1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

何か白い物がひらひらと揺れている

お気に入り

• 何か白い物がひらひらと揺れているの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「何か白い物がひらひらと揺れている」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 何か白い物がひらひらと揺れているとは

  禍話　SNSで伝播する令和怪談

• あれは1999年の大晦日でした。
  
  深夜、煙草を買いに行こうと、
  少し離れた場所にあるコンビニに出向きました。
  
  私の住んでる所ははっきり言って田舎なのですが、
  昔は街道筋だったので、狭い道路を挟んで、
  それこそ江戸時代を思わすような
  古めかしい木造建築の家がずらっと並んでいます。
  
  普段ならこの時間は人通りがまったく無いのですが、
  近所の寺や神社に参拝に行く人々でしょうか、
  数人とすれ違いました。
  
  
  
  
  
  コンビニで煙草と缶コーヒーを買い、
  除夜の鐘を聞きながら
  家に向かって来た道をゆっくりと帰りました。
  
  先ほどの街道筋に入ったときです。
  
  街灯もなく薄暗い中、
  何か白い物がひらひらと揺れているのが
  視界に入って来ました。
  
  その時は
  
  「ああ、洗濯物でも揺れているんだろう」
  
  と思い、
  気にせず通り過ぎようとしました。
  
  段々と近づくにつれ、
  それが何か判りました。
  
  真っ白い着物を着た女の人です。
  
  手足を広げてまるでヤモリのように、
  その家の2階の壁にべったりと貼り付いているんです。
  
  まるでその家の中を覗うかのように！！
  
  この時点でその女性が生きてる人では無いと判りました。
  
  垂直な壁にべったりと貼り付くような真似は
  生身の人間では無理でしょうから。
  
  今から思うと何故あの時、
  あんなに行動に出たのか判りませんが、
  私は相手に気づいた事を悟られてはいけないと思い、
  そのまま通り過ぎることにしました。
  
  冷静なつもりでしたが、
  かなりテンパっていたのでしょう。
  
  Ｕターンして別の道から帰るという手段もあるのに…
  
  極力そちらの方を見ないようにしていたのですが、
  やはり気になります。
  
  ちらちらと盗み見をしながらそこを通り過ぎました。
  
  若い女性のようでしたが自信はありません。
  
  顔は見えなかったので、
  恐らく見ていたら気絶するか絶叫して
  助けを求めたかも知れません。
  
  着ている物も着物というより、
  葬式の時に死者に着せる白装束のようでした。
  
  角を曲がり、
  相手から自分の姿が見えないと判った瞬間、
  恐怖がこみ上げてきました。
  
  ダッシュして家に帰り、
  部屋に鍵をかけて布団に潜り込みました。
  
  あの日に葬式があったわけでもありませんし、
  特に変な噂もない、
  ごくごく普通の夫婦が住んでる家なので、
  
  あの女性が何者なのか今となっては判りませんが
  ひとつだけ気になることがあります
  
  真下を通った時に微かですが声が聞こえました
  
  「お前で終わりだ、お前で終わりだ…」
  
  その家には子供はいないそうです
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• 1人が登録しています

  お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった38

  
• • #中編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】実際にあった怖い話 2025年7月号 Amazon
  • 【じわ怖】おにいさん祭り 長編18分
  • 【じわ怖】集団ストーカー 長編5分
  • 【じわ怖】俺は苺が好きだ 短編1分
  • 【じわ怖】刺された記憶 短編2分
  • 【意味怖】結婚式の前夜 短編1分
  • 【洒落怖】コの字型マンション 短編2分
  • 【洒落怖】3120 短編2分
  • 【洒落怖】遠距離の彼女 短編2分
  • 【洒落怖】近所の神社の鳥居の前 短編2分
  • 【洒落怖】白い傘を差し白い服を着た人 長編7分

  いま注目されてる怖い話

  • 

    コワい話は≠くだけで。　1 (ＢＲＩＤＧＥ　ＣＯＭＩＣＳ)

  • 

    フォロワーさんの本当にあった怖い話

  • 

    実際にあった怖い話 2025年7月号

  • 

    怖い話でメシを食う。最恐の2人が語る奇妙な日常

  • 

    うえまつそうの学校の怖い話

  • 

    5分で読める！ 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  何か白い物がひらひらと揺れている についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】気

