幼虫の影

朗読動画を投稿する▼

「幼虫の影」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

※YouTubeのURL必須

例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

開始時間

00時間00分00秒

再生開始の時間を指定する場合は入力してください

投稿する

小学校の時、家の壁を
大きな幼虫の影が這ってた。

何の幼虫か当時の私には分からなかったが、
幼い頃の私は昆虫が大好きだったので、
あまり気にはしなかった。

その幼虫は影しか見えないにも関わらず、
夜中暗い場所でもはっきり見ることができた。

夜、就寝する時、
いつも添い寝をしてくれていた父によく

「あの幼虫はどこ？」

と聞いた。

父は

「○○（私の名前）を守りに行ってるんだよ」

と私を寝かしつけた。

幼くも理解していたが、
私を守るとはどういうことだろう、
と今さらながら思う。

私は体が弱く、
この世に生まれてから小学校に入るまで、
肺炎や高熱でよく入院することがあった。

気づいた時には家の中は幼虫の影があったが、
それからというもの、
それまでの入院が嘘のように病気をしなくなった。

小学校高学年頃のある日、
下校中に本当に大きい緑の幼虫が
道路に転がっているのを見つけた。

家の壁を這っていた幼虫の影にそっくりだった。

いつもの私なら手掴みで家まで持って帰るのだが、
その大きな幼虫は素手では触ってはいけないような気がした。

しかし、どうしても持って帰りたかった私は、
足で蹴りながら幼虫を家まで運ぼうと考えた。

私は、ゆっくりゆっくり蹴りながら幼虫を転がした。

すると幼虫の色は黒色に変化していった。

死んでしまったのかな？と残念がった私は、
目の異変に気付いた。

目に痛みを感じて涙が止まらなかった。

私は黒ずんでしまった幼虫をそっちのけで家に走った。

家に帰った頃には私の目は腫れ上がり、
見えなくなっていた。

病院には行かず、家にあったお薬を塗って
その日は過ごした。

次の日には腫れは引いたが、
明らかに私の目は視力が低下していた。

その日を機に、家を這っていた幼虫の影はなくなり、
中学校に入るまで、たびたび目の痛みや耳の腫れ等に悩まされた。

今は、あの影は私を守ってくれていた
神様だったのかな、と思っています。

ちょっと地味ですけど、
私の幼少期の不思議な体験でした。

両親は幼虫の影ことを覚えていません。

一緒に話しかけたりもしたのに。

怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

▶幽霊が近くにいるか分かる

お気に入り

感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

この話は怖かったですか？

怖かった19

次はこちらの話なんていかがですか

※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

怖い話セレクション

【怖い本】一生忘れない怖い話の語り方　すぐ話せる「実話怪談」入門 (角川書店単行本) Amazon
【じわ怖】息子から変な手紙短編2分
【じわ怖】ドラえもんの未来長編5分
【じわ怖】始まりはテレビの異常長編10分
【じわ怖】コンビニの自動ドア短編2分
【意味怖】センサーライト短編1分
【意味怖】枕投げ短編1分
【洒落怖】そのもの短編1分
【洒落怖】用水路に落ちる中編4分
【洒落怖】角田の森長編12分
【意味怖】ロボットが持つ記録中編3分

ひっそりと話題になってる心霊系の本

コメントはまだ投稿されていません

本文：
半角文字列だけの入力はできません。
名前（省略可）：

前の話：【じわ怖】物音と人の気配で夜中に目が覚めた

次の話：【じわ怖】クワちゃん

※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

このページの監修者

心霊サイト運営者

全国心霊マップ

ghostmap

プロフィール

Twitter

幼虫の影

ふっかつの呪文

もずるばえ　ぺぺわわゎ　ぉぢるぅは　よっおへう　
ぷぃはぺゃ　ぢれたえべ　ちゅろろり　をせそくへ　
げしべぃわ　どのずゆか　ことをもめ　ぉぬゎぃる　
うおぼねき　るぎっねめ　せかせぺぜ　ぺふづぼみ　
みすぎがざ　ぺぁしぎぞ　ぱさふまべ　すぉぬのぁ　
ヴヴワナガ　ドビボテト　カガカスワ　ゾキヘシレ　
セズチモコ　ッキシヘヲ　モモダトワ　ネニヂコジ　
ヲコレスム　ナサァポヌ　ラシキニル　ドワダエプ　
ヲピヶバイ　デレテゲベ　ヤムトパゴ　レマェヴツ　
ヂニプヨビ　ピズヨルミ　ヮシトメテ　カコョロケ　

幼虫の影の朗読動画

幼虫の影とは

コメント

この話を読んだ人はこちらも読んでいます