怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
シルシ
お気に入り
1462
31
0
1
短編2分
コピー
「シルシ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
むかし、仕出し弁当屋で配達のバイトをしていた。 たまに妙な客からの注文があった。 怪しげなセミナーだったり、 何かの撮影現場だったり。 お葬式の会場に運ぶことも多かった。 あるとき、郊外の小さな町へ弁当を届けに行った。 そこでお葬式が行われていた。 よくあるお葬式で何も変わったことはなかったのだが。 次の週にも、その地区へ弁当を届けに行った。 やっぱりお葬式だった。 代金を払ってくれたのは、 前回と同じおばさんだった。 前回は地区の施設を使ったお葬式だったが、 今回は故人の自宅らしかった。 その次の週はシフトに入っていなかったが、 更に翌週はまたもその地区へ配達に行った。 あとで帳簿を見せてもらったら、 5週連続で注文が入っていた。 お客さんの名前も注文の数もいつも同じだった。 注文しているのはあのおばさんかも知れない。 今回も故人の自宅でのお葬式で、 あのおばさんが会計をしてくれた。 聞いちゃいけないような気もしたけど、 つい聞いてしまった。 「最近、こちらでお葬式が多くないですか?」 一瞬、おばさんの顔がこわばったように感じた。 おばさんはだまって空を見上げた後、 おかしな事を言った。 「そうだね。毎年この時期はね」 「毎年なんですか?」 「次はあの家だよ」 おばさんは無表情に 通りの向こうのある家を指さした。 見ると、その家の玄関脇に 赤い30cm四方くらいの紙が貼ってあった。 何か丸い記号のようなものが書いてあった。 そう言えば、今いるこの家にも 玄関に紙が貼ってあった。 「あの赤い紙は何なんですか?」 「そういうシルシだよ」 もっと聞こうと思ったが、 「もういいから帰りなさい」 と言われてしまった。 そのあと、やはりその地区で 同じおばさんから弁当の注文があったらしい。 気味が悪かったので、 自分はその地区への配達を避けた。 しばらくしてそのバイトは辞めたので、 弁当の注文がいつまで続いていたのかはわからない。 おばさんの話が本当なら、 今年もあそこで毎週お葬式が行われているのだろう。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった31
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
メダリスト(13) (アフタヌーンコミックス)
転生したらスライムだった件(29) (シリウスコミックス)
新ルパン三世 : 2 (アクションコミックス)
凪のお暇 12 (A.L.C. DX)
新ルパン三世 : 1 (アクションコミックス)
僕の心のヤバイやつ 12 (少年チャンピオン・コミックス)
名無し
小さな町ならもう全員なくなっているのでは…??
前の話:【じわ怖】落とし穴
次の話:【じわ怖】夢遊病の人が寝た状態で徘徊する時
怖い話 No.4048
【じわ怖】仏様の力
1700
48
怖い話 No.4056
【じわ怖】駅のホームで目撃
1812
36
短編1分
怖い話 No.12774
【じわ怖】相模湖から奥多摩へ向かう林道
1795
17
長編7分
怖い話 No.18842
【じわ怖】女神様
1877
怖い話 No.12429
【じわ怖】タヌキの仕業?
1558
41
怖い話 No.18552
【じわ怖】親のもつ小さな別荘
1182
32
怖い話 No.12517
【じわ怖】部屋に入った瞬間イヤ~な空気がした
1180
14
怖い話 No.12535
【じわ怖】顔がある石
1974
27
怖い話 No.13025
【じわ怖】飲み友達
1047
42
中編3分
怖い話 No.4237
【じわ怖】トンネルの向こう側
1625
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
消えた仏黒山村
スティキン
保母さんが妊娠
熟女体験談逆周り
電気つけずに台所でバナナ食ってた
卒業式後の日曜日
苦労を支えあった義母との思い出