怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
立派な二段ベッド
お気に入り
913
29
0
中編3分
コピー
「立派な二段ベッド」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
友人が子供の頃に体験した話。 小学生の頃、家に帰ったら こげ茶色の立派な二段ベッドが 部屋に置かれていた。 親父さんが知り合いから 格安で譲ってもらったらしく、 前からベッドが欲しかった。 友人は大喜びで、 その日から友人が上の段、 友人の姉が下の段で寝ることになった。 ところがその夜、 夜中に寝返りをうって友人は目を覚ました。 寝る前は右側に壁があったのはずなのに、 今は左側にある。 いつの間にか寝ている位置が 左右逆になっていた。 寝ぼけていた友人は、 自分が寝相が悪くベッドの中で 頭と足の位置が入れ替わったのだろう、 と思ってそのまま寝た。 翌朝、起きてみると壁はちゃんと右側にあり、 友人はきちんと布団に入って寝ていた。 友人は不思議な事があるもんだと思ったが、 せっかく買ってもらったベッドなので 両親にはその出来事は話さなかった。 その日の夜、 友人は夜中にトイレに行きたくて目が覚めた。 二段ベッドの梯子を降り、 半分寝ている頭でドアのほうに向かって歩くと、 顔面から壁にぶつかった。 よく見ると、 ドアがあるのは反対方向の壁だった。 どうやらまた寝ている位置が逆になっていたようだったが、 眠かった友人は深く考えず、トイレを済ませてからまた寝た。 翌朝、さすがに2日連続不可解なことが続いたので、 友人は今までの事を両親に話してみた。 案の定、両親は 「気のせいか夢でも見たんだ」 と笑ったが、 下の段に寝ている姉も同じ体験をしたらしく、 青い顔で「本当だよ」と言った。 このベッドで寝ていると、 寝ている位置が夜中に目が覚めたときに変わっていて、 朝に気が付くと元に戻っているらしい。 普段は仲が悪い姉弟も、 この時は結託して両親に訴えてみたが一笑で終わった。 気味が悪い二段ベッド。 使いたくはなかったが 部屋のスペースの問題もあり、 その日もベッドで寝ることになった。 夜中、誰かの泣き声で友人は目が覚めた。 姉の声だ。 階段で下に降りようと思ったが、 どちらに壁があるのか確認するのが怖かった友人は、 頭に布団を被ったままベッドから右側に手を伸ばしてみた。 ・・・壁の感触がある。 安心した反面、 なにか嫌な予感がした友人は、 左側にも手を伸ばしてみた。 ・・・壁の感触がある。 驚いた友人は布団から頭を出して周りを見てみた。 部屋の横方向が ベッドの幅に圧縮されているように、 左右に壁があった。 友人は頭パニックになりながら、 とりあえず足元のほうから ベッドのヘリを使って下に降り、 下の段の姉の布団に飛び込んだ。 姉も顔をグシャグシャにしながら泣いていて、 姉弟は抱き合いながら布団を被って夜を明かした。 翌朝、目が覚めると母親の顔が目の前にあった。 しかもかなり怒ってる。 何を怒っているのかわけもわからず、 友人は姉とベッドから出て 周りを見て目が点になった。 部屋のドアを塞ぐように、 ベッド本体が移動していたのだ。 母親は2人が夜のうちにイタズラをして 移動させたと思ったらしい。 部屋のドアは内開きだったので、 寝ている2人をベッドごと跨ぐ様にして 母親は部屋に入ったとの事だった。 姉弟は泣きながら昨夜の出来事を話した。 初めはイタズラか、 2人で寝ぼけたのかと笑っていた両親だったが、 ベッドを元の位置に戻す段階でおかしい事に気が付いた。 どう考えても小学生の2人が 移動させられるベッドの重さではなかったからだ。 結局、そのベッドは家からは消えた。 親父さんが返品したのか捨てたのかは知らない。 いわく付だったのかもわからない。 友人の家では二段ベッドの話はタブーとなっているので、 未だに真相は闇の中。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった29
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
猫と竜 (3)
俺んちに来た女騎士と田舎暮らしすることになった件 (3)
千年戦争後の魔族たち~エンドロールジャーニー~ (3)
異世界転移したら愛犬が最強になりました ~シルバーフェンリルと俺が異世界暮らしを始めたら~ THE COMIC 1【電子限定もふもふ特典付き】 (ライドコミックス)
ガチャを回して仲間を増やす 最強の美少女軍団を作り上げろ THE COMIC 3 (ライドコミックス)
猫と竜 (2)
前の話:【じわ怖】ちっちゃい私
次の話:【じわ怖】同級生の女の子が真っ青な顔で学校に現れた
怖い話 No.4302
【じわ怖】エビセントリップな嫁
1616
24
短編1分
怖い話 No.12543
【じわ怖】携帯の録音機能
1020
32
怖い話 No.13142
【じわ怖】峠道のバス停
1574
50
短編2分
怖い話 No.4760
【じわ怖】大叔父が憲兵だった
1641
48
怖い話 No.19021
【じわ怖】中国地方の林道
1910
41
1
怖い話 No.5817
【じわ怖】急行銀河が20系客車で運用されてた頃
1777
31
怖い話 No.13041
【じわ怖】白くて大きなもの
1557
怖い話 No.13897
【じわ怖】突然、無性に欲しいモノ
1407
28
怖い話 No.18735
【じわ怖】出待ち
1667
22
怖い話 No.13223
【じわ怖】何故自分がこんな場所にいるのか
1220
37
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい
蛆が落ちてくる
寂しい岩場道