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コンビニの自動ドア
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二年前の話。行きつけのコンビニの店員から話し掛けられた。可愛い子だったから内心ワクワクしたんだが、「お客様が通られた後少しして、誰も入らないのに自動ドアが必ず開くんです」と。仕事疲れもあってか、ああそう…程度に受け流したと思う。で、コンビニを出た。 んなわけないやろと一応背後を確認。閉じて10秒前後かな、確かに誰も居ないのに自動ドアは開いた。内心怖すぎて直ぐ様コンビニに入り直して店員に聞いた。「毎回?」「はい」「いつから?」「3ヶ月ほど前から…」この間も自動ドアは開いた。ありがとうと言ってコンビニを出た。後ろでやっぱり音がしてた。3ヶ月前は丁度祖母が亡くなった時期と一致する…だからそれを聞いて怖くはなくなった。大して何もしてやれて無いけど小さい頃、可愛がってて貰った記憶はたくさんある。その日は少し安堵して眠りについた。そして2日後、俺は一時停止を無視したトラックに跳ねられた。スピードは時速70kmオーバー(後に分かった)。死ぬはずだった。走馬灯って本当にあるんだね。色々な思い出や日常が頭の中で交錯したんだ。でも死ななかった。不意に転んだ時ぐらいのかすり傷。しかし運転手は人を思い切り跳ねた感覚があったと言う。俺自身、トラックと接触と言うより、何かに押されて転んだぐらいの感覚だった。その時、祖母が守ってくれたんだって思った。代わりになってくれたのかと思った。涙が止まらなかった。少し経ってコンビニの自動ドア、もう開く事は無かった。おばあちゃんありがとう。今は家族を持ち、元気にやってます。
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