怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
パジャマを着た子供
お気に入り
1226
20
0
短編2分
コピー
「パジャマを着た子供」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
去年の暮れのことだ。 池袋のとあるレストランで、 会社の忘年会があった。 二次会は部署内で、 三次会は仲間内での飲み会になった。 家路につこうとする頃には終電も過ぎ、タクシーを使うことにした。 タクシー乗り場は例年のように長蛇の列。 私は連れと三人だったが、 一人だけ帰路が違った。 彼らは乗合で乗車し、 先に帰っていった。 一時間も待ち、 なかなかタクシーが来ない。 私は痺れを切らして、 目白の方へ一人歩き出した。 線路に沿って歩いていたつもりが、 細い路地に入り込んでしまった。 雑司が谷らしい。 塀に沿って進むうち、 その向こうは墓所であることが分かった。 ちょっと気味悪いなと感じながら足早に歩くと、 突然私の脇を子供が通り過ぎた。 黄色いパジャマを着ていた。 この寒空に、などと感じる暇はなかった。 その子供は、 塀の中に吸い込まれるよう消えたのだ。 私は声こそ出さなかったが、 恐怖のあまり駆け出していた。 ようやく広い通りに出て、 運良くタクシーを拾うことができた。 運転手にちょっと話を振ると、 年末は忙しくて幽霊なんか見る暇も無いとのこと。 私も笑い話につられて、 さっきは目の錯覚だったかもと思い始めた。 家に着く頃には、 半信半疑、まあそんなこともあるか、 くらいの余裕だった。 そしてタクシーから降りることになって、 運転手から声をかけられた。 「お客さん、忘れ物」 振り返ると、 ポケモンか何かのカードだった。 私が座っていた場所にあった。 「違う、これは私のものじゃない」 と言うと、運転手が不思議そうに言った。 お客さんを乗せる前には何も無かったと。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった20
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 1 (ガルドコミックス)
俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者の夢をみる~ 1 (アース・スターコミックス)
ヤマノススメ 1 (アース・スターコミックス)
第14集: 「三不粘を作った話」他 川尻こだまのただれた生活
ヤマノススメ 3 (アース・スターコミックス)
ヤマノススメ 5 (アース・スターコミックス)
前の話:【ほん怖】学校のトイレ
次の話:【ほん怖】恋愛相談
怖い話 No.14972
【ほん怖】山奥のダムの発電所
1031
33
1
怖い話 No.21594
【ほん怖】事故を目撃
1285
21
短編1分
怖い話 No.3380
【ほん怖】墓を建て直す
1804
怖い話 No.11332
【ほん怖】最寄り駅
1204
35
怖い話 No.3801
【ほん怖】自殺の名所での悪戯
1411
32
怖い話 No.10763
【ほん怖】河童の目撃談
1396
46
怖い話 No.20525
【ほん怖】祖父の家
1587
51
怖い話 No.3375
【ほん怖】子供にしては大人びてる
1540
24
怖い話 No.14985
【ほん怖】○○山に行け
1432
47
中編3分
怖い話 No.19940
【ほん怖】亡くなった母ちゃん
1211
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
熊に怯えていた
えいやこらさ
忍者ごっこ禁止令
気持ち悪い人形
ゴッホ効果
カルト集団への取材
異物混入