1. ホラスト
2. ほんのりと怖い話

紺色の袈裟

お気に入り

• 紺色の袈裟の朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「紺色の袈裟」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 紺色の袈裟とは

  心霊探偵八雲１　赤い瞳は知っている (角川文庫)

• まだ私が小学生だった頃の母の話。
  
  夢の中で美しい河原を歩いてたそう。
  
  
  そしたら母を迎えるように綺麗な女の人がいて、
  「よく来たね～よく来たね～」
  と、とても歓迎してくれた。
  
  その人の神々しいくらいの美しさと、
  自分を包み込む幸福感に我を忘れそうになった時、
  その人が母のつけてる青いブローチに気付いて、
  さっきまでとは豹変した恐ろしい形相で、
  
  
  「何でそんな物をつけてるの！それを外しなさい！早く外してこっちによこしなさい！」
  と迫った。
  
  
  母がその異常な勢いに恐ろしくなったところで目が覚めた。
  
  
  実はその夢を見る前に一度目が覚めた母は、
  その前に見た怖い夢（内容は憶えてない）に怯えたそうだ。
  
  
  で、その当時通ってた霊能者（？）から貰った、
  『袈裟』と母は言ってたけど、紺色のたすきみたいなものを、
  魔除けとして枕元に置いて寝たと。
  
  
  翌朝、その話をしてくれた母は、
  
  
  「あのブローチは袈裟だったのかな。
  もしあれを枕元に置いてなかったら、連れて行かれたんだろうか？」
  
  
  と、びびってた。
  
  
  私もびびった。
  母のうなされる声を聞いてたし。
  
  
  そして後日談。
  
  
  その霊能者の所には、母が知り合いの人に紹介してもらって行ったらしい。
  
  
  今考えると、ちょうどその頃、
  兄が良くない友達と付き合っておかしくなってたから、
  母はそれで悩んでたんだろうと思う。
  
  
  私も母と行ったけど、果物とお菓子と多分お布施の封筒をお供えして、
  ２０人くらいの信徒とお経っぽいものを唱えたのを憶えてる。
  
  
  ところが、その夢の事があってからしばらくの間、
  何なかんだと用事があって、まるで何かに邪魔されるかのように、
  その霊能者の所に行けなかった。
  
  
  それどころか、紹介してくれた人とも連絡がとれなくなった。
  
  
  ようやく母が都合をつけて行ったとき、
  その場に何か異様な雰囲気が立ち込めていた上に、
  母に向けられた皆の目がどこか虚ろだった。
  
  
  入るのを躊躇した一瞬、祭壇に供えられてる不自然な形の包みを見た母は、
  怖くなってそのまま帰ってきたんだと。
  
  
  見間違いかもしれないし、それが何かは今だにわからないけど、
  包みには赤いしみがあって、それを認識したとたん、
  この場にはいられないと感じたらしい。
  
  
  後日、ご近所ネットワークで、
  そこを紹介してくれた人が失踪していたことが伝わってきた。
  
  
  旦那さんのギャンブルがどんどんエスカレート、
  借金取りはくるわDVが始まるわで、とうとう逃げたんじゃないかって。
  
  
  多分、夢の女性は本当は母を守ってくれる存在で、
  あの霊能者と関わると良くない事を教えてくれた、
  というのが真相だったんじゃないかと、今は思っています。
  
  ちなみに兄は現在、普通に会社員で結婚もしてる。
  
  
  母は今は、
  「ご先祖様と氏神様を大切にするだけでいい」
  と言ってますｗ
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった29

  
• • #中編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】「超」怖い話 辰 (竹書房怪談文庫) Amazon
  • 【ほん怖】魂の行方 短編1分
  • 【ほん怖】某演習場の工兵森 中編3分
  • 【ほん怖】学校の噂 長編7分
  • 【ほん怖】山にて 短編1分
  • 【じわ怖】道路側から誰かが押す 中編4分
  • 【洒落怖】Googleマップで進んでた 長編7分
  • 【意味怖】明日も早いし急いで帰りたいな 短編1分
  • 【洒落怖】穴倉 中編4分
  • 【じわ怖】店内でやたらと独り言を言う女 短編1分
  • 【意味怖】デスノート 短編1分

  いま話題のホラー漫画

  • 

    サユリ 完全版 (バーズコミックス　スペシャル)

  • 

    憑きそい (扶桑社コミックス)

  • 

    禍話　弐　SNSで伝播する令和怪談

  • 

    N 1 (電撃コミックスNEXT)

  • 

    ゾゾゾ変 (1) 【電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)

  • 

    僕が死ぬだけの百物語（１） (サンデーうぇぶりコミックス)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  紺色の袈裟 についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【ほん怖】碁仲間

  次の話：【ほん怖】輪灯

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.3030

    【ほん怖】姫○城にいった

    知り合いのおじいさんが、 旅行ついでに孫やらを連れて姫○城にいったらしいんだけど、 途中で急に青ざめ、 孫娘をかついで追われるように出口まで駆け抜けたんだって。 （ちなみにあの城はしっかり残ってて、回廊が長く、走るのは若

    1797

    40

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.3285

    【ほん怖】信じていた

    先週、四年くらい前に別れた元カノから いきなり連絡が来て、ヨリを戻す事になった メールのやりとりをして、近所のレストランで会い、 簡単な食事を取り、俺の家で一夜を共にする… そんな生活を何日か送った。 ある日の昼、ふ

    1713

    47

    0

    1

    短編1分

  • 怖い話 No.11078

    【ほん怖】重度精神病棟

    仕事で重度精神病棟の内装立ち会ったとき。 鍵付きのドア三ヵ所通って中にはいって、 ６時間位いた。 朝から昼過ぎまで同じ場所で窓から外を見続けてる三人、 テーブルでなにもないのに何かを食べつづける人、 一見普通で俺らに「

    1631

    33

    1

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.3338

    【ほん怖】何でもないただの国道

    俺はずっとやめてたバイクを買ってまた乗り出した。 いわゆるリターンライダーってやつだ。 これで通勤はできないが乗りたくてしかたないんで、 毎日仕事が終わってから １～２時間ばかり近くの峠で慣らしをしてたんだよ。 そこ

    1189

    38

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.3900

    【ほん怖】若々しい母

    僕は一人で留守番していた。家族は親戚も含めて車で出かけていた。 朝からいやな予感に襲われていた。何かそわそわしていた。 僕は意味もなく家の中をそわそわと動き、昔使っていていた部屋、今は兄家族が来たときに寝るた

    2158

    43

    0

    3

    中編4分

  • 怖い話 No.3322

    【ほん怖】古い小屋

    友人に聞いた話です。 友人が小学校の頃、 友人の友達（以下A）と近くの山で探検をしていると、 山の入口から２０,３０分程かかるところに小屋があるのを見つけた。 農具か何かをしまうような小さい木とトタンでできた小屋で、

    1742

    29

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.3243

    【ほん怖】通学途中に道を聞かれた

    10年近く前に、通学途中に道を聞かれた。 順○堂病院はどこですか？って。 大きな荷物を持って、 鼻にチューブを入れた痩せたおじいさん。 急いでないし通り道だから、 一緒に行きましょうと言った。 荷物が重そうだか

    1780

    45

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.3115

    【ほん怖】八人部屋のロッカー

    昔陸自にいたときの話。 前期教育と言って、 まぁ入隊したら三ヶ月の新人教育を受けるんだけど、 その時の話。 おれが入隊した時期は年末がかかるので、 宿舎なんかの大掃除をした。 経験ある人ならわかるだろうけど、 軍

    1355

    39

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.11344

    【ほん怖】経文

    落人の伝説って各地にあるんだろうな。 一番メジャーなのはやはり義経だろうと思うが、 現在住んでる四国の某地方にも落人伝説とそれにまつわる怖話がある。 落人は源平合戦のときに壇ノ浦に沈んだといわれる幼少の天皇なのだが、

    1529

    41

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.19879

    【ほん怖】旦那の布団の中に赤茶色の子どもが一緒に寝てた

    霊感あるんで何回でも霊体験あるんだけど… 一番驚いたのは、 旦那の布団の中に赤茶色の子どもが一緒に寝てた事かなあ。 これは水子何だけどね（私には水子がいないが）。 近くに古い川があって、 「昔々そこによく赤

    1679

    30

    0

    0

    短編2分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 紺色の袈裟

  ふっかつの呪文

  そべなせひ　れとひひう　ずぬぉがる　ぢつうづめ　
  ぷをぇっう　あぅてびさ　たぴびふら　ざだぱかぎ　
  もるぁつひ　いんりもな　ぬっもしも　うゅめたつ　
  っひもらゆ　もばぇぉて　ぜねあざの　ぢびぱぇね　
  ぞえなけで　ぷやぎべな　ぼごぞゃぱ　ぬがづりぼ　
  ソレャォク　ッヘオサク　ァゥヶテウ　モゥワサネ　
  ナグデグッ　デセャレマ　ハユブボキ　シンヒゲユ　
  ニムタッゥ　テプグョオ　ヲヵケロソ　ゼカタジホ　
  デヶミヒカ　ダポチズャ　ヒナスヲレ　クヶレヲサ　
  ユパナペセ　タサゲイゲ　デァベデバ　オブッモヘ