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兄弟三人同じ部屋で寝ていた
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2010
45
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中編3分
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小3くらいの時のこと。 うちは三つ離れた兄と二つ下の妹の三人兄弟で、 その頃は兄弟三人同じ部屋で寝ていた。 ベッドの配置は、 兄用のシングルベッド、 妹と俺用の二段ベッドで、 【兄のベッド】 【二段ベッド】 という横並びの配置。 二段ベッドの振り分けは上が俺で下が妹。 つまり俺の位置からは 寝てる兄が見下ろせるようになってた。 その日も兄弟三人で寝静まった後、 俺は尿意で夜中に目が覚めた。 おそらく深夜2時くらい。 家族も完全に寝ていたし、 怖いからベッドから出れずにどうしようか悩んでいた。 そしたらゆっくりとドアが開いた。 その時の状況を説明しずらいんだけど、 ─ドア───── 【兄ベッド】 壁 窓 【二段ベッド】 ──────── って感じの部屋。 俺の頭はドア側で、 兄貴の頭は逆のドアに足を向ける向き。 なぜか開いたドアのせいで、 薄暗い廊下の突き当たりまで見える。 それがなんとなく怖くて、 俺は二段ベッドの柵まで布団をかけて柵ごしに外を見る、 という防御態勢(布団に潜りつつ柵の隙間から息ができる)に入っていた。 どれくらい時間が経ったかわからないけど、 薄暗い廊下の奥からゆっくり誰かが入ってきた。 しかも二人。 最初はおかんと親父だと思った。 俺らがちゃんと寝ているか様子を見に来たんだと。 でも少し様子が違った。 なぜかその二人は、 寝ている兄貴の上に乗っかったんだ。 乗ったというより、 兄貴の上で浮いていた。 二人とも下半身がなくて。 一人が兄貴の胸の上に浮いてて、 兄貴の顔をじっと眺めてて、 もう一人はそれを斜め後ろから見守ってる。 その二人は兄貴をしばらくジーっと観察した後、 兄貴の胸に電柱の取っ手くらいの釘(?)を打ちこみはじめた。 意味がわからなかった。 とにかく怖くて怖くて動けなかった。 息を殺して音を出さないように、 こっちに来ないようにと祈りながら、 柵越しにそいつらを凝視していた。 そいつらの風貌は、 兄貴の胸の上で釘を打ってるやつが、 白髪で長い髪の男か女かもわからない年寄り、 もう一人がまんまベートーベンみたいな感じ。 後ろで見守ってるベートーベンの頭は俺から近い。 ほんの少し手を伸ばしたら触れそうなくらい近い。 白髪のロンゲは兄貴に釘を打ってる。 『兄貴がやばい。殺されちゃう』 そう思いながらも怖くて本当に動けない。 徐々に限界が来て息が荒くなってきた。 今にして思えば過呼吸状態だったんだと思う。 「ヒュッヒュッヒュッヒュッ」 と呼吸音が出てしまっていた。 そして次の瞬間、 ベートーベンが見上げるようにこちらを見た。 目が合った瞬間、 ぶわっと俺の目線の位置まで浮かび上がってきて、 俺とベートーベンは柵越しに数十㎝の距離で目が合っている。 見開いた目は青く光っていて、 表情はめちゃくちゃ怒っていた。 『次は俺だ…!俺が釘を刺されるんだ…!』 柵越しに相変わらず目が合っている。 ビビリすぎてもっと息が荒くなる。 「ヒュッヒュッヒュッヒュ」 多分、そこで意識を失った。 気がついたら朝になっていて、 兄貴は胸が痛いと言って学校を休んだ。 俺は余計なことを喋ったら あいつらがまた来る気がして何も言わなかった。 今こうして書きながらも若干ガクブルしてる。 マジ怖かった。なんだったんだアレ。
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