (本当にあった笑える話)
週刊実話 増刊 発禁! 最恐の心霊現象2025夏 [雑誌]
マンガ 下ヨシ子の 実録 ほんとにあった心霊体験
前の話:【じわ怖】ドン突きの壁
次の話:【じわ怖】電話に出る何か
怖い話 No.4362
【じわ怖】死にたくてたまらなかった時期があった
1739
38
2
短編1分
怖い話 No.21756
【じわ怖】死者からの電話
1213
24
長編12分
怖い話 No.5122
【じわ怖】透かし彫りの欄間
1831
49
怖い話 No.11829
【じわ怖】トイレの電気を一晩中点けっ放し
1571
39
怖い話 No.11981
【じわ怖】母ちゃんはよく謝る人だった
1469
33
短編2分
怖い話 No.5071
【じわ怖】友人と二人で帰ってた
1473
27
怖い話 No.20564
【じわ怖】なんか長い毛がよく落ちてるんだよね
2534
72
長編8分
怖い話 No.4646
【じわ怖】身代り守り
1284
44
怖い話 No.4547
【じわ怖】同級生の目撃談
1760
36
中編3分
怖い話 No.13454
【じわ怖】家にはトイレが1階と2階にある
1522
42
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
たっちゃんとやばい仲間たち
滑落遭難
オコナイ様
神の戦い
とても恐ろしいモノ
よくわからないモノ
カルマ
集落