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悪の十字架

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  「超」怖い話　怪仏 (竹書房怪談文庫)

• 地元に大きなデパートができた。
  地元が田舎なので私はつい興奮して朝早くに車で向かう事にした。
  だが、デパートはまだ暗く周りに人気もない。
  なんだろうこの感じ…
  少し気味が悪い。
  「…!?」
  ふと横を見ると、小さな声でブツブツ言っているおばあさんがいた。
  十字架のネックレスをしている…
  「(キリスト教のお祈りみたいなものかな)」
  こちらを見ながらおばあさんは…
  「あくのじゅうじか」
  早く来過ぎた…

  悪の十字架の解説
  
  
  『あくのじゅうじか』
  は
  「開くの十時か」
  と言っている。
  だから語り手は
  『早く来過ぎた…』
  と。
  一体何時に着いたのだろうか…
  でも、気味が悪いと言っているくらいだし、
  人によっては
  『あくのじゅうじか』
  という言葉に反応してしまう人もいそう。
  怖いとか気味が悪いと思っていると、
  ちょっとしたことでも
  怖い方で考え、その状況をイメージしてしまう人の頭が恐ろしいものである…

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• コメント

• 1：

  通学路

  2021/10/16(土) 16:26:22

  『意味がわかると怖い話』というよりは『世にも恐ろしい小話』といったところでしょうかね。

  2：

  名無し

  2022/01/01(土) 15:05:34

  猫のおんねん
  きょうふの味噌汁
  ゆでたまご

  3：

  にゃんこ☆パラダイス

  2022/02/05(土) 15:03:37

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