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友人の娘

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• 友人の娘とは

  心霊刑事楓 (亜空間ファンタジーコミックス)

• 友人の娘はちょっと面白い特技があって、
  3歳ぐらいなのに木になる実を色々知ってる。
  最初は親バカだと思って聞き流していたんだけど、
  ある日一緒に散歩をしてて
  「この木は何ができるの？」って聞くと
  「びわ」とか「みかん」ってなかなか正確に答える。
  意地悪をして実のならない木で
  「これは？」って聞いたら
  「もうすぐ切られちゃう木」って意外な答えを言ったんで
  友人と顔を見合わせて笑ってしまった。
  でも友人が言うには、たまに間違える事もあるようで
  先日、柿の木で「何がなる木？」って聞いたら
  「お母さん」って言ってたらしい

  友人の娘の解説
  
  
  友人の娘は
  『木になる実を色々知ってる』
  わけではなく、
  その木の未来が見えている。
  つまり、
  『柿の木で「何がなる木？」って聞いたら
  「お母さん」って言ってたらしい』
  というのは、
  お母さんが柿の木に首を吊って
  自殺するということ。
  ぶら下がっているから、
  そういうものだと思ったのだろう。
  それにしても、
  「びわってどんな形だっけ？」
  と思って調べてしまったのでした。
  3歳の子供でびわの形知っているのってすごいなー、
  と思ったのですが、考えてみると
  単純に私に知識がないだけか…
  とちょっとへこんでしまったお話。

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