怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
架空のお友達
お気に入り
1506
38
0
短編2分
コピー
「架空のお友達」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
うちの娘が2才の頃、 よく宙に目線を彷徨わせることがあった 嫁さんと 「赤ちゃんには見えるっていうよなw」 なんて笑いながら 「なにが見えるの?」 と問いかけると 「お友達」 と娘 「お友達なん?お名前は?」 と、まだ余裕で訊く俺と嫁さん 娘は無言でまたじっと宙の一点をみつめると、 すこしして 「けいこさん」 と答える テレビかなんかの影響かな? くらいにしか当時は思わず 娘には架空のお友達「けいこさん」がいるというのが 嫁と俺の共通認識となった で半年程して家の事情で他県に引っ越すこととなり 娘もそのころにはあまり目線を宙に彷徨わせることもなく 俺も嫁も「けいこさん」のことなどすっかり忘れていた 娘が3才になる頃、 職場の飲み会に(嫁と俺は同じ職場) 娘もつれて行った時のこと 猫には幽霊が見えるという話題から、 ふと「けいこさん」を思い出し、 皆にその話をした 面白がったパートのおばさん連中がうちの娘に 「けいこさんはまだ見えるの」 と訊くと 「けいこさんはもうおらん」 と娘 「どこ行きよったんw」 とからかうように訊くおばさん だが娘がぽつりと語った「けいこさん」の話に その場は凍りついた 娘いわく 引っ越しの時に前の家にけいこさんはおいてきた いっしょにはこれなかった けいこさんは家にいたけど ほんとうは石でできた橋のしたにいるおんなのひと としはわかんない けいこさんは 橋の下でひとりぼっちだったから 自分のところに来た そこまで語った娘は急に不機嫌になり その後の追求には「わからん」としか答えなくなった 若いパートの女の子が 重くなった雰囲気を変えようとしたのか努めて明るい声で 「けいこさんみたいな人はもう見えんのん?」 と娘に尋ねると 娘はじっと座敷の隅を見つめて指差し 「○○○さん」と意味不明の名前を言った ますますその場は重くなり、 飲み会は早々におひらきとなった この話をうちの母親にすると、母いわく 「うちの家系は女は「見る」家系なんだ、 気をつけなさい」 とのこと そういえば母親が写真を撮ると 必ず何枚かは原因不明の光線カブリがあった 妹が突然「誰かきた」と言い出し、 外を見ても誰もいないのに 犬がけたたましく吠えることが時々あった 家系なら仕方ないかとなんだか納得した 娘も今は11才になり、 おばけも虫も血も苦手な普通の小学生になってます 当時のことは全く記憶にはないようです
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった38
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
私の日常。(2)
みいちゃんと山田さん(3) (マガジンポケットコミックス)
航宙軍士官、冒険者になる9 (電撃コミックスNEXT)
北斗の拳 11巻 (ゼノンコミックス)
みいちゃんと山田さん(1) (マガジンポケットコミックス)
キングダム 77 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
前の話:【洒落怖】鏡の中のあいつ
次の話:【洒落怖】生臭い空気
怖い話 No.22660
【洒落怖】幽霊の行動
1133
7
怖い話 No.1467
【洒落怖】押し入れが好きでよく入っていたんです
1779
44
1
怖い話 No.18241
【洒落怖】ヤツの仕業
1197
47
短編1分
怖い話 No.7597
【洒落怖】親切な先輩
2490
29
中編3分
怖い話 No.9539
【洒落怖】降りてくるモノ
37
怖い話 No.2038
【洒落怖】ベビーカーを押した若い女性
1598
50
中編4分
怖い話 No.8766
【洒落怖】まとわりつく女
2783
45
長編8分
怖い話 No.9119
【洒落怖】暇だし学校に戻って遊ぼう
1449
31
長編6分
怖い話 No.8815
【洒落怖】深夜の老婆
1329
36
怖い話 No.153
【洒落怖】生首
3575
43
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
覗く男の子
人形の呪い
金剛峰寺
土着信仰
バイク二人乗り
得体の知れない臭い
親父の飯