怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
猟師の弾作り
お気に入り
1949
35
1
0
短編2分
コピー
「猟師の弾作り」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
明治以前は、鉄砲に使う鉛の弾を、 猟師自身が溶かして作っていたという。 夜なべ仕事に炭火で鉛を溶かし、 底の丸い鉄鍋で弾を丸める作業を続けていると、 不思議なことに家の年老いた猫が、 コクリ、コクリと首を振る。 猟師はさして気にもとめず、 夜が更けるまで次の猟に使う弾を作り続けた。 翌日。 山にうっすらと雪が積もり始めたその日は、 師走とはいえまれに見る不猟の一日で、 黄昏時が迫ろうというのに山鳥の一羽も姿を見せない。 さすがの猟師もとうとう諦め、 山を下りることにした。 日は暮れ、 雪明かりでようやく道が見える時分に、 猟師は山の出口にさしかかった。 と、その時、 林の中に二つの光りが見えた。 すぐに獣の目と知れたが、 その輝きが尋常ではない。 猟師はすぐに鉄砲を構え、 頭とおぼしき位置を撃ち抜くが、 一瞬瞳が隠れると同時に、 弾は金属音をたててはじき返された。 事態の飲み込めぬ猟師は、 弾を込め続けざまに撃つが、 皆同じように弾かれる。 とうとう前日に作った弾を全て撃ち尽くしてしまうと、 それが分かるのか、瞳がゆっくりと近づいてきた。 猟師達は昔からの習いで、いざという時の為、 たった一発だけ余分の隠し弾を常に持っている。 猟師は隠し弾を鉄砲に込めると、 これが最後と覚悟を決めて引き金を引いた。 最後の弾は見事に当たり、 すさまじい悲鳴と共に影が倒れ込んだ。 勇んで猟師が駆け寄ると、 なんとそこには年老いた飼い猫が、 額を撃ち抜かれて死んでいた。 横には玉を作る鉄鍋が落ちており、 これをかぶって鉄砲を防いだものと知れた。 前の日、この猫がしきりと頷いていたのは、 玉の数を数えていたのであろう。 畜生は長ずると化けて、 人に害を及ぼす。 この猟師の村ではそれ以降、 畜生の見ている前で玉を作ることはなくなった。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
1人が登録しています
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった35
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
禍話 SNSで伝播する令和怪談
憑きそい (扶桑社コミックス)
ひとりかごめ (バンブーコミックス)
誰かが描いた漫画(1) (コミックDAYSコミックス)
サユリ 完全版 (バーズコミックス スペシャル)
N 1 (電撃コミックスNEXT)
前の話:【ほん怖】杉の木の方々
次の話:【ほん怖】石が積み重ねられてる
怖い話 No.3707
【ほん怖】田舎の夏
1887
36
怖い話 No.19973
【ほん怖】変わった幽体離脱体験
1787
46
怖い話 No.20527
【ほん怖】記憶にない男の子
1942
37
短編1分
怖い話 No.20096
【ほん怖】球体関節人形を作り始めた
1603
52
怖い話 No.21636
【ほん怖】車で信号待ち
1201
25
怖い話 No.10966
【ほん怖】親子熊に遭遇
1766
45
怖い話 No.3193
【ほん怖】若い洋画家
1783
39
怖い話 No.3364
【ほん怖】何かの実験
2387
40
怖い話 No.3461
【ほん怖】白っぽい人
1880
怖い話 No.11553
【ほん怖】報酬は山菜
2036
29
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
現在地がわからない
墓地横の近道
前を歩いてた登山者
大きな病院で働いていた頃
葬式が終わってひと段落ついたとき
弟はチンピラだった
変なおばさん
チラチラピンク
ここにいる理由