怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
片腕の男
お気に入り
1644
34
0
短編2分
コピー
「片腕の男」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
昔、TVで見た映画。 偶然、お宝の隠し場所の地図を発見した数名の男たち。 井戸の底にあると言う財宝を探しに出かけた。 ところが落盤事故が発生し、男たちは狭い空間に閉じ込められる。 時間が経つにつれ、男たちを飢えが襲う。 だが、残っている選択肢はひとつだけ。 「誰かに犠牲になって貰うしかない。公平にくじ引きで決めよう」 くじを引き、当たった男は泣き叫ぶが、 仲間に腕を切り落とされ、それは全員の食料となった。 だが、皮肉なことにその直後、救助隊が現れる。 衰弱はしているが無傷の男たちと、片腕を無くし『たった今』起こった悲惨な出来事を訴える一人の男。 「そいつは落盤で片腕を失い、そのショックでずっとそんなたわ言を言っているんだ」 友人の腕を食らった男たちは、自らの罪深い行為が発覚するのを恐れ、救助隊にそう言った。 腕を失った男は『事故による精神錯乱』と判断され、精神科の病院に入院させられる。 数年後、『片腕の男が退院した』との噂が流れ、彼の腕を食った仲間たちは危惧を感じる。 そしてそれは現実となり、仲間の一人が片腕を切り落とされた屍体で発見された。 男たちは片腕の男の居場所を探すが、手がかりは男の娘ただ一人。 男たちは言葉巧みに娘をてなづけようとする。 「君の父上は、錯乱のために我々に復讐をするつもりなんだ。だが、僕らは彼を救いたい」 娘は父親の捜索に協力すると約束した。 だが、片腕の男の行方は判らず、一人を除いて全員が次々に殺害される。 屍体は全て片腕が切り落とされていた。 ただ一人残った男の元へ、娘から連絡が届く。『父親の隠れ家を見つけた』と。 辺鄙な隠れ家へやって来た最後の男。 隠れ家は殺人者にふさわしく、頑丈そうな作りだけが取り得の、家具ひとつ、窓さえ無い小屋。 その時突然、重い扉が彼の後ろで音を立てて閉じる。 完全な密室となった小屋。 男は半狂乱で扉の覗き窓から外を伺う。 そこから見えたのは、車椅子に乗った片腕の男とその娘。 娘は無慈悲に、「残念だがそこから出してあげることは出来ない」と、瞳に父と同じ狂気を宿して答えた。 忌わしい過去と同じ密閉された空間。 閉じ込められた男は絶叫する。 「そこには何も無いわ。水も、食料も。でも気の毒だから、これをあげる」 そう言って娘が覗き窓から差し出したのは、 鋭利に研がれた、人の腕ぐらいは易々と切断できそうな、一本のナイフ。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった34
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Switch売れ筋
太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル -Switch
マリオカート8 デラックス -Switch
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch
十三機兵防衛圏 - Switch
Minecraft (マインクラフト) - Switch
世界のアソビ大全51-Switch
前の話:【じわ怖】近所に火葬場が出来た
次の話:【じわ怖】身寄りの無いお婆さん
怖い話 No.13792
【じわ怖】ほとんどが売り切れの自動販売機
1374
37
中編4分
怖い話 No.4657
【じわ怖】女の幽霊?
1587
29
短編1分
怖い話 No.21848
【じわ怖】羽虫
1133
41
長編5分
怖い話 No.4525
【じわ怖】百科事典売りの女
1865
1
中編3分
怖い話 No.13746
【じわ怖】猫は祟るぞ
1668
39
怖い話 No.5453
【じわ怖】迷子になっちゃったよ
1007
50
怖い話 No.12634
【じわ怖】事故ったおっさん
1928
24
怖い話 No.18810
【じわ怖】隣人のイギリス人
1041
怖い話 No.5847
【じわ怖】故人の胸像
986
42
怖い話 No.18560
【じわ怖】元カノの幽霊
1395
46
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
壁から200本の手が出てくる
山を登ろうとする夢
蝗の大群
取り囲まれた家
時空のお姉さん
遠泳実習
私の娘
知らない方が良いこともある