1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

花回り

お気に入り

• 花回りの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「花回り」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 花回りとは

  実際にあった怖い話 2025年7月号

• ５年くらい前の話だ。
  
  うちの地元の祭りは青年団が主体となって行われる。
  
  祭りの準備の中には花回りというのが含まれているんだ。
  
  花回りというのは簡単に言うと寄付金集め。
  
  近所の企業さんを回って寄付金を募るんだ。
  
  
  
  
  
  うちの村は過疎化で青年団も人が少なく、
  その上花回りはやりたがる人が少ない。
  
  その日も３人くらいしか集まらなかった。
  
  普通は２～３人くらいでまとまって回るんだが、
  人手が足りず１人ずつ別れて回ることに。
  
  自分の担当の場所を順々に回っていて、とある工場まできた。
  
  「お仕事中すみません。○○青年団です」
  
  声をかけると社長さんが出て来た。
  
  地元の小さい企業さんは地の人がやってる場合が多いから、
  はっぴを着て顔を出すだけで
  
  「はいはい、ちょっと待っててね～」
  
  と、すぐお花をくれることが多い
  
  だが、この不景気だ。
  
  寄付なんてしてる余裕のない企業さんも勿論ある。
  
  この工場もそのようで、
  社長さんは申し訳なさそうな顔をしながら、
  
  「毎年お花をしていて、今年もしたいのは山々だが…
  この不景気で仕事がなくて…」
  
  社長さんはおもむろに工場の中を指して、
  
  「な、機械もまったく動いてないだろ…」
  
  と呟いた。
  
  中をみると機械は全く動いておらず従業員もいない。
  
  悲しくなって、暫く世間話などをして、
  そのままそこを後にした。
  
  勿論お花はいただいていない。
  
  一通り回って社務所に帰る時間になったので戻ると、
  既に他の２人は帰ってきていた。
  
  仲のいい１人（仮にＡちゃんとします）に例の工場の話をして、
  
  「なんか悲しくなっちゃったよ～」
  
  と私が言うと、
  Ａちゃんは首を傾げて言いました。
  
  「そこの工場、潰れて今は倉庫になってるよ？
  去年私が回った時には既に倉庫だった」
  
  えぇぇ～！？
  
  もう、頭の中クエッションマークだらけ。
  
  最初はＡちゃんが私をからかっているだけだと思ったんだけど、
  帰りにもう１回寄ってみたら本当に倉庫になってた。
  
  私は白昼夢でもみたのだろうか。
  
  確かに見たし喋ったんだけどなぁ。
  
  思い出すとなんか悲しくなる出来事。
  
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった18

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】実際にあった怖い話 2025年7月号 Amazon
  • 【じわ怖】頭と胸に矢が刺さった半透明のお殿様 短編1分
  • 【じわ怖】微妙な呪い 長編7分
  • 【じわ怖】ボロボロに朽ちた雛人形 短編2分
  • 【じわ怖】ハセベさん 短編1分
  • 【洒落怖】饅頭 中編4分
  • 【ほん怖】生まれる筈だった兄貴 短編2分
  • 【洒落怖】トンネルの中の子供達 中編3分
  • 【意味怖】人間凶器 中編3分
  • 【洒落怖】こっくりさんの紙 短編1分
  • 【洒落怖】夜の１１時になるとタクシーがとまる 短編2分

  いま話題のホラー漫画

  • 

    感受点 (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)

  • 

    N 1 (電撃コミックスNEXT)

  • 

    憑きそい (扶桑社コミックス)

  • 

    僕が死ぬだけの百物語（１） (サンデーうぇぶりコミックス)

  • 

    ゾゾゾ変 (1) 【電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)

  • 

    サユリ 完全版 (バーズコミックス　スペシャル)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  花回り についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】神社の駐車場

  次の話：【じわ怖】アヒルか鴨のような鳥が ヒョコヒョコ歩いてる

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.4920

    【じわ怖】卓上醤油と目が合った

    ホントちょっとしたことでお恥ずかしいのですが、 バタバタと出かける支度をしている時に、 ふと『目が合う』小物がある。 ハサミだったり綿棒だったりカメラだったり調味料だったり、 まあ色々なんだけど、 それ

