怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
小学校の文集
お気に入り
2097
24
0
中編4分
コピー
「小学校の文集」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
学校というのはなんだかんだでよく妙なことが起こる。 丁度この頃になると年度末、 卒業に向けて学校全体で文集を作ったりするよね。 卒業生だけのじゃなくて、全学年分の文集。 各クラステーマ毎に短い文章を児童に書かせたりするやつね。 そんな文集の中でも低学年に限って起こる妙な話がある。 やっぱり低学年だと、時折不思議な日本語を使ったり、 なんのこっちゃみたいな文章を書く子供はそれなりにいる。 そんな時は大体そのクラスの担任が 手直しをしたりして体裁を整えるんだけど。 そんな中で、理解不能な作文を書いてくる子供がいる。 理解不能と言っても、文章自体は別段文法も間違っていないし、 言葉を間違えているという訳でもないんだけど、 その文章の意味するところが全く不明瞭な作文を書いてくる。 で、こういう作文が出てくると「またか」ってなるのよ。 明らかにお花畑や電波っぱな作文とは違って、 分かるけど分からない。 この手の作文を書いてくる子供が必ずいる。 それだけならまあ「稀によくある」みたいな話で済むんだけど、 ところがそうもいかなくて、 この手の作文が毎年出る。 必ず出る。 『変な作文を書く子が毎年いる』んじゃなくて、 『毎年同じ様な共通性のある変な作文を書く子が出てくる』んだよ。 けど、書いてくる児童にはそれらしい共通点もない。 かたや成績優秀で作文が得意な子だったり、 かたや明るくて元気な運動好きな子。 他にもゲームが好きな子とか、無論ちょっと内向的だったり、 些かの事情がある子もいる。 そんな風に毎年、共通性のない子たちが同じ様な共通性を持った 意味不明な作文を書いてくる。 という児童が知らない教職員の七不思議、のような話。 ちなみにその作文は、 『○○しつのまどで、おねえさんとたくさんおはなししたよ ○○のこととかを、たくさんおしえてもらってさよならしたよ』 みたいな作文。 (ある程度ぼかしてるのはご勘弁を) ○○室、お姉さんというのが大まかな共通項で、 他にもNさんという人名が出てくることもある。 そこで子どもたちはその『お姉さん』とあることについて話したり、 絵を書いて見せたりしている。らしい。 他の職員に聞いたところでは、髪が長いとか、帽子だとか、 そういう付加情報が書いてあることもあったそうな。 総合すると、 『髪の長い優しそうなお姉さんで、名前はNさん』 ということになる。 年齢はよく分からないけど、 低学年児童の目から見て『お姉さん』なので、 勝手に二十代くらいではと思ってるけど、 当然該当しそうな人はいない。 一時期 「不審者が校内に入ってきたのでは?」 みたいな事になったけど、 結局それらしい目撃情報もなかった、 というか余り不安を煽ってもと、 あまり公にどうのこうのみたいなのはなかった。 実害もなかったし、 なんだんかんだで有耶無耶に…まあその体質的に、と。 でまあ、書いてあるように毎年恒例になってるので、 この『Nさん』に関連した作文を書いてきた子には、 やんわりと別な思い出を書こうねと促してる。 意外とみんな素直に別な作文を書いてくるし、それは普通。 ちなみに、そういう体験をした、Nさんと会った、 みたいな話が児童の間では意外とというか全く広まってないらしく、 文集の作文でしか聞いたことはない。 「なんだか分からないけど実害はないし放っておこう」 というスタンスだけど、 個人的には何かあってからでは遅いのでは、とも思うけど、 実際自分が見た訳でも体験した訳でもなく、 児童の作文の上での妙な出来事なので、 実際どうにかしろといわれてもどうしたらいいのかという事になるかなぁ…。 そんな作文が今年もきたので、 「学校って時々変なことあるよね」 という話として。 特にオチはないんだけど、上記の作文は今年のもの。 原文ママではないけど。 で、この○○室というのは二階にあって窓はあるがベランダはない。 なんでちょっとヒュンっとはした。 というかここまで書いてなんだけど身バレしそうでさらにヒュン。 長くなってごめん。とりあえずおしまい。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった24
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
私の日常。
Get Backers 奪還屋【極!単行本シリーズ】1巻
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 13 (ドラゴンコミックスエイジ)
BLUE GIANT MOMENTUM(3) (ビッグコミックススペシャル)
ぼっち・ざ・ろっく! 7巻 (まんがタイムKRコミックス)
ドカ食いダイスキ! もちづきさん 1 (ヤングアニマルコミックス)
前の話:【じわ怖】寒気と悪臭
次の話:【じわ怖】工場の検査室
怖い話 No.4956
【じわ怖】茶室で異様な経験をすることが多い
1078
32
1
短編2分
怖い話 No.13336
【じわ怖】頭髪とヒゲは白髪で素足だった
1221
33
中編3分
怖い話 No.12599
【じわ怖】歩く怪奇現象
1253
34
怖い話 No.12818
【じわ怖】尾が光る山鳥
1695
短編1分
怖い話 No.4471
【じわ怖】葛籠
1469
29
怖い話 No.13397
【じわ怖】割箸
919
37
怖い話 No.3982
【じわ怖】子供が絵本を読んでいる
1771
47
怖い話 No.5473
【じわ怖】山での昆虫採集
2005
54
怖い話 No.18961
【じわ怖】最後の写真
1687
怖い話 No.4198
【じわ怖】私は誘拐(拉致監禁?)されたことがあります
1857
28
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
友達の様子がおかしくなってきた
3人で横一列に並んで歩いていた
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい