怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
ベレー帽のおばさん
お気に入り
1568
30
0
短編2分
コピー
「ベレー帽のおばさん」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
以前、彼女の買い物に付き合ったときの事です。 何軒かのショップを冷やかした後、少し休もうと喫茶店を探していると、 時計屋のショーウィンドウに飾ってある時計が目に付いたのです。 なかなか良いデザインで、彼女も気に入ったみたいでした。 値段もさほど高くない。 私は少し早めのバースディプレゼントとして、それを買ってあげることにしました。 店を出ようとしたとき、ベレー帽をかぶった猫背の40代のおばさんがずかずかと入ってきました。 「あそこに飾ってあった時計はどうした、あれは私が買うはずだったんだ」と、金切り声で店員に言いました。 私の彼女は反射的にさっき買った時計を隠しました。 店員は「2,3日ほど前にあなたくらいの女性が買っていった」と言いましたが、 「お金は持ってきたんだ」と、小銭入れのような小さな財布を見せていました。 そのおばさんはあきらめて、時計を買った者へ対する呪詛の言葉を吐きながら出て行きました。 店員に聞くと、ベレー帽のおばさんが言っていたのは私の買った時計で、 今まで何回も『次はお金を持ってくるから』と言っては、その繰り返しだったそうです。 私達はファーストフード店で休んだあと、映画を見て夕食を食べに行こうと歩いていた時、 自動販売機に硬貨を入れているベレー帽のおばさんを見つけました。 こちらに気付いた様子もないのですが、私達は足早にその場を去りました。 夕食を済ませ、彼女を駅まで見送りに行きました。 駅構内の本屋にあのベレー帽のおばさんがいるのが見えました。地図のコーナーをじっと見つめています。 彼女が恐がったので家まで送る事にしました。 小雨が降ってきたので傘を買って二人で住宅街を歩いていると、後でクラクションがなりました。 振りかえると、ベレー帽のおばさんが横断歩道を小走りに渡って行くのが見えました。 次の日、その時計を質屋に入れました。 買った1割にしかなりませんでした。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった30
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
訳アリ心霊マンション 4巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
あかりとシロの心霊夜話 36巻
訳アリ心霊マンション 1巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛
訳アリ心霊マンション 2巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
訳アリ心霊マンション 3巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
前の話:【ほん怖】入れて欲しがる女
次の話:【ほん怖】長電話ギライの母親
怖い話 No.21662
【ほん怖】右側
1507
15
短編1分
怖い話 No.3605
【ほん怖】林の中にある病院
1837
50
怖い話 No.19971
【ほん怖】枝に何かぶら下がってる
1256
41
怖い話 No.11364
【ほん怖】店内に客が居なくなった時
1022
43
怖い話 No.11482
【ほん怖】年寄りの死ぬ川
1765
38
怖い話 No.10917
【ほん怖】ライブのアンケート
1922
52
怖い話 No.10636
【ほん怖】大好きだった爺ちゃんが亡くなった
1096
怖い話 No.19866
【ほん怖】ゴーストイーター
1648
怖い話 No.19983
【ほん怖】野菜担担麺
1090
40
長編5分
怖い話 No.2929
【ほん怖】拝み屋系の血筋
1656
19
中編3分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
熊に怯えていた
えいやこらさ
忍者ごっこ禁止令
気持ち悪い人形
ゴッホ効果
カルト集団への取材
異物混入