1. ホラスト
2. ほんのりと怖い話

病院の夜間警備

お気に入り

• 病院の夜間警備の朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「病院の夜間警備」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 病院の夜間警備とは

  禍話　SNSで伝播する令和怪談

• 昔、病院の夜間警備のバイトをしていた時の話。
  
  二人制で、交代しつつ仮眠をとっていた午前２時。
  
  
  専用仮眠室は用意されていなかったため、
  人が居る棟とは別棟の一部屋を使用していた。
  
  その棟の地下には霊安室があり、多少気味悪かったが、
  もうかなり慣れていた頃に事が起きた。
  
  
  仮眠は仮眠であり、それほど深くは寝付けなかったが、私はある夢を見た。
  
  
  それは、私が階段を這って昇る夢であった。
  
  
  ずるりずるりと、いうことを聞かない体をくねらせて階段を昇る夢。
  
  
  私は夢の中でぼんやりと、『ここだ』と思う部屋を目指す。
  
  
  見たことのある部屋。今、私が仮眠をとっているはずの部屋。
  
  
  私はその瞬間に目を覚まし、汗でびっしょりと濡れた額を拭った。
  本当に意識のある夢だった。
  
  
  『気持ちの悪い夢を見たなぁ』
  と、声にせずに言った。
  一時も早く人の居る場所へ戻りたいと願った。
  
  
  が、その日は妙に疲れていたのか、
  私は自分でも気がつかないうちにまた眠りについた。
  
  
  そして、ドーンという鉄の扉が閉まる音で目が覚めた。
  
  
  一瞬何が何か分からなかった。
  
  
  寝転んでいるはずの背中の感触はなく、
  重力は紛れも無く私の両足に掛かっている。
  
  
  真っ暗な場所。灯る二つのおぼろげな光。
  
  
  私は霊安室にいた。
  先の音は、自分で扉を閉めた音らしい。
  
  
  目の前のベッドには、ご遺体が一人眠っている。
  
  
  どうやら私は、呼ばれたのだ。
  
  
  ほとんど取り乱して、私は人の居る棟へと逃げ帰った。
  
  
  後から聞くと、病気で両足を無くした方がその晩に亡くなっていたとのこと。
  
  
  だから這って私を呼びにきたのだ。
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• 1人が登録しています

  お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった33

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】実際にあった怖い話 2026年1月号 Amazon
  • 【ほん怖】親族の遺骨 中編3分
  • 【ほん怖】親父が肝硬変で他界した時 短編1分
  • 【ほん怖】事務所の電話 中編4分
  • 【ほん怖】食器の持ちが悪い 短編1分
  • 【じわ怖】両親とタクシー乗ってた 短編1分
  • 【意味怖】一歩下がれば分かるよ 短編1分
  • 【洒落怖】不気味な来客 中編3分
  • 【洒落怖】話してはいけない話 中編3分
  • 【じわ怖】死者からの電話 長編12分
  • 【洒落怖】訪問者 中編3分

  いま話題のホラー漫画

  • 

    サユリ 完全版 (バーズコミックス　スペシャル)

  • 

    禍話　SNSで伝播する令和怪談

  • 

    感受点 (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)

  • 

    憑きそい (扶桑社コミックス)

  • 

    N 1 (電撃コミックスNEXT)

  • 

    冥婚の契(1)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  病院の夜間警備 についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【ほん怖】ソレと関わってはイケナイ

  次の話：【ほん怖】新宿のカプセルホテル

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.21610

    【ほん怖】亨

    母から聞いた自分が生まれる前の話。 家を増築することになったのですが、 大工さんに怪我や病気が頻発してなかなか工程が進まず、 なにかあるかもと、お坊さんに見てもらったそうです。 すると、 「中学生くらいの子供が怒って

    1251

    26

    1

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.21630

    【ほん怖】アメリカに一人旅

    友達から聞いた話。 ある男がアメリカに一人で旅行に行った。 期間は1ヶ月くらいの予定だったそうだ。 旅の間いろんな所に行って遊んだり、 食べたりそれは楽しかったそうだ。 1ヶ月くらい経ち、 そろそろ旅も終りかというある日

