怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
山頂の剣
お気に入り
1278
27
0
1
短編2分
コピー
「山頂の剣」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
どこの地方の山にも伝説のような話は残っていて、 その中にたまに聞く話で、 山頂の剣、みたいなのがある。 ある山歩きの好きな知人が、 東北のそんなに有名でもない山で、 初夏の頃に登山に出かけた。 地元の登山家にルートを聞き、 地図とコンパスを手に半日ほどの行程だった。 仲間二人と登山道をたどって山頂を目指した。 山頂に着くと、ルートマップに無い獣道を見つけた。 知らない山で迷うのも嫌なので無視しようと思っていると、 木々の間から立て札のようなものが見えた。 文字はすでにかすれて読めないが、 その先に何かあるようだった。 好奇心から少し入っていくと、 見晴らしになっていてそこには大きな岩があった。 注連縄に柵、 あぁ、何か祭ってあるんだなと思って回り込んでみると、 その岩の上に横たわる人影。 初夏だというのに冬山装備で岩の下を覗き込むようにしている。 声をかけてみた。 「何かあるんですか?」 答えない。 近づいてみるとすでに白骨化している。 それを見て全員が思わず息を呑んだ。 遭難者は珍しくなかったが彼等を驚かせたのは、 その遺体の背中には錆びた鉄剣が突き立っていた。 急いで麓の警察に連絡。 じきに大勢の人が上ってきて現場は騒然としていた。 「あぁ、殺人事件に巻き込まれるとは…」 そう思っていると少し様子が違った。 地元の人々が、 「またか」 というような事を話している。 身に着けていた服を切り裂いて白骨体をその岩から下ろすと、 さっきは気づかなかったが、 足元に倒れていた立て札を誰かが立て直している。 「また馬鹿が触りにいったんだな」 そうつぶやくと岩を拝んで立ち去った。 立て札に目をやるとこう書かれていた。 『鬼の首落とし。立入禁止。触るな。』 いつの頃に立てられたものかは分からないが、 すでに数百年は経っているという大きな鉄剣はその昔、 この山を荒らしていた鬼の首をはねたものだという。 抜けない、切れない鉄剣。 数年に一人は犠牲者が出るという。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった27
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
フォロワーさんの本当にあった怖い話
「超」怖い話 辰 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2025年5月号
実際にあった怖い話 2025年3月号
本当にあった笑える話 みんなの怖い話2024→2025冬
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
名無し
見てみたいね
前の話:【ほん怖】仲間たちと星を見に山に登った
次の話:【ほん怖】エンジンがかからない
怖い話 No.21731
【ほん怖】古びたフランス人形
1783
41
怖い話 No.3328
【ほん怖】おっさんから婆ちゃんへのラブレター
1738
39
怖い話 No.10830
【ほん怖】簡単なQ&A
1620
43
怖い話 No.3106
【ほん怖】街道沿いにある廃病院
1764
30
長編7分
怖い話 No.21605
【ほん怖】10年ぶりのクラス会
1467
32
2
怖い話 No.2989
【ほん怖】トイレに一人で行くのを怖がっていた
895
28
怖い話 No.3274
【ほん怖】彼女をタクシー乗り場まで送った
1852
37
短編1分
怖い話 No.11450
【ほん怖】奇妙な杉
953
26
怖い話 No.10847
【ほん怖】旧日本軍への興味
1650
33
怖い話 No.21594
【ほん怖】事故を目撃
1327
22
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
母が精神の方で入院するかもしれない
狩られる6人
精神科医の伯父
必死に助けを求めている
戦争中に沈没した潜水艦
とある集落の依頼
姉あての電話