怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
大切な電話
お気に入り
2280
38
0
中編4分
コピー
「大切な電話」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
俺が大学2年の時の実話です。 その日のことは、十数年経った現在でもはっきりと覚えている。 その日、朝起きると、 『今日は絶対出かけちゃダメだ。大事な電話がかかってくるぞ』 と、何の根拠もないのに、なぜか強い確信が胸の内から沸きあがってきた。 なぜか分からない。 でも俺はその予感を信じて、大学の講義を自主休講し、 自分の部屋まで電話コードをのばし、 かかってくるあてのない電話をじっと待っていた。 お昼過ぎ、1本の電話がかかってきた。 それは高校の同級生の女のコだった。 なんでも、今は東京に住み込みで働きに出ているが、 数日休みがとれたので帰省していて、ちょっと電話してみた、とのことだ。 その子とはあまり話しをしたことがなかったのだが、 電話で話しているうちに高校の思い出がよみがえってきて、 なんだか楽しい気持ちになってきた。 そんな雰囲気だったので、 「せっかくだからこれから会おうよ」 と誘ってみたが、 『今日はダメなんだ、でもまた連絡するね』 という返事だった。 それからも、いろいろと高校の頃の出来事を言いあって、笑ったりした。 なんとなく話題もなくなって、 そろそろ電話を終わろうかという時、 彼女はこんなことを言った。 『ねえ、そういえば、B子ちゃんおぼえてる? あの子に電話したんだけど、なかなか繋がらなくて・・・』 B子というのは、俺と同じバレーボール部に入っていた同級生で、 俺とはまぁ仲が良かった女の子である。 『私、すぐに帰らなきゃいけないから、Aクン(←俺)に伝言頼めないかなぁ』 と言うのである。 別に断る理由もないので、すぐに「いいよ」と了承した。 『あのね、こう言ってもらえば分かると思うんだけど、 B子ちゃんといっしょに書いた手紙、もういらなくなっちゃったから、 捨てちゃっていいよって、それだけ』 「うん、わかった。伝えておくよ」 と、俺は電話を切った。 はて、電話ならいつでもできるのに、 どうして伝言頼むのだろう?と、ふと思ったが、 B子ともたまには連絡を取りたかったし、 その口実が出来たので深くは考えなかった。 1週間ほどたった夜、俺はB子の家に電話をした。 B子はすぐに電話口に出た。 俺からの電話を少し驚いているようだった。 「こないだね、(仮にCちゃんとします)から電話があってね、伝言頼まれたよ」 『え?C・・ちゃん・・?』 「うん。ええと、いっしょに書いた手紙はもういらなくなったので、捨ててください、って」 俺は頼まれた通り伝言を伝えた。 ・・・どうしたんだろう? B子から返事がない・・? なんだか電話の向こうで、しゃくりあげる声がかすかに聞こえる。 ・・・泣いてる? 「どうしたの?」 俺は心配になり声をかけた。 『あのね、Aクン、ヒクッ、私がCちゃんと仲が良かったのは知ってるでしょ』 いつもつるんでいたのは知っていたので、俺は「うん」と答えた。 『Cちゃんといっしょに書いた手紙ってね、ラブレターなの。 ヒクッ、それね、Aクンへのラブレターだったの』 どういうことか飲みこめず、俺は何も言えなかった。 『あの頃私たち、Aクンが好きだったんだヨ。 ヒクッ、でね、いっしょにラブレター書いたの。 渡すつもりは最初からなかったから、将来結婚してください、とかね・・・書いてたの・・・ それをね、卒業するとき、Cちゃんが私に持っててって言うから、私が預かったの・・・』 俺は何だか良く分からないまま、 「え?今Cちゃんて何してるの?」 と、とっさに聞いた。 『・・・Cちゃん・・・Aクンしらなかったの? ヒクッ・・・Cちゃん高校卒業と同時に、 急性○○病(病名は伏せます)で入院してたんだよ』 B子はさらにこう続けた。 『先週、Cちゃん手術したの・・・でも・・・だめだったみたいで・・・』 そこからは、B子の泣き声で会話にはならなかった。 話はここまでです。 B子が言うには、あたしの電話は夜かければすぐに繋がるので、 きっとCちゃんはAクンと話しがしたくて、 B子の電話が繋がらないと嘘を言ったのだろうということだった。 俺はあのとき、Cちゃんと電話で楽しく話しができて、 本当に良かったと思っています。 不思議な体験は、冒頭の予感の部分だけですが。(すみません) 後日談として、B子とはこれが縁(?)で結婚しまして、 今年結婚10年目になります。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった38
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
こどもの頃のこわい話 きみのわるい話 (竹書房怪談文庫)
身近で起こった怖〜い話①
身近で起こった怖〜い話⑧
本当にあった怖い体験談7: てにくまちゃん。の怖い話 てにくまちゃんの怖い体験談
実際にあった怖い話 2026年7月号
意味怖エピソード 01-05: 意味がわかると怖い話の漫画
前の話:【じわ怖】疎開先の神社
次の話:【じわ怖】ドラえもんの未来
怖い話 No.4443
【じわ怖】狐の嫁入り
1863
30
怖い話 No.13464
【じわ怖】怪人二十面相と小林少年
朗読 もいわ君の怖い話・怪談朗読チャンネル
1815
56
2
1
長編6分
怖い話 No.4819
【じわ怖】夜行列車
1795
29
短編2分
怖い話 No.19156
【じわ怖】犬鳴き峠
1427
40
長編8分
怖い話 No.12158
【じわ怖】運び屋
3252
55
長編14分
怖い話 No.21855
【じわ怖】先客
1437
怖い話 No.12604
【じわ怖】この世が嫌になった
1594
怖い話 No.12213
【じわ怖】念力ドリーム
1446
32
怖い話 No.12371
【じわ怖】マヨラー
1351
42
怖い話 No.3984
【じわ怖】小学生のいじめ
朗読 めたんの怖い話紹介ch
2098
54
4
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
マ○○○○オン
ダイジョブ?
二重の恐怖
炭焼きをしていた庵
いわく付きの心霊スポット
IKUZO
観葉植物
裸婦像のデッサン
深夜の犬鳴峠