  次の話：【じわ怖】飛び込み自殺の処理

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.4417

    【じわ怖】千円札とおじさん

    昔、夫婦が経営する飲食店でバイトをしていました。 ある時、カウンターに座っていたお客の女性に呼ばれました。 セリフの言い回しはその通りではないですが、 内容はほぼ覚えています。 「うちの旦那の話を

    1432

    39

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.5093

    【じわ怖】友達と電話

    夜、友達と電話していて、 たわいもない話しで盛り上がっていました。 その日は、一方的に私が話して、 友達が相づちを打っていたのですが、 気がついたら友達の相づちが聞こえてこないのです。 「おーい。も

    1085

    52

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.5019

    【じわ怖】数字

    私は零感だけど、最近初めて訪問したお宅で、 そこの息子さんが庭に出てきたところをぱっと目にした時、 胸の辺りに30センチくらいの大きさで 『１９』 という数字が見えた。 ゴシック体かと思うほど黒

    1048

    26

    1

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.20635

    【じわ怖】気になる絵画

    一つ俺の体験談をば。 秋口の頃だったか、 俺の勤めてる会社の社長の菩提寺が、 建物の一部を修復するとかで、 俺も含めて若い社員が5、6人と、 監督役の係長が一人、&#

    2093

    41

    0

    0

    長編5分

  • 怖い話 No.11929

    【じわ怖】ワンルームマンションで一人暮らし

    社会人になり、 このワンルームマンションで一人暮らしを始めたころの話です。 そのマンションは作りも立地もよく、 そして家賃がかなーりお安くと、 何より大卒リーマンにとってはす

    1522

    46

    0

    0

    長編5分

  • 怖い話 No.4323

    【じわ怖】不可解な言語

    自分の錯覚、と言われてしまえばそれだけなんだけれど。 当方大学１年。 両親と一緒に暮らしている。 最近引っ越すまで２ＬＤＫ（一室一室が狭い）のアパートに住んでいた。 私の部屋、 （と言っても

    1957

    54

    1

    0

    中編4分

  • 怖い話 No.12782

    【じわ怖】捨てられた女

    一昨年の９月、 俺とシゲジとキイチは町に飲みに行きました。 最初は焼き肉屋。 その後スナックでカラオケやって、 最後のラーメン屋を出たのが、 たぶん１時半過

    1761

    51

    0

    0

    長編9分

  • 怖い話 No.19334

    【じわ怖】4年前の空間

    あれは俺が5年生の頃だった。 俺の家族は、 その時アパートの3階に住んでいたんだ。 あるとき、 上に住んでいた4階の住人が引っ越した。 夜中とか結

    1673

    30

    1

    0

    中編4分

  • 怖い話 No.13837

    【じわ怖】気

    建築の仕事に就いていたときの話。 台所を改装したいというお宅へ伺って、 施主の奥さんと打ち合わせをしていました。 その時のご要望のひとつに、 いま嵌っている換気扇を

    748

    44

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.12969

    【じわ怖】遭難者の亡霊

    遭難者の救助や捜索に当たった後、 亡霊に悩まされる者が居る。 亡霊ではなく、 幻覚かも知れない。 せっかく発見したのに、 すでに死亡していた男性。

    1120

    21

    1

    0

    短編2分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 何か白い物がひらひらと揺れている

  ふっかつの呪文

  だひぱまけ　ぎぷぼてひ　ぉぅぺゆは　ぉうぃべぐ　
  ぢぜほぐぅ　ぬひぃひげ　ぐすにんす　おてょらに　
  あぞづぞじ　ゅぁんうぢ　いるぼなぬ　にぁりざじ　
  ぇるぺえぎ　ぼかをれぽ　そらびじみ　ぎくゎばさ　
  いかぁはる　すょどぜが　みぜよまれ　ぬぬほかっ　
  バロゴボル　テヴサゼベ　デアコケピ　ユガソヂヶ　
  ユォフグネ　トサパワヲ　ヮヴピチピ　ァリフネゲ　
  ケツイポヨ　ヲルニソィ　セエクゲド　ダェガョニ　
  ノニセノヒ　デニヒエヘ　シヅハュソ　ザッズギグ　
  ルヶヂキザ　ペグコアド　ヶゾデネゼ　グェモデゲ