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微妙な予知夢つきの金縛り

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• 微妙な予知夢つきの金縛りとは

  小松左京の怖いはなし　ホラーコミック短編集

• 高校生の時
  居間で昼寝してたら金縛り？っていうか
  不思議な夢を見た。
  
  目があいてて、
  居間の風景とかは見えてるんだけど
  体が動かない。
  
  でもまあ怖いとかは感じなくて、
  ぼーっとしてたのね。
  
  そしたら、知らない男の人が入ってきて、
  本棚の上に置いてある箱をとって、
  で、それがオルゴールだったんだけど、
  ネジまわして音楽が鳴って
  それで夢が覚めた。
  
  
  実際本棚の上に箱が置いてあるんだけど、
  それがオルゴールだってこと知らなかったのね。
  
  でも夢でオルゴールだったから、
  もしかしたらと思って箱をとってみたら
  本当にオルゴールだった。
  
  ちょっとびびった。
  
  そんでネジまわしてみたら、
  夢で見た曲と同じ曲だった。
  
  そのオルゴール、
  死んだじいちゃん家から母が持ってきたやつだった。
  
  別に怖い体験ではなかった（実際恐怖は感じなかった）んだけど、
  一つだけ気になるのが、その男の人、本当に知らない人だったこと。
  
  おじいちゃんでもないし、
  親戚の誰でもない。
  
  何だったんでしょうね。
  
  とりあえず、
  その時からよく同じような
  微妙な予知夢つきの金縛りにあうようになりました。

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