ヒヨコ

朗読動画を投稿する▼

「ヒヨコ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

※YouTubeのURL必須

例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

開始時間

00時間00分00秒

再生開始の時間を指定する場合は入力してください

投稿する

ある農家の話。

ある日、その家の幼い娘が楽しげな顔を浮かべて母親に言った。「お母さん、お庭にヒヨコがいるよ。

」「ええ？ヒヨコ？」鶏小屋から勝手に歩いて出てきてしまったのだろうか。以前にも鶏が脱走してしまったことがあり、それ以来鶏が逃げないようしっかりと柵を作ったつもりだったのだが。

「きっと勝手に小屋から出てきちゃったのね。元いた場所に帰してあげなさい。

」娘は「はーい」と応じると、庭に出て行った。ヒヨコが気に入ったのだろうか、その日以来娘は鶏小屋で遊ぶことが多くなった。

最近の子供があまり得られない生き物と直に触れ合う良い機会と思い、両親は娘を好きにさせていた。そんなある日、娘が泣き顔を浮かべながら母親に縋り付いてきた。

母がどうしたのか聞くと、娘は涙をボロボロこぼしながら言った。「ヒヨコがいなくなっちゃった・・・」しばらくの間、娘はかなり憔悴した様子だったが、やはり子供というべきか、そのうちいなくなったヒヨコのこともすっかり忘れてしまった。

それから１７年後。上京した娘から電話がかかってきた。

母親が電話を取ると、娘は怯えたような声で一方的に話し始めた。「お母さん、あのヒヨコが帰ってきたの。

」母親は受話器の前で首を傾げた。「ヒヨコ？一体何の話？」娘はさらに取り乱したようだった。

「覚えてないの？私が小さい頃庭で見つけたヒヨコよ！あの子が帰ってきたの。」庭で見つけたヒヨコ。

そういえばそんなことがあったような気もする。しかしあれはまだ幼稚園に上がる前の話ではなかったか。

「そんな話あったような気もするけど・・・帰ってきたってどういうこと？」しかしそこで電話が唐突に切れてしまった。何度かかけなおしてみるが繋がらない。

結局母親は怪訝な顔をしたまま、娘に電話をするのを諦めてしまった。娘が死亡したという報せが入ったのは、翌日のことだった。

遺体からは、全身の血と、眼球が抜き取られていた。後日、警察署で事情聴取ついでにいくつかの遺留品を見せられた母親は、その場に凍り付いてしまった。

部屋の机の上に置かれていたというその小さなメモ帳の切れ端には、曲線のまったくない奇妙な字体でこう書かれていた。「彼夜子」

怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

▶幽霊が近くにいるか分かる

4人が登録しています

お気に入り

感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

この話は怖かったですか？

怖かった24

次はこちらの話なんていかがですか

※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

怖い話セレクション

【怖い本】ホラー漫画短編集１怖い話ショートショート怪談: 奇妙な物語ホラー短編集ショートショート怖い話 Amazon
【洒落怖】皮膚剥離短編2分
【洒落怖】夢をみていた短編2分
【洒落怖】オウム返し短編2分
【洒落怖】いらっしゃいませ中編3分
【意味怖】ポット短編1分
【じわ怖】同い年の子供短編2分
【じわ怖】営業カバンを盗られた中編3分
【意味怖】息子が殺された短編1分
【意味怖】言える身短編1分
【じわ怖】雨の音中編4分

Switch売れ筋

1：

名無し

2020/09/07(月) 04:46:10

ひぎょうさま

本文：
半角文字列だけの入力はできません。
名前（省略可）：

前の話：【洒落怖】ぐぅっ

次の話：【洒落怖】ポケットの中身は？

※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

このページの監修者

心霊サイト運営者

全国心霊マップ

ghostmap

プロフィール

Twitter

ヒヨコ

ふっかつの呪文

よくゎみる　ぃこざぷは　せぽゃをひ　へのぉむぴ　
どかづへべ　ざふしなべ　ぎぎぞぅわ　ゅぁろぜし　
さちちりぬ　ばてゆねぎ　らくゃぇみ　よけるゅあ　
ぢゆふるあ　ねぃぽぞぶ　わりぺっち　へどへぎせ　
よへぽざる　どうぺすぺ　ろきへわょ　めさぅさま　
パトカビッ　シロサヵゲ　デラネイョ　ポヶンャサ　
ャゼテヮヌ　ソコヴセパ　ヂアブリピ　ォラヤラパ　
ユバタヂベ　ウセザヂキ　テュヲミッ　ュバュッヴ　
ネパュブム　ワァゾガム　ゴセジメヵ　アタグデペ　
ャキェルヒ　ミシデッカ　フヤエメャ　マヴワゴヤ　

ヒヨコの朗読動画

ヒヨコとは

コメント

この話を読んだ人はこちらも読んでいます