怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
廃墟と化した病院
お気に入り
1094
26
0
1
中編3分
コピー
「廃墟と化した病院」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
私は霊的現象は信じていませんでした。 私の周りに居る「自称霊が見える」人達の話も全く信じていませんでした。ですが、今では信じています。 信じざるを得ないと云うのでしょうか。丁度1年前の話になります。 私とH(男)とK(男)は幼馴染。小さい頃からいつも一緒でした。 その日も3人でN県にある、廃墟と化した病院に肝試しに行こうとなったのです。時刻1時。 真っ暗で周りは何も見えない。たった一つの懐中電灯を頼りに歩きました。 夜中の病院って本当に怖い。霊的に、とかじゃなくて理屈無しに怖い。 雰囲気だけで怖い。余りの怖さに失禁しそうになった私を見て、やはり肝試しは明日にしようとなりました。 (きっとHもKも怖かったんでしょうね。)翌日昼ごろ。 雨が降っていましたが、明るく、これなら行けそうと思っていました。病院内に入ると、イヤ~な雰囲気。 匂い。暑いはずのに空気が生ぬるい。 寒気がする。私達は適当に病院の格部屋を廻りましたが、少し飽きてきました。 幽霊なんて居る筈もなく、私は内心ホッと安心していたのです。そろそろ帰ろう、HだったかKだったかがそう言いました。 するとその時、突然「カーンカーンカーン・・・」階段をハイヒール等で歩く足音が聞こえてきたのです。もうそれだけで大パニック。 HもKも、勿論私も悲鳴もあげられず、その場で立ちすくむだけ。普通こんな状況でしたら必死に走って逃げますよね。 でもその時の恐怖感と云えば、足がすくみ、身動き一つ出来ない。だんだん足音が近くなってくるのが手に取る様にわかる。 その時でした。Hが大声で「走れえぇぇぇぇっぇぇぇぇぇーーーーーーー」と言ったんです。 私とKはハッとし、3人でダッシュで病院から逃げ出しました。漸く車まで戻ると急いで車を出し、無事に近くの食事処の様な場所まで着いたのです。 車の中でも、そこに着いて数分の間も、私達は無言のままでした。Hは汗をビッショリ掻いていました。 Kは泣いていました。私はただただ呆然としていました。 「俺たちの他に肝試しをしていた奴が居たんだ。きっとそうだよ。 」Hは自分にそう言い聞かせるように言いました。私とKは「ウン、ウン、そうだよな、それしかないよな」と返しました。 そうして私達は納得し、帰ったのです。次の日、Kから電話がありました。 「お前見たか?」そう言ってきたのです。「何を?」そう返すしかないじゃないですか。 でも本当はわかってたんです。Kは「何か」を見た。 いつも強気のKが霊を見て泣く?私より怖がる?おかしい。Kは続けてこう言いました。 「俺、見たんだ。病院で。 足音が聞こえて・・・逃げ出しただろ?その時、俺、チラッと後ろを振り返っちまったんだ。」「・・・・・・・・・・・・・・・・何を見たの?・・・・」「女だった。 俺たちが逃げると共に女も走ってこっちにきたんだ。真っ黒で長い髪をバサバサさせて、すげえ勢いでこっちに向かって走ってきたんだ。 ものすごい形相だった。本当に殺されるかと思った。 だけど、・・・笑ってたんだ」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」現在、HもKも私も今までと変わりなく仲が良いです。でもあのときのことは誰一人話さない。 タブーになっているんです。Kは普段嘘なんて絶対吐くような人ではないし、電話の内容も本当だと思います。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった26
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
会社を辞めてバイクにまたがり今日も会いにいく 日本一周心霊ノ旅
訳アリ心霊マンション 4巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
あかりとシロの心霊夜話 36巻
邪鬼の泪 浮雲心霊奇譚 (集英社文芸単行本)
心霊探偵八雲1 完全版 赤い瞳は知っている 心霊探偵八雲 完全版 (講談社文庫)
心霊リスクマネジメント事例集2: ビジネス専門の霊能者「霊視経営コンサルタント」が教える「心霊リスクマネジメント」の事例をまとめた続編|前作1巻とは異なる事例が満載でビジネス上の心霊リスクや霊的なリスクヘッジの事例を知りたい時に辞典や辞書としても活用できる便利な事例集|ビジネスに必要なリスクマネジメントの一つである心霊リスクを知れる専門書|心霊リスクをビジネスに活かすヒントが知れる一冊 ... (霊視経営出版)
名無し
めちゃくちゃ信じてるじゃん 霊的以外に怖いって何もないし
前の話:【洒落怖】市営プール
次の話:【洒落怖】背中の気配
怖い話 No.8067
【洒落怖】アメリカでの肝試し
1892
38
中編4分
怖い話 No.8291
【洒落怖】アドバイス
853
42
短編1分
怖い話 No.1875
【洒落怖】テントの外の足跡
2133
27
短編2分
怖い話 No.22847
【洒落怖】外人の呪い
1133
22
怖い話 No.7403
【洒落怖】田辺君と僕
1413
46
怖い話 No.2867
【洒落怖】不思議な遊び
2336
45
長編7分
怖い話 No.91
【洒落怖】息子と散歩
1347
29
怖い話 No.565
【洒落怖】ワンピースの女性
1730
40
怖い話 No.774
【洒落怖】テレビのリモコン
1117
30
怖い話 No.893
【洒落怖】下宿先の恐怖体験
2026
17
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
袋叩き
ペイント
ばあちゃんの人形
呪いのエノキ人形
ラフレシアを求めて
読書家
拍子抜け
水泳部はほとんどが女子
自称犯人