怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
恐怖による認識
お気に入り
1857
16
0
短編2分
コピー
「恐怖による認識」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
実際にあった話。 京都に住んでいた頃、私は大通りから少し離れた小路に面したマンションに下宿していた。その小路は本当に暗い。 街灯があるにはあるが、それでも暗い。特に夜は、人通りなどあったものでもない。 京都にはこんな小路、いくらでもあるのだが。ある日の夜午前零時をまわった頃、寝ようとした私は、外で変な音がするのに気づいた。 「キィーーーーー」 「キィーーーーー」だんだんと近づいてくる。そのときの私の下宿は、二階にあった。 ベランダからは、その小路が見える。しかし、こわくて見れない。 私は部屋の明かりを消し、外からこちらが分からないようにした。もっとも、下の小路から二階のこちらはあまり分からないだろうが、とにかく私は「気付かれない」ようにしたかった。 どんどん近づいてくるそれは、どうやら「人の声」であるように思えてきた。しかも、走っている。 私は、怖くなくなった。それが人だと分かったからだ。 しかし、どんな人なのだろう?私は、近くにサナトリウムがあるという話を聞いたことがあった。徒歩では少し遠いが、そこからもしかしたら逃げてきた人なのではないか?とりあえず、耳を澄ましてみた。 何も聞こえなくなった。しばらく待った。 すると、うちのマンションの一階玄関付近からすすり泣く声と男の声が聞こえてくる。(このマンションには吹き抜けがあり、一階の音はよく聞こえる)ひそひそと話し合うような声。 女の泣き声。なんだ、痴話げんかか・・・。 一気に興奮も冷め、私は眠りにつこうとベッドに入った。それからしばらくして。 ベランダの窓から、強烈な光。断続的にフラッシュ。 たまに混じる赤い光。さすがに、私はベランダから階下を覗いた。 パトカー。翌日、マンションの掲示板には、通り魔事件発生につき注意されたし、というような文面が。 確かに、マンションの前の道には、ところどころ白線で囲った血の跡が。後で聞いた話だが、どうやら女の人は、通り魔のナイフを手のひらで受け、難を逃れたらしい。 そして、マンションの前の民家の男に助けを求めた、ということだ。つまり、私の聞いた話し声は、その時のものだったのだ。 しかし、人間、いざというときは人とは思えない声を出すものだなー、と思った。逆に恐怖で身をすくませていた自分は、その女の助けに気付くこともなかったのだ・・・複雑な気持ちだが、とりあえずその女が生きていてくれて本当によかったと思った。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった16
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
訳アリ心霊マンション 3巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
週刊実話 増刊 発禁! 最恐の心霊現象2025夏 [雑誌]
怖い都市伝説 (ミリオンムック)
心霊スポットでセックスする!
心霊探偵八雲4 完全版 守るべき想い 心霊探偵八雲 完全版 (講談社文庫)
最恐心霊スポット コンプリートガイド
前の話:【洒落怖】呪い返し
次の話:【洒落怖】七不思議
怖い話 No.1909
【洒落怖】白い煙みたいなもの
1641
37
短編1分
怖い話 No.1406
【洒落怖】憑依されかけ
888
44
中編4分
怖い話 No.10070
【洒落怖】覗き穴
3026
30
中編3分
怖い話 No.7284
【洒落怖】命がけの抵抗
1871
28
怖い話 No.21190
【洒落怖】てすと
1067
6
怖い話 No.18305
【洒落怖】いわゆるリターンライダーってやつだ
1726
39
怖い話 No.14589
【洒落怖】ゾロ目
2077
1
怖い話 No.2083
【洒落怖】じっと見つめてくる目
679
40
怖い話 No.261
【洒落怖】手を振る女の子
2183
怖い話 No.498
【洒落怖】赤口さま
2242
50
長編5分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
弟と電話
リンフォン
神職の一家
そうぶんぜ
真新しいヘルメット
まりこ人格
モルモット