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峠を走っていると
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俺が住んでいるところは少し走れば峠があり、 休日の深夜になると峠小僧たちが集まってくる。 そんな自分の趣味はもれなく峠を流すこと。 といっても、 よくいる走り屋のようにつるんでいるわけでもなく、 走る時間帯も違う。 ましてや、 流すというよりはただのドライブだ。 (大した車でもないし度胸もない) 大体は車の整備をしたときなんかに その確認も兼ねて走りに行く。 時間帯は22:00には出発して 日付が変わる前に戻ってくる、 その程度のもの。 峠を走っていると、 深夜、1人、山道というのが相まってか 結構不思議な体験はそこそこある。 先ほど走った道をまた走っている、 今まで何度も聞いている音楽なのに 聞いたことのないギターのバッキング音が混じっているとか、 勘違いの延長みたいなものなんだけどね。 それでも1人で暗い中を走っているとドキドキはしてくるし、 他に何か起きないかなーなんて期待をしてしまう自分もいた。 そんないつもの峠を流している時。 いつもより少し時間が遅いおかげか、 道は途中まで空いていた。 途中まで空いていたというのは、 自分の車のペースが上がり、 先にいた前の車の列に合流してしまうから 途中までってことになる。 前を走っているのは、 大きいバスのような車、ミニバン、その後ろに自分の車だ。 その大きい車にドキッとした。 それは警察の護送車に見えたんだ。 ゆっくりな速度、 見た目は変に古臭い、 この時間帯に走ってるのもおかしい。 けれどこの時俺はミニバンが間に走ってることもあり、 ビビりつつもワクワクしていた。 内心、ずっとその護送車?の後ろを ミニバンは走っていたわけだし、 たまたま変な時間に走ってるだけだと思ってた。 でもそのミニバンが脇道に右折して行ってしまった。 と言っても前述通り気持ちに余裕はあった。 ミニバンがいなくなった分車間も近くなる。 何のことはない、 護送車なんかではなく只の古臭いバスだった、 色合いが護送車っぽいだけの。 それでもぼやっと光る大きい車体の後ろは いい気分じゃなかった。 途中で引き返すか…なんて思ってた。 (少し怖かった) そしたら目の前のバスが左ウィンカーを出して 減速し始めた。 左に曲がる道はない、 「お先にどうぞ」ってやつだ。 「全然心霊じゃねぇ…」 なんて残念半分安心半分で抜きに行った。 抜く時に横を見た、 車高の差もありほとんど見えない、 でも客席?はカーテンがほとんど閉められてるし 乗ってる人もいなさそうだった。 追い抜き完了、 やはり何も起きない。 まぁ期待してもこんなものだ。 とりあえず譲ってもらったし サンキューハザードでも出すかと手を伸ばしつつ ルームミラーを見た。 何もいなかった。 バスがいない。 文字通り消えた。 追い抜きでスピードが乗ってるとはいえ、 おかしい。 脇に抜ける道はないし、 Uターンできるわけでもない。 まさか某漫画みたいに ブラインドアタックでもしてるの?って感じだった。 血の気が引いた、 さすがに勘違いじゃない。 逃げた、というよりは走り続けた。 山の頂点で折り返して道を下ったけど その謎のバスにはすれ違わなかった。 峠を走ってて初めての体験、 これも勘違いの延長だとは思いたいけど、 さすがに違うと思う。
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