怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
四国の東部
お気に入り
971
30
0
中編3分
コピー
「四国の東部」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
石じじいの話です。終戦後すこしたってから、彼は初の長距離遠征として四国の東部に石探しの旅に出たそうです。当時は車も所有しておらず、なかなか大変だったということです。石もそれほど多くは運べないので、半分物見湯山の旅だったのです。かなり深い山に入った時に、「変な人物(じじい曰く阿呆」に遭遇したそうです。 じじいが山奥の河原で野営の準備をしていた夕刻、上流から汚らしい格好をしたリュックを背負った小柄な男がやってきました。彼は長いあいだ風呂にもはいっておらず、着物も洗っていないと見えて臭かったと。じじいもたいがいだと思うのですが、じじいは衛生観念のかなり高い人だったので、まめに体を拭いて洗濯していました。その男曰く、「この山には宝がある!」「それを私は探しているのだ!」じじいは当惑しました。熱心にこちらに話してくるその内容が「荒唐無稽」に思えたからです。「昔は、ここが世界の中心だった」「私が宝を見つけたら、世界中の信心(宗教?信仰?)がひっくり返る」「昔、ここらにやってきた平家の落人たちが、宝を見つけて、それを守護することにしたが、世代を経るにしたがって、その目的が忘れさられて、歴史のなかに埋もれてしまった」などなど。じじい曰く「難しい、信じれん話で、よう覚えておらんわい」「わしは、それより、気が気やなかったで。頭のおかしい人に夕方、山のなかで会うてみなや。こわいで」じじいはその人物を警戒しました。彼は、今日一晩いっしょにいたい、と言ったそうです。彼は重いツルハシのような道具や折りたたみ式のシャベルなどを携帯していましたが、食べ物をもっていなかったそうです。じじいは彼に食物を分けてやりました。夜、眠る時に、「夜中に襲われて金品を奪われるのではないか?」と気になって、オチオチ眠れなかったそうです。翌朝早く目をさますと、すでにその人物は姿を消していたそうです。じじい曰く、「そがいなとこに宝なんぞあるかい!とりつかれたおかしなもんよ」しかし、今この話を考えると、「ソロモンの秘宝伝説」だったのかもしれません。じじいはその後、少しの石を得て、土佐ば(高知県)の方に山を下るのですが、そこでさらに怖いことに遭遇することになります。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった30
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
N 1 (電撃コミックスNEXT)
サユリ 完全版 (バーズコミックス スペシャル)
変な家: 1 (HOWLコミックス)
HOLY ホラーコミック傑作選第1集 (角川ホラー文庫)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
前の話:【じわ怖】白いロープ
次の話:【じわ怖】じじい狩り
怖い話 No.3985
【じわ怖】水源
1178
47
1
短編1分
怖い話 No.13490
【じわ怖】サイト見てきました
1752
34
怖い話 No.4608
【じわ怖】柔道の練習中
1087
44
怖い話 No.18676
【じわ怖】いつの間にかいた女の人
833
31
短編2分
怖い話 No.12218
【じわ怖】住職が突然家に来た
1196
29
怖い話 No.12242
【じわ怖】調理中
1535
43
怖い話 No.5736
【じわ怖】リモートコントロール
751
46
怖い話 No.12437
【じわ怖】間違ってない
1177
15
怖い話 No.5073
【じわ怖】ドッペル系?
1086
32
怖い話 No.21859
【じわ怖】親切な先輩
904
41
中編4分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい
蛆が落ちてくる
寂しい岩場道
子供が二人
いい供養