    1352

    14

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.3811

    【ほん怖】異物混入

    うちの母のこと。 うちの母は私が子供の頃に薬を嫌がって飲まないからって、 ジュースにこっそり混ぜたり食べ物に混ぜたりして、私に内緒で飲ませてた。 だからかなんだか知らないけど去年の朝、 駅のベンチで電車待ってたら、異

    1574

    55

    0

    4

    短編2分

  • 怖い話 No.3488

    【ほん怖】貸しはがし

    父の友人で元銀行員の方、もう故人なんですが、 名前はここでは藤木さんとしときます。 この話は、藤木さんが銀行員になってまだ三年目くらいのころの話です。 その年の前の年に、有名な大手証券会社が破綻しまして、 それか

    1921

    35

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.3726

    【ほん怖】変な落書き事件

    学生の時、寮に住んでいたんだけど、 一年生の頃そこで『変な落書き事件』というのが発生した。 事の起こりは夏休み前。 みんなで寮内大掃除をした際、 複数の部屋のドアに『シネ』という落書きがついているのが発見された。

    1863

    36

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.10694

    【ほん怖】見知らぬ男

    男友達の話なんだけど、 日曜日の夕方に一階窓全開＆鍵開けっ放しで、男3人で鍋やってたら、 いきなり 「よお！遅くなってすまん！」 と見知らぬ男が玄関から入ってきて、 堂々と空いている一角に座って、 鍋食べながら気軽に

    1944

    38

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.3149

    【ほん怖】川とコンクリート塀に挟まれた小道

    高校まで40分くらいチャリ通だったんだけど、 通い始めの頃は近道がないか帰りに色々探してた。 ある日、川沿いの、 川とコンクリート塀に挟まれた小道を見つけた。 狭い道だったけど人通りは結構あって、 とりあえず入ってみ

    1987

    36

    0

    2

    短編1分

  • 怖い話 No.15050

    【ほん怖】雲取山の闇

    15年ほど前の話。 奥多摩日原の雲取山に登ろうとしたときの話だ。 夜に登って、山頂で朝日が昇るのを見ようと思ったのだ。 （俺は山には慣れていたので、夜でも登ってた） 夕方になって東日原のバス停に到着。 あいにく雨が

    2216

    34

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.10970

    【ほん怖】母と連れ立ってお墓参りに行った

    雷庵が小学校に上がる前のある日、 母と連れ立ってお墓参りに行ったときの話。 お墓参りを済ませてから、 母はお布施と折り詰めを持って寺の本堂に挨拶に。 私は、お墓に隣接している公園（お寺の敷地内）で 待っているよう

    1691

    34

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.3741

    【ほん怖】暴走族を辞めた理由

    7年前に付き合ってた彼女のお兄さんの話。 彼女と付き合うまで知らなかったんだが、 彼女のお兄さんは中学～高2までK市では有名な暴走族だった。 が、高2の夏から、突然暴走族をやめて品行方正になった。 「なにがあっ

    2305

    41

    1

    0

    短編2分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 病院の夜間警備

  ふっかつの呪文

  ぃぉなれご　そねぞおぴ　すおぷあな　ぴるらをえ　
  のかゃなゆ　ぐぶせびべ　うぁはのぬ　そふおんほ　
  そててらぜ　ばづぬのご　てざゎふみ　びつゃもつ　
  でもぼがへ　くほうおあ　もてぶよゅ　ばんみぅけ　
  ねなどぢぬ　がたびっで　ぅゅにるん　ぬすっみひ　
  リサラゥヌ　ュズヶホガ　ギヘヂボハ　ジキフェェ　
  ヴヵツソス　ケドカヨイ　シヨピアケ　ハコヂソダ　
  スタクテニ　チリコヂセ　エヂクヴプ　ネチヶヒァ　
  ヮリムタゾ　メルョギヵ　ジヨピサレ　ノミマトソ　
  ヅマドヘレ　リヘグゾリ　オヂオヶソ　ルデピホラ