怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
天狗が住んでいる
お気に入り
939
36
0
中編3分
コピー
「天狗が住んでいる」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
友人から聞いた話です。彼の実家の近くに、天狗が住んでいると言われている山と神社があります。その山は今でも修験道とか山伏のような格好をした人が、修行をしにくる事がたまにあるそうです。年に一度、その神社では祭りがあり、祭りの日には天狗が山の隠れ家から出てきて神社に泊まっていく、という言い伝えがあります。毎年、彼は青年団として祭りを手伝っていて、その年も祭りの準備をしていました。 そのお祭りは宵の口から始まって、終わるのは夜中という祭りなので、準備は昼過ぎから始まりました。その日は朝から曇り空で、下手をすれば雨になるかもという様な天気だったので、彼は祭りの準備をしながら空ばかりみていました。休憩の時、空を見上げた拍子に山の頂上が目に入りました。その山の頂上は岩がむき出しで、人がいると見ただけで分かるそうです。その山頂に誰かが立っていて、空に向かい扇子のようなもので扇いでいました。近くにいた人に「あれ、何やってるんですかね?」と指差しても、「あん?何もねえじゃねえか」と言われ、「おかしいなあ」と思いつつも作業に戻りました。準備も終わり、解散になったとき山を見上げると、まだ誰かが空を扇いでいました。「一体、何してるんだろ?」と気になった彼は、その人影をずっと見ていたそうです。何本かタバコを吸って、いい加減飽きたなあと思い、帰ろうと回れ右をしたところ、「これで大丈夫」と声が聞こえたような気がしました。辺りを見回しても誰もおらず、山を見上げても人影もいません。とりあえず帰路につき、道々で空を見ると、雲が薄くなり少しばかり晴れ間が覗いていました。その年の祭りは天気もよく、盛況だったそうです。祭りの最中、一服したくなった彼は本殿の裏に回り、一服していると、「どうじゃ、凄いじゃろう?」と上から聞こえた気がしました。見上げると、赤い顔に長い鼻、山伏の装束のそのままの天狗が、本殿の屋根に座っていたそうです。彼が一瞬、瞬きをすると、既にいなくなっていたそうです。「やっぱり、天狗っているんだよ」そういって彼は話しながら興奮していました。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった36
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
サユリ 完全版 (バーズコミックス スペシャル)
N 1 (電撃コミックスNEXT)
変な家: 1 (HOWLコミックス)
僕が死ぬだけの百物語(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
前の話:【じわ怖】公園でギターの練習
次の話:【じわ怖】裏山の川
怖い話 No.21881
【じわ怖】タイで観たドキュメンタリー番組
1559
34
1
短編2分
怖い話 No.5452
【じわ怖】小さな家
921
短編1分
怖い話 No.4826
【じわ怖】牛乳パック
1383
35
怖い話 No.3990
【じわ怖】清掃ボランティア
1315
33
怖い話 No.13273
【じわ怖】団栗
884
40
怖い話 No.5345
【じわ怖】峠で霊が憑いた
1708
29
怖い話 No.15417
【じわ怖】仕事用の車
1087
20
中編4分
怖い話 No.5825
【じわ怖】よく当たるという評判の占い師
1562
28
怖い話 No.18859
【じわ怖】神使
1494
42
2
怖い話 No.15386
【じわ怖】コンビニのバイト仲間
1073
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい
蛆が落ちてくる
寂しい岩場道