1. ホラスト
2. 洒落にならない怖い話

赤いダウンのおばさま

お気に入り

• 赤いダウンのおばさまの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「赤いダウンのおばさま」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 赤いダウンのおばさまとは

  サユリ 完全版 (バーズコミックス　スペシャル)

• 私の唯一の心霊体験のようなものです。
  
  私は女子高だったのですが、高校三年の3月に、
  卒業記念に仲良し4人で生まれて初めての大人抜きの旅行をしました。
  
  山中湖です。
  
  女子高の仲良し4人組なので、
  それはそれは楽しくて、騒がしい旅でした。
  
  一泊の旅行で、2日目、
  近くに風穴（氷穴とも言うらしいです）があり
  観光スポットなので行こうとなりました。
  
  この風穴、この時初めて聞いたのですが、
  富士山の噴火で火山流が地下を突き抜けて走った後らしく、
  天然の迷路になっているとのことです。
  
  
  もちろん入り口以降は立ち入り禁止です。
  
  風穴までいき、入り口付近でなんとなく中を見て、
  さて、もうやる事がなくなったので、
  写真を撮ることになりました。
  
  ポーズを決めるだけでゲラゲラ笑って、
  どうでもないことで楽しいものです、友達との旅行は。
  
  ポーズは「風穴に吸い込まれる私たち」に決まり、
  他にほとんど観光客がいなかったので、
  わたしがカメラマンになりました。
  
  あとの3人が片足を上げて、
  吸い込まれる～という顔をしてポーズを決めます。
  
  レンズ越しにわたしは、
  中々シャッターを切れずにいました。
  
  というのも、そのタイミングで
  他の観光客の方がちょうど隣に写り込んでしまったからです。
  
  赤いダウンのおばさまでした。
  
  風穴の奥を覗きながら体を揺らしていて、
  せっかくだからこの人がいなくなってからシャッターを切ろう！
  と私は思いました。
  
  3人は片足を上げてるので、
  バランスが崩れたり、
  とにかく早くしろと煩かったです。
  
  ちょっと待って～！と言いながら
  レンズ越しにチャンスを伺ってると、
  そのダウンの女性は風穴の中に入って行きました。
  
  今だ！と思いようやくシャッターを切ったのです。
  
  他の3人は、
  
  「本当に疲れた！
  なんであんなに遅かったの！
  信じられない！」
  
  と非難ごうごうだったので、
  わたしが
  
  「だっておばさんいたじゃん。
  いなくなってから撮りたいに決まってるじゃん」
  
  というと、みんなキョトン。
  
  「何言ってるの？いなかったよ」
  
  と。
  
  んなわけない、となりに居たやん！と思い
  
  「いたでしょ、赤いダウンの人、
  そのあと穴に入っていったでしょ。
  今も中にいるよ。」
  
  と言いましたが、
  その時点でみんな顔面蒼白。
  
  つまり、そのおばさんを見ていたのは
  レンズ越しの私だけだったのです。
  
  確かに私はシャッター切るまで
  一度もレンズから目を離しませんでした。
  
  ものの1分程度の時間の話です。
  
  念のため風穴の中を覗いたら、
  もちろん誰もいません。
  
  そこからが大変。
  
  ギィヤヤヤヤァァァー！！
  と四人で叫びながらバス停まで逃げました。
  
  あとで現像した写真には何も写っていませんでした。
  
  あとで知りましたが、
  風穴も氷穴も、樹海と同じく自殺の名所とのこと。
  
  今思えば思い出の一つですが、
  富士山は本当にヤバイ場所だと、
  深く思いました。

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった39

  
• • #中編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】実際にあった怖い話 2025年7月号 Amazon
  • 【洒落怖】紙切れの文字 中編3分
  • 【洒落怖】うっかりリモコンを触ったのかな？ 短編2分
  • 【洒落怖】現れる日本人形 短編2分
  • 【洒落怖】これでもまだしらを切るつもり？ 長編9分
  • 【意味怖】雪山で 短編1分
  • 【意味怖】片付け 短編1分
  • 【意味怖】３０分前に戻りたい 短編1分
  • 【ほん怖】『なにか』が目の前に現れた 中編4分
  • 【意味怖】インターネット医療相談室 短編1分
  • 【意味怖】プレゼント 短編2分

  漫画売れ筋

  • 

    LIAR GAME 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    LIAR GAME 9 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    LIAR GAME 8 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    LIAR GAME 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    LIAR GAME 16 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    ONE PIECE モノクロ版 112 (ジャンプコミックスDIGITAL)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  赤いダウンのおばさま についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【洒落怖】山彦