    2052

    32

    1

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.12671

    【じわ怖】洞爺丸沈没事故の生存者

    ウチの母が子供の頃、 隣の家にかの『洞爺丸』沈没事故の生存者が住んでいたらしい。 その人は女性で、 事故当時妊婦だったそうで、 救出された時には身重の生存者として、

    1916

    41

    0

    2

    短編1分

  • 怖い話 No.18600

    【じわ怖】ツカイ

    祖父から聞いた話。 祖父達がまだ若い頃、 ツカイ（漢字表記はわからない）と呼ばれる妖怪がいたらしい。 顔は人間っぽく真っ白で尻尾も無い。 体毛は短く二足歩

    1447

    35

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.18724

    【じわ怖】骨娘

    去年のこと、 まぁよくある金縛りになってたんだ。 そして、 これまたよくある馬乗り状態の奴が上に居った。 一つよくある話と違うのは、 ガチ骨だったことだな（

    1668

    27

    1

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.5525

    【じわ怖】家宝の井戸

    祖父から聞いた話。 私の祖父は十歳の時に、 実家にあった開かずの蔵を開けてしまった事があるそうです。 祖父の実家は奈良県で、 代々拝み屋をしていたそうで、 祖父も幼少の頃から、 跡を継ぐ為に修行を

    1632

    40

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.4767

    【じわ怖】受信

    大学に通っていた時友達になった奴がいた。 すごくいい奴で、一緒に遊んだこと数知れず。 仮にRとする。 基本的にノリのいい奴なんだが、遊んでいる最中に 「ちょっと抜けるわ」 と呟いて、その

    1172

    57

    0

    0

    中編4分

  • 怖い話 No.12398

    【じわ怖】肩に何かが当たった

    昨晩、寝室で寝ていると、 トンと肩に何かが当たった。 その当たった感覚で意識が戻り（でも目は瞑ったまま）、 はて？と思いながらもまた寝ようとしていると、 またトンと、今度は肋

    777

    51

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12483

    【じわ怖】黒饅頭

    小学校中学年くらいの頃の話。 当時は怖かったけど、 今考えると笑いしかでてこないので。 夜寝てたらいきなり金縛りになった。 学校の怪談とか流行ってたことも

    980

    37

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.4253

    【じわ怖】奇妙な金属

    自分、金属加工業を営んでいるのですが、先日不可解な事がありました。 数ヶ月前より、左手薬指の指先を使って何かを掴むとズキン！ と痛みが走るようになっていました。 加工クズなどの切粉がちょうど神経に当たっ

    959

    27

    1

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.13209

    【じわ怖】竈

    親戚の話。 幼少の時分、 薪で風呂水を沸かすのが彼の仕事だった。 裏山に干してある薪を母屋まで持っており、 そこで割ってから火を点けていたのだという。 &#

    1492

    23

    0

    0

    短編1分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 花回り

  ふっかつの呪文

  んぽあどぴ　ぽおぼくげ　なえゃりぉ　とたねじち　
  はどょれね　ぎばまがろ　ぷゆいぞそ　ぴなぷぽだ　
  ぎやずばび　ざぇわろわ　どしぉかろ　ぜやくすそ　
  ねをすだろ　ぽすかちぇ　ぎづせへば　ねみくたけ　
  ぼむれぃぽ　をぷごねぬ　ぶぞがをと　ほぃざぁむ　
  フオクヅメ　ェシジムム　ビアドネレ　フェャヨホ　
  チオジゾモ　ュモルスゲ　ペヴジケス　シユェブョ　
  クヮヨユヲ　エバホリル　プゴヲヅオ　ゲブウヤブ　
  カハホメヂ　クズニョピ　ハメヤトモ　コィャカレ　
  ヤルペドケ　ヌゼヂロサ　ポマリニヶ　ペピピタロ