怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
死の救出ゲーム
お気に入り
1572
34
0
2
中編4分
コピー
「死の救出ゲーム」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
ある少年が何者かに監禁された。 部屋は電話ボックス程の広さしかなく、四方の壁の内のひとつに扉が設置してあるだけの部屋だ。 扉は完全にロックされており、その扉の側に小さい液晶テレビと懐中電灯が掛けてある。 「ど、何処だよ……ここは?」 見慣れぬ狭い空間に少年は戸惑いを見せる。 ブゥーン 突然液晶テレビの画面に、とある映像が映し出された。 「な、なんだよ……これ……」 映像を見た少年は唖然とした。 液晶テレビに映し出された映像は、椅子に座った状態で手足を縛られている見知らぬ少女の姿だった。 その少女は布で目隠しをされており、とても怯えているようでカタカタと震えている。 ブチン!! 液晶テレビの映像は10秒程で突然に消えた。 「あの女の子も俺みたいに誘拐されたのか?一体誰が何のために――うわぁ!?」 突然、少年の目の前の壁に文字が浮かび上がり、少年は驚いた声を出した。 壁にはこう表示されている。 今からお前にはゲームをやって貰う。 ~ルール~ [成功条件]ボタンをひとつも押さずに少女の居る部屋に入る [失敗条件]ボタンを押す [成功した場合]あなたと少女を自宅へ転送してあげます [失敗した場合]ボタンを押した瞬間少女は死亡 あなたは部屋から一生出れません 以上 ガチャン!! 少年が壁の文字を読み終わると、突然扉のロックが外れる音がした。 「……未だに状況はわからねえが、あの女の子だけでも助けねぇと」 少年は覚悟を決めると、ロックの外れた扉を開けた。 ガチャ、ギィィィ 扉を開けた先は、床に赤い色のボタンが足の踏み場もないほどに埋め尽くされた部屋だった。 また扉を開けた少年の前には、10m程の長い平均台があり、その平均台の先は[少女が居る部屋]と表示されている扉がある。 「なるほど、この平均台を一度も踏み外さずに向こうの扉を目指さねぇといけないのか」 少年は、念のために扉の側に掛けられている懐中電灯を手にすると呼吸を整えた。 「……よし!行くか!!」 少年は覚悟を決めると、平均台に乗った。 カチン!! 少年が平均台に乗った瞬間、急に全ての電気が切れ、瞬く間に部屋は暗黒の世界になった。 「うわぁ!?」 あまりの事態に少年は驚きの声をあげた。 「そ、そうだ!!懐中電灯を」 少年は懐中電灯を持っている事に気付くと、慌てた様子で懐中電灯のスイッチをONにした。 「ふぅ………よし!少し光量は少ないけどこれで足元が見えるぞ!!」 電池残量は残り少ないみたいだが、足下は十分に見える。 しかし、不安定な足場と[一度も落ちてはいけない]という緊張感が少年を襲う。 「待ってろよ、今助けてやるからな!!」 それでも少年は、液晶テレビに映っていた少女を助けるために進み続ける。 「っっとぉ!!!」 懐中電灯の明かりが一瞬だけだが消えてしまい、少年は危うく足を踏み外そうになったがなんとか持ちこたえた。 恐らく、電池が切れかけているのだろう。 その証拠に、少しずつ光量が小さくなってきているのがわかる。 少女が居る扉までおよそ3m。 「……よし!」 少年は腹をくくると、早足で平均台を渡ると急いで扉を開けた。 ガチャリ、バタン 少女が居る部屋の中へと飛び込むように入った少年は、もう電池がほとんど残っていない懐中電灯で周りを確認する。 部屋の周りにはボタンらしき物は見当たらない。 そして部屋の真ん中には、液晶の画面に映っていた少女が縛られた状態で座っていた。 「おお!!待っててくれ、いま縛られた手足をほどいてやるからな」 少年は、もうほとんど電池残量が少ない懐中電灯のわずかな明かりをたよりに少女の元へと駆け寄った。 「もう大丈夫だからな、安心してくれ」 少年は消えかけの光で、そっと少女の顔を照らすと……………… 少女の額には大きな風穴が開いていた。 「………え?」 状況が把握出来て無い少年の声と同時に、懐中電灯の電池は完全に切れてしまった。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった34
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
サユリ 完全版 (バーズコミックス スペシャル)
憑きそい (扶桑社コミックス)
禍話 弐 SNSで伝播する令和怪談
N 1 (電撃コミックスNEXT)
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
僕が死ぬだけの百物語(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
長いよ
名無し
つまらん
前の話:【意味怖】毎晩のように何人もの人が刃物で切り付けられている
次の話:【意味怖】峠
怖い話 No.19531
【意味怖】希望を与えた
2268
33
短編1分
怖い話 No.16098
【意味怖】地獄電話
1558
37
怖い話 No.6434
【意味怖】凄い勢いで駆け抜けた子供
1852
46
3
怖い話 No.16782
【意味怖】ホクロみたいなのが2つ出来てんだよ
2370
67
怖い話 No.6945
【意味怖】証拠保管庫のメモ
2168
48
1
短編2分
怖い話 No.6635
【意味怖】おばあちゃんと
2681
43
怖い話 No.20840
【意味怖】はんぶんこ
2288
52
怖い話 No.16237
【意味怖】晴れるかな
2083
38
怖い話 No.6303
【意味怖】未来の予言
2682
怖い話 No.6306
【意味怖】子供の頃
6725
123
4
6
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着意味怖
ウェイトレス
麻酔
テープレコーダー
ポストの手紙
サンタクロースに会ってしまった
真由美ちゃん
スナッフビデオ
本当にごめんな
こいに落ちる音
愛人
奥が鏡張りになっているエレベーター
B君
新着コメント
ジャガイモ
お肉
あれがおじいちゃん?
PCメール
ラーメン屋
タツノオトシゴ
6月2日あさおきたらどうぶつえんにいました
家出