幼女と遊んだ

朗読動画を投稿する▼

「幼女と遊んだ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

※YouTubeのURL必須

例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

開始時間

00時間00分00秒

再生開始の時間を指定する場合は入力してください

投稿する

土日になるとよく近所の公園に行く。

住宅地のど真ん中にある、
鉄棒とブランコと砂場しかないちっちゃい公園。

子供が遊んでることは滅多にない。
と言うか見たことない。

まあ、だから行くんだけどね。
すごい静かだから。

公園の端っこには大きめの桜の木が2本植わってて、
それぞれの木の下にベンチが１つずつ設置されている。

そこに座って、
缶コーヒー飲みつつタバコ吸いつつ、
だらだら読書するのが俺の目的だった。

その日も桜の木の下で文庫本を読んでいると、
いつの間にか７～８歳くらい女の子が二人目の前に立っていた。

二人とも同じピンク色のストンとしたワンピースを着て、
髪も同じくらいの長さのロングで、同じ顔だった

双子かーと妙な感動を覚えつつ見ていると、
「こんにちわ！」
と声をそろえて元気よく挨拶してきた。

俺も
「こんにちわ」
と答える。
幼女大好きなので、すごい顔緩んでました。ごめんなさい。

「おじちゃん、よく来るね」
と一人が言う。
すぐにもう一人が
「ここ好き？」
と聞いてくる。

静かだから好きだよ、と答えると、
二人は顔を見合わせて
「おーっ！」
と言った。
なんか喜んでる。

そして、
「わたしも好きだよ！」
「好き！」
と言って、二人でぴょんぴょんする。

それからは質問攻め。

「本読んでるの？」
「なんでタバコ吸うの？」
「コーヒー飲んでいい？」

流れで、
「おじちゃん、何歳？」
と聞かれたので、
「おじちゃんは3x歳」
と正直に答える。

もう一人が
「わかいねー！」
と言う。

いや、三十路で若いは無いだろうと突っ込んだら、

「わたしはお姉ちゃんだから、おじちゃんは若いの！」
と言い張る。

「わたしの方がお姉ちゃんなの！」
と、歳を聞いてきた子が反論する。

二人であーだこーだと議論しつつ、
ひとりがベンチを踏み台にして、
なぜか俺の背中に乗る。

「何してんの」
と聞くと、
「おんぶ」
と当然のように答えた。

よく理解できないが、
さっきの議論の流れのなかで俺におんぶされることが決まったらしい。

すると、もう一人が
「ずるい」
と言い出したので、抱っこしてみた。
とりあえず幼女は満足する。

しかし、幼女サンドは危険すぎる。
ご近所の人に見られたら通報されかねないレベル。

でも、なんか幼女たちが楽しそうなので、
降りなさいとも言いにくい。

子供と遊ぶお父さんの体でいればまあ大丈夫かと考えて、
いきなりベンチから立ち上がり、

「おんぶダーッシュ！」
と叫んでから公園内をダッシュで一周。

息が切れる。
でも幼女たち大喜び。

「おんぶ、気持ちいいね！」

「気持ちいいの？」

「うん」
「次、わたしおんぶ！」

俺をはさんで二人で勝手に交渉。

で、おんぶと抱っこを交代したら、
俺はまたダッシュ。

日頃の不摂生が祟って息切れ半端ないが、
「ほんとだ。気持ちいいね！」
「うん、気持ちいいよね！」
とキャッキャする幼女。

こんなに喜ばれると、つい調子に乗ってしまう。
で、さらに２～３回ダッシュ。

もう無理です、体力的に限界です。

降参すると、幼女二人は声をそろえて
「えー」
と抗議。

でも、素直に降りる幼女たち。
俺、ホッとする。

さすがに疲れたので、
「そろそろ帰るよ」
と告げると、
幼女二人揃って(´・ω・`)な顔になった。

ひとりが、
「ずっと、ここにいたらいいのに」
とつぶやく。
もうひとりが
「だめ」
とたしなめる。

「天気よかったら、また来週来るけど」
と言うと、(・∀・)

「その時、またおんぶダッシュしようか」
と言うと、(´・ω・`)

けど、すぐに(・∀・)となって、
「おんぶダッシュー」
「またねー」
と言いながら手を振る。

ちょっと名残惜しさを感じながら公園を出る。

バイバーイと声を掛けられたので振り向く。

幼女たちがいない。
なんか、こつ然と消えた感じ。

妙な感じはしたけど、深く考えずに帰宅。

嫁に起こったことを話すと、
「ひとりで幼女と遊んでずるい。なぜ自分も呼ばないの」
と怒られた。

で、嫁は言う。

「その幼女たちは、桜の木の神様だったのかもしれないね。
今日、たまたま幼女の姿になれる日だったから、
あんたに遊んでもらうことができたけど、
次に会う時は幼女になれないから、
それでしょんぼりしてたんじゃないかな」

次の週の土曜日、
今度は嫁と一緒に公園へ行った。
嫁の予想通り幼女たちはいなかった。

一応、桜の木の根元にお菓子をお供えして手を合わせる。

俺が
「ほんとに神様だったのかな……」
と言うと、
嫁「ロリコンこじらせて幻見たのかもな」

ありそうだから怖い。

なんか、いろいろ台無しだったけど、不思議な体験だった。

怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

▶幽霊が近くにいるか分かる

1人が登録しています

お気に入り

感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

この話は怖かったですか？

怖かった39

次はこちらの話なんていかがですか

※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

怖い話セレクション

【怖い本】ホラー漫画短編集１怖い話ショートショート怪談: 奇妙な物語ホラー短編集ショートショート怖い話 Amazon
【ほん怖】友人が大切にしていた人形短編2分
【ほん怖】流産の可能性が高い短編2分
【ほん怖】源流釣り長編5分
【ほん怖】凄い雨女短編1分
【意味怖】髪が長い少女短編1分
【洒落怖】階段を登って来る音短編2分
【洒落怖】消えた会社の先輩短編2分
【洒落怖】穴場の海水浴場短編2分
【意味怖】痛い痛い！！慰謝料を払ってよ！短編1分
【洒落怖】一生追いかけられる中編4分

ひっそりと話題になってる心霊系の本

コメントはまだ投稿されていません

本文：
半角文字列だけの入力はできません。
名前（省略可）：

前の話：【ほん怖】彼女に振られた理由が俺の浮気らしい

次の話：【ほん怖】窓に映った女

※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

このページの監修者

心霊サイト運営者

全国心霊マップ

ghostmap

プロフィール

Twitter

幼女と遊んだ

ふっかつの呪文

らくばぶぬ　ごんぢじぢ　ずはむれく　ゅづばごょ　
しいべぷや　どぴなぱの　かきわよぁ　ぽぁきげめ　
ゆぽすやゅ　ぞまずぬや　ぼちべゃろ　だめぢてや　
れきつあふ　るほおぬて　うらっざび　ょもばなら　
じおもまぶ　がまもです　じぴむもわ　よゃおはを　
ベィュンマ　ユタリリダ　ナババゾナ　デヤカコウ　
シキリョル　ガダハラホ　ドヒホブモ　ゴキヤサリ　
タィプキゴ　ロペオフョ　マウシァホ　ナスネイデ　
アジゼヘビ　エヮゴャグ　ビコポサツ　ダテイラニ　
ホコガピア　ラヶッロオ　ズゲデドテ　ェナホテテ　

幼女と遊んだの朗読動画

幼女と遊んだとは

コメント

この話を読んだ人はこちらも読んでいます