怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
高校時代の飲み会
お気に入り
1444
35
0
短編2分
コピー
「高校時代の飲み会」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
高校生の時の話。 一学年上の先輩の家で、友人や先輩数人で酒を飲んでいた。 私は恥ずかしながら下戸なので、ごく薄いお酒(ほとんどジュース)を飲みながらもほぼシラフで、 その場の雰囲気を楽しんでいただけだったが、 他のメンツはビールやらチューハイやらカクテルやらチャンポン状態で、相当気分良く出来上がっていた。 そのうち、ハイペースで飛ばしていた先輩の一人がついに潰れて、その場にゴロンと横になった。 それを見て皆は、おいおいもうくたばったのかよーとゲラゲラ笑った。 異変に気付いたのは、それから数分後だった。 酔いつぶれて横になった先輩の体がケイレンしだしたのだ。 「ちょっと、やばいんじゃないの・・・」 経験があったわけではないが、直感的にこれは急性アルコール中毒の症状だと思った。 皆も同じ事を考えていたようで、困惑した表情で先輩を囲んでいる。 酔いなどはいっぺんに吹っ飛んでしまったようだった。 「き、救急車・・・」 携帯電話などまだ普及していない時代。 私が先輩の部屋の受話器を取り上げてダイヤルしようとすると、友人がいきなり手を伸ばして電話を切った。 驚いて「何!」と言うと、友人は真剣な顔で「ちょっと待って」と言う。 「今、救急車よんで、酒飲んでたことがばれたら、どうなる?・・・」 もうひとりの友人の顔がさっと曇った。 「停学とかに、なるのかな・・・」 私達はごく普通の学生で、普段問題とかも起こしていなかったし、過去に停学を食らった経験などがある者はいなかった。 「やばいよ、だって私、もう推薦決まってるのに・・・今停学になんかなったら取り消されちゃうかも」 「私も・・・」 一人はいまにも泣き出しそうだ。 「だって、でも、ほっとくわけには・・・」 オロオロする先輩、泣き出す友人。 結局、押し問答の末、救急車は呼ばれなかった。 倒れた先輩が意識を取り戻したからだ。 先輩は気分が悪いと言ったが、吐いたり水を飲んだりしているうちに平常に戻ったようで、 しばらく休ませてからその日は解散になった。 酒盛りの話は親にも学校にもバレることなく、全員平穏に卒業した。 アルコール中毒で簡単に人が死ぬものかどうかは知らないが、 その時、先輩の命より自分の推薦や体裁の心配をした友人たちがほんのり怖くなり、 その後そいつらとの交友は自然消滅した。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった35
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
フォロワーさんの本当にあった怖い話 : 2 (アクションコミックス)
本当にあった怖い話: −コマラセラレタ (あん堂)
5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)
「超」怖い話 癸 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2024年9月号
ちょっと怖い話1 フォロワーさんのひとこと体験談
前の話:【ほん怖】思い出す
次の話:【ほん怖】逆周り
怖い話 No.11570
【ほん怖】小さな人影
1490
25
短編1分
怖い話 No.10540
【ほん怖】弓取り
1200
22
怖い話 No.21707
【ほん怖】身体の主導権
1134
5
中編3分
怖い話 No.11311
【ほん怖】焼死体の第一発見者
1704
43
怖い話 No.3388
【ほん怖】子供のいない老夫婦
1316
29
2
怖い話 No.11610
【ほん怖】たいがい狸
1777
40
怖い話 No.11314
【ほん怖】人里に近い高野山
1727
37
怖い話 No.15020
【ほん怖】釣り旅行
1019
36
怖い話 No.2909
【ほん怖】注意事項
1440
55
怖い話 No.11537
【ほん怖】山中の小屋で暮らす夫婦
1715
27
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着ほん怖
でっかいカエル
古びたフランス人形
信号待ち
家への電話
ヘアピンが落ちてる
友達の家に電話
笑い声
缶けり
義理の姉
サンタとトナカイ
極限状態の意識
白黒おじいさん
新着コメント
熊に怯えていた
えいやこらさ
忍者ごっこ禁止令
気持ち悪い人形
ゴッホ効果
カルト集団への取材
異物混入