怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
夫婦愛
お気に入り
1921
42
0
1
中編4分
コピー
「夫婦愛」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
私は親族に、 主に妻の家族へ隠し事をしている。 なぜ私だけが知り、 なぜあの時お義父さんが私だけに話したのか それは10年以上経過した今でも、わからない。 それは妻の母親、 つまり私のお義母さんが亡くなってから2ヶ月後、 その日は甥の誕生日があり、 親族で誕生日パーティーを開いたときの事だった。 私は義兄に頼まれて、 そのパーティーの様子を 8ミリテープのビデオカメラで撮影していた。 すでに認知症気味だったお義父さんもその席にいた。 お義父さんには、 妻との結婚や娘の誕生の時など、 元気な頃には本当に数え切れないほどお世話になった方だった。 正直、飲んだくれで借金まみれだった私の実父なんかとは、 比べ物にならない立派な人であり、 心より尊敬できる「父親」であった。 そんなお義父さんは、 ボ~っとしたまま焦点があわない瞳を泳がせるだけになってしまった、 今までのご恩を思うと、 そんな姿が本当に痛々しかったのを覚えている。 後日、チェックの為にビデオを見ていると、 お義父さんの座っている椅子の後ろに、 ぼんやりと小さな白い影が映っているのを発見した。 その後、義兄の家へ赴き ビデオを再生しながらそれを見せると 「これお袋じゃないかな。」 と、言う。 確かに生前のお義母さんの背格好によく似ている気がした。 「親父を思って出てきたんじゃないかな、 ほら親父はもうボケ始まってるし、 あの世に行っても心配してるんだろうな。」 あまりオカルトな事とはほとんど無縁な私だったが、 その時はなぜか素直にナルホドと思ったのを覚えている。 他の親戚に会うたびに、 そのビデオを見せた 不思議と怖がる者は一人もおらず、 みんな納得したかのように お義父さん夫婦の愛情を喜んでいた。 そして再び妻の家へ出向いた際に、 ビデオテープをお義父さんにも見てもらおうと持っていった。 「ほら、お父さん、ここにお母さんがいるよ。 まだお父さんの心配してるんだね。」 妻がTVに映し出された小さな人影を指差して 父親の耳元で話をしていた。 そこで私は、 お義父さんのボンヤリとした目に 涙が浮かんでいたのに気づいた。 妻もそれに気づき 共に涙を浮かべた。 その日から1ヶ月もせず、 お義父さんが倒れた 脳内出血だった。 救急車で病院に運ばれたのだという。 それ以降、親戚の間では 「お義母さんが、 お義父さんを連れて行こうとしているんじゃないか」 と、噂をするようになった。 あのビデオを見せた日の感動が 何かバカにされているようで、 私たち夫婦は悔しかったが 時期や状況だけに、 そうさせてしまうのは仕方のないことだった。 お義父さんのお見舞いに行った時、 もうほとんど寝たきり状態になり 言葉も不自由になった姿を見た私は、 涙を堪えるのに必死だった。 あんなにも優しく、強かったお義父さん・・・ 今の姿からその面影も感じることができなかった。 妻が席を離れた時、 ふとお義父さんがTVを指差していることに気づいた。 TVが見たいのだろうかと思った私は TVの電源をつけようと立ち上がった しかしふと気づく、 お義父さんの目は私を見ていた。 何か言いたいことがあるのだろうか? そこで私は、 あのビデオテープに関することじゃないのかと思った それはある意味直感的なものだったのかもしれない お義父さんの呂律の回らない しわがれた声がそれを確信に変えてくれた。 しばらくして、 お義父さんが亡くなった。 お義母さんが亡くなって 1年も経過していなかった。 案の定、親戚の間では 「お義母さんが連れて行ったんだ」 という話になっていた。 そう、妻の親戚の間では そういう話にしておいたほうがいいのだ。 これ以上、 あのお義父さん夫婦の間を汚してはならないのだ。 だから、あの病室で お義父さんが何故か私だけに言ったあの言葉は 私の心の中だけにしまっておこうと誓って、 もう10年以上が経過した。 「あれは、ばあさんじゃない」 もうほとんど、 あのビデオは話題に上がらない。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった42
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
チェンソーマン 23 (ジャンプコミックスDIGITAL)
スナックバス江 18 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
スナックバス江 17 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
スナックバス江 12 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
スナックバス江 8 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
スナックバス江 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
名無し
意味わからん バァさんじゃなければ誰なんだよ?
前の話:【洒落怖】開閉
次の話:【洒落怖】一蹴
怖い話 No.22313
【洒落怖】姪と人形
1355
12
長編40分
怖い話 No.20280
【洒落怖】仲良くなった絵師を・・・
2097
48
短編1分
怖い話 No.22269
【洒落怖】危険な好奇心
朗読 OCCULT HITORI 怪談朗読ラジオ オカルトヒトリ
1049
24
3
長編77分
怖い話 No.22255
【洒落怖】ダッガコドン
1260
17
中編3分
怖い話 No.1339
【洒落怖】ヤバイ物件
1524
43
怖い話 No.8265
【洒落怖】霊が憑きやすくなる印
朗読 オカメ【2ch怖い話朗読】
1474
34
長編5分
怖い話 No.21238
【洒落怖】怖い祖母
1295
14
短編2分
怖い話 No.17431
【洒落怖】不思議な家
1787
怖い話 No.9032
【洒落怖】マテヨ
1441
49
怖い話 No.7906
【洒落怖】侵食
朗読 めたんの怖い話紹介ch
1125
29
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
イジメっ子3人
母親の怒り
はいじま駅
扇風機の向こうから聞こえる声
一人かくれんぼ
夜の山道でマラソンの練習
ミア
神様に感謝
メンヘラ