怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
ノイローゼの原因
お気に入り
1813
49
0
中編3分
コピー
「ノイローゼの原因」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
古いけどニュースネタになったので、知ってる人は知ってるかも。 一人暮らしのおばあさんが、マンションの一室で孤独死した。 死因は、ノイローゼが昂じて、弱った心臓が耐え切れなくなったことによる心臓発作である。 彼女を知る人は、常になにかにひどく怯えた様子だったという。 後に真相が明らかになった。 証言したのは、ごくたまに泊まりに来ていた息子夫婦であった。 信心深いおばあさんは、亡くなった夫の仏壇を部屋に置き、毎朝欠かさず供物、水を捧げていた。 たまたま小用にたったその日の早朝、息子はおばあさんの不審な行動を目にした。 おばあさんは仏壇の供物を代えようとしていたのだが、 扉を開けるのをためらい、何度も逡巡しているようだった。 そして意を決して中を覗き込み、 「ああ、やっぱり・・・」と言って悄然とし、その気の落とし方は尋常ではなかった。 息子は気になって眠れず、ついにその晩問いただした。 おばあさんは目を泳がせ知らないと白をきっていたが、息子の真剣さにほだされついに語りだした。 話によると、ここ最近仏壇を開けると、位牌がそっぽ向いているという。 最初は気付かなかったが、位牌が日に日に斜めになっていくので、恐ろしくて眠れないというのだ。 しかも、朝になるたびにきちんと前を向けた位牌が、翌朝になるとまた斜めになっている。 「おじいさんに、罰をあてられるようなことしたんかな。 でも、どなに拝んで供物を代えてもおさまらん。 今に完全に裏むいたら、あたしゃ死ぬんじゃろう」 そう言って泣くおばあさんに、息子はそんな馬鹿なと思ったが、 翌朝確かめると、やはり位牌が斜めになっていた。 「おかあさん、こりゃ本当の祟りかもしれんけん。祓ってもらわにゃいかんぞね」 息子はそう言ってお祓いさせようとしたが、 「おじいさんがお迎えにくるんじゃしょうがないけん。祓ったらかわいそうじゃ」 と言ってきかない。 とうとう諦めて帰ったら、結局とり殺されてしまった。 「きっと位牌が完全に裏向いてもうたんやな」 と言って息子は悔やんでいたという。 それを聞いたおじいさんの古い友達が、そりゃおかしい、信じられんと言い出した。 ものすごく仲の良い夫婦で、妻をとり殺すなんてことするはずがない、と言ってきかない。 どうしても一度確かめさせてくれと言って、おばあさんの死んだ部屋に一人で泊り込んでしまった。 と言ったものの、さすがに気味悪く寝付かれなかったが、うとうとと眠り込んでしまい気がつくと朝。 はっと仏壇を開けると、位牌は見事に裏返しになっていた。 背筋がぞっとしたが、 無二の親友だった俺すら殺そうとするのか、どうせ老い先短い命、こうなったら何がなんでも正体つきとめる。 と決心し、ようし今夜は一睡もするものかと気をはって起きていた。 真夜中3時ごろ、カタカタと仏壇の中から音がする。 ぎょっとして、しかし勇気を振り絞って扉を開けてみた。 カタカタ・・・ カタカタ・・・ 位牌がじりじりと動いているではないか! 恐ろしささに心臓が止まりそうになったが、気を落ち着けてじっと動く位牌を見ていた男は、妙なことに気付いた。 仏壇全体が微振動しているようなのだ。 「こりゃいったい?」 仏壇は台の上に載せて、ぴったりと壁にくっつけて置かれている。 もしや。 男は仏壇を壁から離した。 その途端、位牌はぴたりと動かなくなった。 「この壁の向こうになんかあるぞ」 台と仏壇を除け壁に耳を当てると、ごぉーという音がして壁が震えている。 水を上げている音だった。 このマンションでは深夜、屋上まで水を汲み上げていた。 配管がちょうど仏壇の後ろの壁だったために、振動によって位牌が動いていたのだ。 不幸なことに、位牌の作りが粗く安定していなかった為、片側に回転していたのだった。 とにかく幽霊の仕業ではないとわかったものの、やりきれない思いであった。 件の仏壇は息子夫妻の家にある。 今のところ位牌が回転することはないそうだ。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった49
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
こどもの頃のこわい話 きみのわるい話 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2026年7月号
本当にあった怖い体験談7: てにくまちゃん。の怖い話 てにくまちゃんの怖い体験談
こわいやさん 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
ちょっと怖い話1 フォロワーさんのひとこと体験談
エロ怖い話
前の話:【ほん怖】恐怖スポット巡り
次の話:【ほん怖】次の日死体で発見されました
怖い話 No.3713
【ほん怖】前の住民が残したモノ
1374
27
1
中編4分
怖い話 No.3674
【ほん怖】埋め立てられた井戸
1384
17
短編1分
怖い話 No.19865
【ほん怖】何かいる家
1219
29
怖い話 No.3051
【ほん怖】数十年来の悪友が不慮の事故で亡くなった
1293
26
怖い話 No.3473
【ほん怖】人を呪わば・・・
1794
40
短編2分
怖い話 No.3581
【ほん怖】結婚出来ない女
1701
37
怖い話 No.3232
【ほん怖】小さな町工場
1834
33
怖い話 No.10612
【ほん怖】黒い背広を着た背の高い男
朗読 OCCULT HITORI 怪談朗読ラジオ オカルトヒトリ
1258
61
怖い話 No.10892
【ほん怖】ピエロの人形
1775
36
怖い話 No.21688
【ほん怖】盗まれた財布
1781
5
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
現在地がわからない
墓地横の近道
前を歩いてた登山者
大きな病院で働いていた頃
葬式が終わってひと段落ついたとき
弟はチンピラだった
変なおばさん
チラチラピンク
ここにいる理由