怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
暗い田んぼ
お気に入り
1187
45
0
短編2分
コピー
「暗い田んぼ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
親戚みんなから気味悪がられてる孤独な人(以下Aさん)がいて、 俺は中学生の時分そのAさんが好きで、 よくAさんの家に遊びにいってた。 (正直今も結構好き) そんなAさんがある日話してくれた、 Aさんが子供のときの話。 田舎の学校って、教材費とか設備費のために イナゴの佃煮を売るんだけど、 そのイナゴを生徒に集めさせるんだよ。 それで、Aさんは鈍い子だったから、 期限ギリギリまで集めてもノルマを達成できなかった。 学校はもういいって許してくれたんだけれど、 Aさんの親父がそれを聞いて、 「学校にもうしわけない。だから集めて来い」 と、Aさんを外に放り出した。 ひどい話で、Aさんはもう涙ぼろぼろ流しながら、 暗い田んぼでイナゴを集めていたらしい。 そしたら、遠くのほうに明かりがぼうっとついた。 しかし、明かりのついたあたりは田んぼばかりで、 さらに先の方は森になっていて、人は住んでいない。 それで不思議に思って、 その明かりの方向を見てみると、何かが燃えてるわけだ。 結構大きな火で、 最初は誰かが焚き火をしているものだと思っていたんだけれど、 その火の色が少し変だった。 赤になったり緑になったりするんだ。 おかしいなあとは思ったらしいが、怖くはなかったそうだ。 むしろ綺麗に思ったらしく、ずっと見ていた。 それでずっと見ていると、いきなり後ろがまぶしくなった。 Aさんの母がAさんを探してやってきたんだ。 Aさんの母は怖い顔をして、 「いつまで、集めてるんだ!」 とAさんに怒鳴った。 「だって」 と火の方を指差しても、Aさんの母は 「ただの焚き火だ」 という。 Aさんが家に戻ったときは、午後九時を過ぎていた。 家を追い出されたのは午後七時で、 火を見つけたのはすぐだと言うから、もう二時間もたっていたわけだ。 次の朝。その場所で人だかりが起きていた。 警察もいて、まあ、この手の話を聞いたことがあるなら だいたい予測がつくだろうけど、 燃えていたのは人だったんだな。 その話を聞いて、「気味悪いね」って俺が言ったら、 Aさんは、「でも綺麗だったんだよ」って。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった45
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
サユリ 完全版 (バーズコミックス スペシャル)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
変な家: 1 (HOWLコミックス)
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
小松左京の怖いはなし ホラーコミック短編集
前の話:【ほん怖】不幸の前に現われる
次の話:【ほん怖】井戸の埋め立て
怖い話 No.19993
【ほん怖】幽霊マンション、ヤクザマンション
2532
40
1
中編3分
怖い話 No.3134
【ほん怖】トトロ級の田舎
2110
59
怖い話 No.11040
【ほん怖】スーパーに行った帰り道
1026
41
怖い話 No.10720
【ほん怖】寝苦しい時は窓を開けて寝てる
1178
46
短編1分
怖い話 No.11422
【ほん怖】姑に呪われた
1867
35
怖い話 No.3037
【ほん怖】薬が合うか調べる
1063
32
怖い話 No.3040
【ほん怖】眠っていたおじさん
1893
42
怖い話 No.3701
【ほん怖】祖母は八人姉妹だった
1304
23
怖い話 No.3381
【ほん怖】クラスメイトの家
1228
怖い話 No.3621
【ほん怖】七不思議探検
1339
39
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
熊に怯えていた
えいやこらさ
忍者ごっこ禁止令
気持ち悪い人形
ゴッホ効果
カルト集団への取材
異物混入