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• おいしい話とは

  実際にあった怖い話 2025年11月号

• ついこないだネットで知り合った友人たちと、オフ会をすることになった。
  
  「A」は社会人で、かなりの金持ちらしい。
  
  これは奢り期待できそうだ…
  
  「B」は高校生で私より一つ年上の男性らしい。
  
  「C」は私の親友。ずっといっしょにいる。
  
  こんなメンバーでオフ会をすることになった。
  
  そしてオフ会当日。
  
  私は待ち合わせの5分前に待ち合わせ場所についた。
  
  Aさんは時間きっちりに高級車に乗って現れた。
  
  Bくんは少し遅れて来た。
  
  Cは私と一緒に五分前に来た。
  
  「さぁ、行こうか。うちでご馳走するよ」
  
  Aさんが切り出し、Aさんの車に乗ってAさん宅に向かった。
  
  Aさん宅は、かなりの豪邸だった。
  
  そして、ご飯を食べて談笑しているとAさんが
  
  「ゲームをしないか？私に勝ったらお金をあげよう。君たちはおいしいんじゃないか？」
  
  単純なBくんは
  
  「やるやる！どんなゲームなんだ？」
  
  と乗り気。
  
  Cも私も、面白そうなのでやることにした。
  
  別室でそのゲームは始まった。
  
  最初はただの大富豪として始まった。
  
  しかし、最初の大貧民となったBくんは別室に連れて行かれた。
  
  このゲームは、大貧民は退場させられるらしい。
  
  次に、Cが大貧民となり、連れて行かれた。
  
  私とAさんだけの勝負となった。
  
  この勝負の最中、隣の部屋から料理をする音が聞こえた。
  
  音からして、肉料理かな？
  
  匂いも嗅いだことないし、きっと高級料理なんだろうな…ジュルリ
  
  とか考えてたら、いつの間にか負けていた。
  
  隣の部屋に連れて行かれて、私はすべてを悟り、絶叫した。
  
  
  

  おいしい話の解説
  
  
  大富豪で勝てばお金をもらえるが、
  負けてしまうと別室で料理され、食べられてしまう。
  
  そういうゲームだった。
  
  『君たちはおいしいんじゃないか？』
  
  この言葉は
  「ゲームに勝ったらお金をもらえるなんておいしいよね？」
  という意味ではなく、文字通り
  『君たちは美味しいんじゃないか？』
  と食べることを意味していた。
  
  
  確実に食べるために
  何かしらイカサマをしているだろう。
  
  一人でも帰してしまったら
  人を食べていることがバレてしまいかねないのだから。
  
  まぁ、大富豪で勝とうが、
  イカサマを見破ろうが、
  家に入った時点で、
  無理矢理にでも食べられてしまいそうだが。
  
  
  気になるのは
  Aさんは一人で食したのかどうか。
  
  3人分は結構な量だと思うんだけどなぁ…。11:55

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• コメント

• 1：

  名無し

  2022/09/19(月) 09:54:14

  １１：５５？

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