  次の話：【洒落怖】ばあちゃんの心霊写真

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.9658

    【洒落怖】踊る影

    私の通う高校は入学時から校舎の改修工事だかで、 校庭の隅にプレハブの実習棟があり、 校庭が一望できるようになってた。 敷地はかなり広い学校で、 畑なども併設していたためか 校庭もかなり広々としていた。

    1345

    39

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.22562

    【洒落怖】小学生くらいの甲高い声

    ちょっと恐怖体験報告に付き合ってくれ。 ベッドに横になって本読んでたんだよ、俺。 そしたらなんか子供の声すんのよ、外から。 小学生くらいの甲高い声がアハハ、アハハって。 なんだよう

    1220

    20

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.9598

    【洒落怖】小さな神社

    俺が高校3年生の時の話。 夏頃に友人のTが車の免許を取ったので、 俺達は毎日のようにTの車で深夜のドライブに行っていた。 しかしTは毎回同じような方向にしか行かない癖があるようで、 それに飽きてきた俺

    1983

    44

    0

    0

    長編6分

  • 怖い話 No.21073

    【洒落怖】見ちゃいけない世界

    小学生の頃の話。 毎年夏は海のそばにあるいとこの家に、 何日間か泊まりに行っていた。 いとこはひとつ下の女の子で、 子供心に彼女の両親のどちらにも似てないなと 夏に顔を合わせるたびに思っていたけど、

    1212

    27

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.9414

    【洒落怖】連れてっちゃうよ

    当時、母、兄、私の三人で暮らしていた。 その日は休みで仕事の疲れもたまっていたので お昼頃まで寝ていた。 そろそろ起きるか～と思い 体を起こそうとした瞬間に金縛り。 私はしょっちゅう金縛りに

    1336

    37

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.10373

    【洒落怖】首の取れた小さな地蔵のキーホルダー

    小学生の頃、 友達二人で友達のいとこの家にファミコンソフトを借りに行った帰り。 国道で、友達は信号が変わるのを待ってたんだけど、 俺は早くそのソフトで遊びたくて、 横断歩道のないところから飛び出した。

    795

    24

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.8716

    【洒落怖】行きたい場所

    まだ、看護師が看護婦と呼ばれていた時代だ。 当時、俺は某医科大学の看護学部の学生だった。 短い夏休みが終わると同時くらいに、 国家試験前の最後の看護実習が始まる。 俺は付属の大学病院で国家試

    1255

    33

    0

    0

    長編7分

  • 怖い話 No.8644

    【洒落怖】鬼になった女

    これから話すのは友人からの伝聞だ。 まるで見たかのように話す所もあるが勘弁してもらいたい。 今のようにジメジメとした梅雨の時期だ。 友人の高村から一本の連絡があった。 「久しぶりに

    1822

    29

    1

    2

    長編14分

  • 怖い話 No.8798

    【洒落怖】窓の顔

    １０年以上前、 俺の家の近所の団地の話なんだけど そこは６階建てで、 もうすぐ取り壊しされることが決まってたんで 入居してる人は少なかった 当時俺は高校生で 帰りは４時過ぎ頃だったんだけど、 その横を

    1341

    46

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.8168

    【洒落怖】中年のおじさん

    俺が中学生のころの話だ。 俺が住んでる町には昔から ‘おじさん‘と呼ばれてる 中年のおじさんがいる。 いつごろからいるのか、 母親に聞いてみたこともあるが知らないという。 俺が‘おじさん‘と

    1380

    30

    0

    0

    中編3分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 赤いダウンのおばさま

  ふっかつの呪文

  ろたほぬざ　りだぴひん　ずふぱろま　どにぇぜぽ　
  じぁべゃき　よぶづばや　りやむゅを　ぎらかりぞ　
  うょともも　ばれくよせ　ゆもぉっず　れぽつずざ　
  ぷぢぅぺべ　らはそをぉ　ひざるわふ　をみばすぴ　
  ひいょぐぅ　ゃげだりぁ　めふっかぼ　ゎるおろめ　
  ポァユゴヌ　メョオゼセ　ホンツピユ　ソクテホヌ　
  グデグノル　イトェヅビ　テョペゥタ　セノヴツュ　
  アヒノョヒ　ァッピメュ　タマピャヅ　ヴドイブギ　
  ヲラデドヌ　トロミズセ　ザゥビニボ　サェリデヒ　
  ズムベギゼ　ゴズセゾヴ　マベヨョジ　サセノヴワ