怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
家の記憶
お気に入り
1979
32
0
短編2分
コピー
「家の記憶」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
数年前に実家で、 甥っ子や姪っ子達とトトロ観てた。 「そういや、うちも昔はこんなお風呂だったよねぇ」 と俺。 家族全員が何故かきょとんとした顔。 「ほら、まん丸い五右衛門風呂でさ、スノコみたいなの踏んで入るの、覚えてない?」 「兄ちゃん、どこでそんなお風呂入ったの?」 と不思議そうな妹。 両親も似た様な表情で俺を眺めている。 「何を言ってるんだお前は?」 「いやいやいや、この家昔はすげーボロ家だったじゃん」 じれったくなった俺は、 その辺にあったチラシの裏に、間取りをスラスラ描く。 「ここが凄い狭い廊下で、その先が土間になってて、 土間のすぐ横が風呂場で…」 「ちょっと待て」 「?」 父親が描きかけの空白部分を指差して言った。 「ここには何があった?」 「えーと…井戸があって、ポンプが1日中ウンウン言ってた」 俺は井戸の印に丸を描いて、 そこからパイプを家の外に向かって伸ばした。 「なんか、近所に住んでた鯉飼ってる人の家に売ってたとか…あれ?」 そこで奇妙な感覚に陥る。 スラスラ描けるほどハッキリ覚えていた記憶が、 描くそばからほろほろとあやふやになって行く。 「それ誰に聞いた?」 「誰って、爺ちゃん…あっ!」 祖父は自分が生まれる前に他界していた。 「確かに昔は五右衛門風呂だったし、井戸の水を近所に送ってた。 だけど、お前が生まれた年に建て替えたんだぞ?」 「え?あれ?」 すっかり描き上がった古い平屋の見取り図は、もう知らない家になっていた。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった32
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
フォロワーさんの本当にあった怖い話
「超」怖い話 辰 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2025年5月号
実際にあった怖い話 2025年3月号
本当にあった笑える話 みんなの怖い話2024→2025冬
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
前の話:【ほん怖】真っ黒なにゃんこ
次の話:【ほん怖】行きつけのコンビニ
怖い話 No.21665
【ほん怖】水に愛されている
914
20
短編1分
怖い話 No.3492
【ほん怖】同窓会の写真
1046
中編3分
怖い話 No.10762
【ほん怖】首狩地蔵
1948
53
怖い話 No.3540
【ほん怖】着物のお兄さん
1876
49
中編4分
怖い話 No.3031
【ほん怖】会社の前で交通事故があった
1517
50
1
怖い話 No.20526
【ほん怖】巻き戻しの感覚がたびたび起こる
1453
57
怖い話 No.21689
【ほん怖】草刈の現場
1038
14
怖い話 No.21592
【ほん怖】地下鉄工事
1066
怖い話 No.3103
【ほん怖】行きつけのバー
1494
25
怖い話 No.11686
【ほん怖】親父が肝硬変で他界した時
2023
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
母が精神の方で入院するかもしれない
狩られる6人
精神科医の伯父
必死に助けを求めている
戦争中に沈没した潜水艦
とある集落の依頼
姉あての電話