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事故の記憶
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28の時、ふと思い立って自動二輪の免許を取り、 オフロードのバイクを新車で買った。 納車の日、バイク屋さんが自宅でバイクを開荷してる時、 母親が後ろから見てて、 「また買ったの?今度は事故らないでね」 と俺に言った。 えっ?と振り向くと、 「前にもこんな大きなバイク買って、事故起こして入院したじゃない」 と母親が続ける。 その時俺も、似たようなオフ車で事故って、 大腿骨骨折で一ヶ月入院したことを思い出した。 いやいやちょっと待て、 俺は学生の頃は原付きのスクーターに乗ってたものの、 社会人になって車にしか乗ってなかったハズだ。 二輪の免許取るまで、バイクのギア・クラッチの使い方すら知らなかったし、 こんな大きなオフ車になんか乗った事もない。 「それっていつのことだっけ?」 母親に返してみたら、母親もあれ?って感じの表情。 その日の夜、もう一度母親と話し合ったが、どうにも釈然としない。 俺も母も、俺の事故の記憶があり、入院の記憶もある。 しかし、どう考えても時期もハッキリしないし、 免許を持っていなかったから、乗るハズがない。 母親の方も俺が事故った日、仕事が休みで俺の事故の報せを受け、 入院用の荷物を病院まで持ってきた覚えはあるが、妙に記憶が曖昧だと言う。 そこへ弟が仕事から帰ってきた。 弟は県外の高校へ行き、そっちで就職し、 三年前父が他界したとき帰ってきて、地元で再就職。 弟が覚えていたら、事故は三年以内の出来事のハズ。 果たして弟も覚えていた。 「見舞いに来たやん」 と呆れる弟に、 「どこの病院だった?」 と聞くと、黙り込んでしまった。 記憶としての事故はあるのだが、事実としての事故がない。 しかも、家族全員どころか会社の記録さえ、 俺はひと月休んだハズなのに、タイムカードは休んだことになってない。 バイクで出勤すると、皆が 「またバイク買ったの?また事故るなよ」 と声を掛けてくる。 仲の良い社員数名と上司に聞いても、 皆同じく俺の事故と入院と見舞いの記憶があるのに、 いつ、どこの病院という記憶がないのだ。 ここまでくると俺が事故りそうな話なんだが、 まぁそんな事もなく、それから10年がたつ。 今は結婚もして、バイクは売って車しか乗ってない。 あの時の事は未だに不可解。
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