怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
友達の様子がおかしくなってきた
お気に入り
1235
32
0
中編4分
コピー
「友達の様子がおかしくなってきた」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
小5の時の話なんだけど、 クラスでとても仲良くしている A子という女の子がいた。 (自分も女) A子はとても明るく、 アニメや漫画が好きで、歌のうまい子だった。 私は引っ込み思案でおとなしかったから、 全然違うタイプだったけど、 何故だかとても気が合う子だった。 A子は健康で学校を休んだことが無く、 いつでも明るくて、 「幽白の幽助が大好き!」 とかヲタな話をよくしていた。 授業中でもハキハキと発言をして、 時にはぼけて周りを笑わせたりする子だった。 私が通っていた小学校は5年6年が同じクラスだったので、 A子と卒業するまで一緒にいられる! と思うととても嬉しかった。 でも、10月に入ったあたりから、 A子は雰囲気?が少しずつ変わり、 だんだんとおとなしくなっていった。 休み時間もボーッとしていることが多く、 周りの友達も 「最近元気無いね」 と少し心配していた。 突然挙動不審になったりKYな発言をしたり、 たまに様子がおかしいと思うこともあった。 私は、自分はA子の親友だと自負していたので、 放課後A子を呼び止めて、 思い切って最近どうかしたのかと聞いてみた。 A子は少し困ったような複雑な顔をして俯いて、 「あのね、私ちゃんにしか言わないよ…」 と小声で言った。 私はとても狼狽えたが、顔には出さないようにして 「誰にも言わないよ!」 となるべくハッキリと言った。 とにかく学校をでて、近くの公園に行く事にした。 公園は小さな子が何人か遊んでいたけど、静かだった。 ベンチに座ってしばらくすると、 A子がポツリポツリと話し始めた。 A子の話は、当時の私が理解の出来るような 簡単な話では無かった。 要約すると、 A子は10月をずっと繰り返していて、 今は5回目の10月である。 31日が終わると、朝起きたら1日に戻っている。 抜け出す方法をずっと考えて色々試してはいるが、 何も変わらない。 少しだけなら起こることを変えられるが、 大きくは変えられない。 …ということだった。 私は驚き過ぎて、しばらく何も言えなかった。 でも、不思議とA子が 嘘をついているとはまったく思わなかった。 私が黙っているとA子が、 「この10月を繰り返す生活から抜け出す協力をして欲しい」 と言ったので、少し怖かったが、 「私に出来ることは何でもするよ」 と言った。 それを聞きA子は、 「信じてくれてありがとう」 と言いながら便箋に真剣に何かを書き、 「明日の朝、教室に来たら読んで!」 と私に渡した。 そこで別れ、渡された手紙を読みたい気持ちをなんとか抑え、 翌日、ドキドキしなかわら学校へ行った。 教室についてから、 弟の靴下を間違って履いてきた事に気付き、 ビックリして思わず靴下を脱いだ。 そしてすぐ思い直して手紙開くと、そこには、 『今日の私ちゃんの服装は、白いブラウス、 私ちゃんのお気に入りの猫のマークのカーディガン、 黒いキュロット、アリのくつした。 このくつしたは弟君のを間違って履いてきて、 それに気付いた私ちゃんは、ビックリして脱いじゃうんだよ! わたし笑っちゃった! 信じてくれてありがとう!私ちゃん大好き!ずっと仲良くしようね! 幽白の続きずっと読めないなんて嫌だし、抜け出したい。頑張るよ!』 と書いてあった。 服装も靴下も完全に当たっていて私は本当にビックリして、 教室を見回してA子を探したけどまだ来ていなかった。 朝の会が始まってもA子は来なかった。 それどころか、私はそれからA子と会う事は無かった。 誰もA子を知らなかった。 どの写真にもうつっていなかった。 当時まだあまり流行っていない頃のプリクラも 一緒に何回も撮ったのに見つからなかった。 大人になってからもたまにA子を思い出し、 微妙な終わり方をした幽白の完全版を買った。 いつかA子にまた会えるんじゃないかと思っているけど、 まだ会えていない。 A子って、本当にいたのかな? 私の夢?妄想? とたまに考えるけど、そんな事は無いはず。 A子はどこに行ってしまったんだろう。 繰り返される小5の10月からは抜け出せたのか。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった32
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
フォロワーさんの本当にあった怖い話 : 2 (アクションコミックス)
本当にあった怖い話: −コマラセラレタ (あん堂)
5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)
「超」怖い話 癸 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2024年9月号
ちょっと怖い話1 フォロワーさんのひとこと体験談
前の話:【じわ怖】見知らぬハゲのおっさん
次の話:【じわ怖】寝言を言ってる人に話しかけてはいけない
怖い話 No.19271
【じわ怖】リカちゃんが
朗読 もいわ君の怖い話・怪談朗読チャンネル
1481
56
1
短編1分
怖い話 No.5240
【じわ怖】渓流釣りの注意
1417
40
怖い話 No.21733
【じわ怖】ステゴザウルス
1343
19
短編2分
怖い話 No.12497
【じわ怖】小学3年生の時に父が亡くなった
1461
36
怖い話 No.3953
【じわ怖】その日は絶対に外出するなっていうんだ
1636
42
怖い話 No.13021
【じわ怖】彼女と登山
1101
12
長編5分
怖い話 No.18614
【じわ怖】病院内の公衆電話
1401
43
怖い話 No.13515
【じわ怖】都市伝説?
1691
47
怖い話 No.12104
【じわ怖】逃げる理由
1407
38
怖い話 No.4378
【じわ怖】実家の井戸
1849
35
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
壁から200本の手が出てくる
山を登ろうとする夢
蝗の大群
取り囲まれた家
時空のお姉さん
遠泳実習
私の娘
知らない方が良いこともある