怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
揺れるワンピース
お気に入り
1699
40
1
0
長編5分
コピー
「揺れるワンピース」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
暑い季節になってきて思い出してきたので ここで暑い季節にあったことを書いてみたいと思う 夏、私は彼女と友人と友人の彼女の4人で ロッジを借りて余暇を楽しむ計画をたてました。 当日は幸い天気も良く、 途中、昼食を挟んだり、 お酒などを買い込んだりしながら、 車でロッジを目指しました。 大きな渋滞などもなく、 無事にロッジにつきました。 ロッジの近くに小さな川があり遊べそうだったので、 着いて早々荷物だけロッジに置いて、 近くの川を目指しました。 もう昼をまわって3時くらいなっていたので、 それほど長い時間は遊べなかったが、 和気藹々と1時間程度川で遊んでいました。 その時、友人が山の向こうを指さし、 「あれはホテルか何かか?」 と呟きました。 そこには確かに、 何だか寂しい雰囲気のホテルのような建物がありました。 しかし、私がロッジを予約する時に調べた限りで 周辺にホテルのような施設はなかったはずです。 その後、4人で相談し 夕食後にそこへ探索に行ってみることにしました。 夕飯は材料は買い込んでいたのでロッジで作り、 食べ終わった時には9時くらいになっていました。 お酒は帰ってきてから、 ゆっくり飲もうということになり、 誰も飲まず、9時半頃に そのホテルのような建物を目指して車で出発しました。 当然道など分からないので 適当にそっちの方へ向かっている道を探して 適当に走っていきました。 車中、私以外の3人は、 潰れて廃墟になったホテルとかだとどうする? はいる?なんか出るんじゃね? などと盛り上がっていましたが、 私には、調べ漏れたホテルがあるだけだろうと思えました。 街灯などもない道をひたすら車で進むこと30分、 ガラスが割れ、蔓が巻き付き、 ところどころ外壁にもひびの入った、 外から見ても一目で廃墟と分かる、 その異様な建物に到着しました。 看板などもハズされていたため 名称は分かりません。 もうこの時点で私たち4人は大盛り上がり。 やばい。絶対何かでそう。入ってみようぜ! いや、ガラスも割れてるし 明かりもつかないやろし、危ないよー と、ギャーギャー騒いでいました。 その時、 友人の彼女がホテルの一角を指して 「ちょっと、あれ何?」 と言いました。 全員そっちを向き、 それまで騒いでいたのが嘘のように 一斉に静かになりました。 恥ずかしながら私も軽く身震いしました。 懐中電灯で照らされたその指の先の窓には 『白い?ワンピース』のようなものが揺れていました。 ゆらゆらゆらゆらと・・・ 数秒の間、沈黙が続きましたが、 友人が 「うおーーーこわっ。何あれ。ちょ、あそこ行ってみようぜ」 などと言い出しました。 彼女2人は、 さすがに嫌だ、早く帰ろうと拒否をしましたが、 私は何か異様な雰囲気のするその建物に入ってみたく、 結局、私と友人の2人が中に入り、 彼女2人は外で待っていることになりました。 それに、冷静に考えれば、 単に窓にかけてある服が 風で揺れているだけだろうとも思えましたし、 何かあればそれはそれで面白そうだったので。 中にはいると、 それほど広くはないもののロビーがあり ホテルであることが分かりました。 目指す窓は2階の端の部屋だったので、 ロビー横にある階段をのぼっていきました。 ホテルの中は、 ホコリっぽく蜘蛛の巣もところどころにありました。 廊下なども動物でも入り込んでいるのか 土や泥がついて汚れていました。 しかし、もともと霊感がないせいか 動物も含めて何もでず、 目的の窓のありそうな部屋までたどり着きました。 部屋の中を懐中電灯で照らすと、 予想通り白いワンピースが カーテンレールにかかっていました。 ただ、その時は 不思議と全く揺れていませんでした。 部屋の中も見る限り それ以外には何もなさそうだったので、 私と友人は部屋には入らずに そのまま入り口へ戻りました。 ただ戻っている途中、 何かぞくりと背中に震えがはしったような気はします。 途中、のぼってきた階段とは別の階段があったのでそれを使い 1階におりて入り口を目指していると、 急に入り口の方から、足音が聞こえ 彼女達が、私と友人の名前を叫んでいるのが聞こえました。 何かあったのかと思い、 「おーい、こっちこっち」 と言いながら入り口のロビーまで来ると、 私たちが最初にのぼった階段から彼女たちが 「早く外に出て!」 と叫びながら、 ドタドタドタと下りてきました。 呆気にとらわれている私と友人の手を取り、 彼女たちにそのまま外に引っ張り出されました。 「どうしたん?」 と聞いたのですが、 とりあえず早く車を出せと、急かすので、 ただ事ではないと思い すぐに車に乗り込み、 そのままホテルを後にしました。 ロッジに戻る車中、 途中何があったのか話を聞いてみると、 私たちがホテルの中にはいっている間、 ボーッと2人でホテルと眺めていると、 そのワンピースのある部屋の中から 懐中電灯のような光が見えしばらくすると消えた。 もちろんそれは私と友人の懐中電灯です。 彼女たちもそう思ったととそうですが、 問題はそのあとで、 懐中電灯の光が消えたあとしばらくすると、 例のワンピースが急にすっと 部屋の奥に移動していったのだそうです。 さすがにこれは異常事態だと思い、 私たちを連れ戻しにホテルの中に飛び込んだ。 そして、 2階にあがり私たちの名前を叫んでいると、 遠くから 「イヒイヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ」 という声が聞こえてき、 その直後、1階から私たちの声が聞こえた。 とのことでした。 また、私の彼女には見えませんでしたが、 友人の彼女には、 ボサボサの長い髪をした頭が ワンピースの上から出ていたのも見えたそうです。 さすがに私と友人は絶句してしまい、 妙な寒気と、異常な喉の渇きを覚えながら、 その後は誰も喋らずにひたすらロッジを目指しました。 以上、暑い日の出来事でした
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
1人が登録しています
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった40
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
心霊探偵八雲(12) (あすかコミックスDX)
訳アリ心霊マンション 4巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
訳アリ心霊マンション 3巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
会社を辞めてバイクにまたがり今日も会いにいく 日本一周心霊ノ旅
訳アリ心霊マンション 1巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
心霊スポットの漫喫でバイトしてた話 パチ美のWeb漫画まとめ
前の話:【洒落怖】住むと不幸になる家
次の話:【洒落怖】微妙な予知夢つきの金縛り
怖い話 No.8813
【洒落怖】加護
1582
58
短編1分
怖い話 No.336
【洒落怖】電気を消すと足音がするんだよ
朗読 りょりょの怪談チャンネル【作業用かいだん朗読】
1503
45
長編7分
怖い話 No.10185
【洒落怖】そこの期間だけ記憶が飛んでしまっている
1434
26
中編3分
怖い話 No.1364
【洒落怖】勝者は不在
852
41
2
怖い話 No.2669
【洒落怖】列をなす人々
1620
32
短編2分
怖い話 No.8887
【洒落怖】唯一の救い
1282
43
怖い話 No.7523
【洒落怖】ババアの踏切
1172
30
怖い話 No.9143
【洒落怖】可愛い
1542
31
怖い話 No.17285
【洒落怖】夏の帰り道
1531
50
怖い話 No.22910
【洒落怖】親父の神テク
601
10
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
どうか呪わないで。 空き巣より
逆吸血鬼と存在しない町
一年に一度村を無人化
普通の彼女じゃない
あんた死ぬよ
降って沸いた心霊現象
好奇心
タヌキ
赤猫