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忘れ物を取りに

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• 忘れ物を取りにとは

  心霊リスクマネジメント事例集: ビジネス専門の霊能者である「霊視経営コンサルタント」が教えるビジネスに役立つ「心霊リスクマネジメント」の事例をまとめた起業家・経営者のマネジメントに役立つ実践的な内容！ビジネスにおける心霊リスクの事例を知りたい時にパッと開いて読める辞典や辞書としても活用できる！ビジネスに必要な心霊リスクを知れる一冊｜心霊リスクをビジネスに活かすヒントが本書にあり (霊視経営出版)

• 私は、彼氏と同棲している。
  
  彼は会社員をしていて、朝から仕事に出ている。
  
  私はコンビニのアルバイトで、しかも昼からなので、昼前まで寝ている。
  
  私は毎朝、彼が仕事に行く前に準備する一部始終を狸寝入りしながら楽しんでいる。
  
  彼が起きて、顔を洗って、服を着替えて、朝ご飯を作って食べて…
  
  そして、
  「じゃあ、行ってくるね」
  と私に静かに囁いて会社へと向かう。
  
  それが楽しくてしょうがなかった。
  
  ある朝。
  
  毎日のように狸寝入りをして、私は彼の支度をする音を背を向けて聞いていた。
  
  彼はいつものように支度をして、私に
  
  「行ってくるね」
  
  と私を起こさないようにと小さな声で言ってくれた。
  
  彼が出て行った後、私はそろそろ起きようと思ってベッドから体を起こした。
  
  すると玄関から再び彼の入って来る音が聞こえた。
  
  「ふふっ、忘れ物したのかな？」
  
  と私は思い、再びベッドに戻り窓のほうを向いて狸寝入りをした。
  
  彼が入って来て、棚をガサゴソしたりして物を探している。
  
  「忘れ物するなんて可愛いところもあるんだ…」
  
  ガサゴソガサゴソ…
  
  しばらくしても探す音が止まないので、さすがに起きて手伝ったほうがいいのではないか、と思って横になったまま目を開けた。
  
  ふと、目の前の窓の外を見ると、会社へと向かう彼の姿があった。
  
  
  

  忘れ物を取りにの解説
  
  
  ガサゴソ探していたのは
  彼ではなく、空き巣。
  
  彼だと思っていたにも関わらず
  空き巣だとわかったときには
  ものすごい恐怖が襲ってくるだろう。
  
  果たしてこの後
  どうしたのだろうか…
  
  
  無視して
  空き巣にやられるままにしていたとしたら
  帰ってきたときの彼の反応はどうだろうか？
  
  「なんで部屋にいたのに空き巣に好き放題させていたの！」
  と怒られるのか、
  
  それとも
  「君にケガがなくてよかったよ」
  と安心されるのか。
  
  この後の展開が気になるところである。

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