怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
茅野駅から長野駅に向かっている途中
お気に入り
1303
44
0
短編1分
コピー
「茅野駅から長野駅に向かっている途中」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
鉄道で不思議な話と言えば、 もう10年以上昔の話になるが。 俺が就活の帰り道、 信州の茅野駅から長野駅に向かっている途中だった。 線路が一本しかないため、 電車の交差の待ち時間に停車した駅は、 夜の闇に覆われて、 真っ白な霧に包まれていた。 その時、同じ車両に乗っていたのは、 俺とリーマンのおじさんが一人だけ。 ホームを降りてタバコを一服していると、 霧の中から歌が聞こえてきた。 子供たちが歌う『花いちもんめ』だった。 一体どこから聞こえてくるのか不思議でならず、 同乗のおじさんに声をかけると、 氏も首を傾げていた。 車掌さんもホームに降りていて、 この歌の正体を尋ねてみたが、 正体は分からずじまい。 結局、交差を無事に終えた電車は、 俺たちを乗せてその駅から滑り出して行った。 その後、最近になって同じ路線を昼間走ることがあった。 霧に包まれていたことに加えて、 10年前のおぼろげな記憶では、 同じ駅を見つけることは出来ずじまい。 今も鮮明に耳に残る『花いちもんめ』の歌声は何だったのか。 霧に包まれたホームは一体どこだったのか。 恐怖はなく、 俺はちょっとだけ電車に乗るのが好きになった。 今もあの霧に包まれた不思議な駅には、 人知れず子供たちの歌声が響いているのだろうか。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった44
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
心霊浄化師 神楽京 恐怖の地下屋敷
心霊特捜 <新装版> 心霊特捜 <新装版> (双葉文庫)
心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている (角川文庫)
月下の黒龍 浮雲心霊奇譚 (集英社文庫)
ルポ“霊能者”に会いに行く 「本物」は存在するのか
新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛
前の話:【ほん怖】乗客の誰も関心を示さない空席
次の話:【ほん怖】奥多摩だかへ釣りに行った
怖い話 No.3345
【ほん怖】猿の像
1949
16
中編3分
怖い話 No.3506
【ほん怖】ベルリンの手紙
2081
46
短編2分
怖い話 No.21617
【ほん怖】パジャマを着た子供
1260
20
怖い話 No.19961
【ほん怖】木に赤い色
1267
34
怖い話 No.3771
【ほん怖】宇宙語を仏壇に向かって話していた
1360
36
怖い話 No.20049
【ほん怖】ナイーヴになりがちな時期
1614
40
1
怖い話 No.3491
【ほん怖】おれがあいつであいつがおれで
1300
30
怖い話 No.21719
【ほん怖】子守
949
14
怖い話 No.19822
【ほん怖】裸の人形
1349
21
怖い話 No.3266
【ほん怖】駅の構内の喫煙スペース
1224
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
母が精神の方で入院するかもしれない
狩られる6人
精神科医の伯父
必死に助けを求めている
戦争中に沈没した潜水艦
とある集落の依頼
姉あての電話