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戦争物の芝居
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私が高校時代の話です。私の高校は演劇部がすごく有名でした。成り行きで私も演劇部に入っていたのですが、扱う作品のレベルが高いだけに練習量も半端なく、相当きつい毎日でした。私が三年の時、四年前に上演した戦争の芝居を再び上演することなりました。話の内容はひめゆり部隊の話で、高校生が扱うにはかなり重い作品なので、練習量はさらに増していきました。学校夜遅くまで残ることはもちろん、学校に泊まることもざらでした。戦争物の芝居をしてるってだけで、段々やばい雰囲気になっていくんですよ。 まして夜の学校は暗くて静かで。霊感のない私でもアソコはやばいなと察することができるほどで、ナニカがそこにいるのは確かでした。でも稽古に追われていくうちに、幽霊にいちいちびびってる状況じゃなくなっていくんです。だけど、ある一年生の様子が明らかにおかしいんですよ。ただでさえ細いその子がどんどん痩せてやつれていくの。幽霊か?やばいなぁと思いつつ、指摘しようにも講演前に余計な事で不安にしたくなかったので、卒業した霊感の強い先輩に相談することにしました。すると、四年前に上演した同じ芝居でも同じ症状になった人がいたと言うのです。それはなんと一年生の子と同じ役柄の人で、一年生の子の実姉でした。先輩曰く、姉もみるみる痩せ細って158センチ38キロにまで落ちたらしく、その姉の背中には、防空頭巾をかぶった赤ん坊がのっかっていたそうです。講演が終わって、当時の姉にその事を告げると、なんで教えてくれなかったのかと怒られたそうです。しかしその赤ん坊は眼球がなかったらしく、恐ろしくて言えなかったと言い、なんとか許してもらったそうな。結局、講演が終わったらきっと元に戻るだろうからほっとこうということで解決。やつれて辛そうだったけど、四年越しの講演も無事成功したら元の姿に戻ったらしく安心しました。後日、その一年生とその件について語ることがありました。すると、その一年生は霊の存在に気づいていたそうです。なんで?と聞くと、「クラスの子が教えてくれたんです。『あんた背中に霊しょってるよ。赤ん坊。目がなくて怖い』って言われました」正直ぞっとしました。四年前に姉にとりついた赤ん坊が、四年後にその妹にとりつくなんて。優しそうな姉妹の背中にすがりついてた赤ん坊の姿を想像すると、なんだか怖いというより切ないですね。
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