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カーテンの向こう側
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俺の体験談の中でも怖い方?の話を投稿するから、心して読め。出窓がある部屋とか部屋に小さな窓があるヤツは、気持ちよく読めないかも…この話しにタイトルを付けるとしたら、カーテンの向こう側…って感じになる。では…前に住んでたマンションの時の話なんだけど、俺は2階の角部屋に住んでた。そこは3DKのマンションで、学生の俺には広すぎる状態ではあった。でも、都内ではないから家賃は80000円。バイトもしてたし、仕送りもあるし、5万くらいで1ルームに住むより全然いいわってことで、そのマンションに住んでたんだけど、住んでから気付いた。(しかも3ヵ月後くらいに) …道路挟んではす向かいが、セレモニーホールだって事に。その時は、マジでうわぁ…って思った。しかも、リビングに小さな小さな出窓がついてて、そこからセレモニーホールが丸見え。だから、夜通し明かりがついてる時なんかは、あぁ、今ここに死体あるのか…とか、何かちょっと怖い想像もしてしまったりしてた。まぁ、一応カーテンつけてるし、別に害はないしってことで、逆に、その小さな出窓を開けて外を眺めながらタバコを吸うってのが、俺の日課みたいになってたんだよね。そんなある夜、いつもの様に部屋の電気を落として、出窓開けてタバコ吸ってたんだ。そしたら、ふと視界の隅で何かが動いてるのを捉えた。何の気なしにそっちを見ると、セレモニーホールの屋上を誰かが歩いてる…。ちょうどその時、セレモニーホールは色の塗り替えをやってたから、建物の横に足場もあったし、作業員かな?と思ったんだよね。その時は、不思議と怖いとかはまったく思わなかった。でも、夜中も3時近いのに塗り替えやらないよな…と思って、メガネを取ってきてもう一度よく見てみた。その瞬間、めちゃめちゃ怖くなった。屋上を歩いてると思ったのはまず間違いで、どう考えても屋上のフェンスを乗り越えて、フェンスの外を歩いてるんだ…。そこにどれ程のスペースがあるか知らないけど、普通の精神のヤツだったらそんなとこ歩くわけない。次に、それはワンピースというか、白衣というか…何か青白っぽいスカートの様な服を着た女だった。俺はマジでその瞬間、こいつ精神病患者で自殺する気だ!!って本気で思った。その女は、両手を上に上げたり横に広げたりしながら、その屋上のスペースを右へ左へ行ったり来たりしてた。横にスペースなんてないんだろうから、この時点でおかしかったんだろうけど、全然気付かなかった。俺は通報しなきゃ…って考えはまったく浮かばずに、何故かその光景に見入っちゃったんだよね。ボケーっと…そして、タバコの2本目を付けて、もう一度そっちを見た時に女が止まってて、明らかにこっちを見てるのに気付いた。げぇっ!バレた最悪…って思うと同時くらいに、女が両手を前へならえの感じで、俺の方にゆっくり下から上へ上げるように突き出して、地面と平行に上がりきるくらいのところで、前のめりに倒れて行った。マジで声も出なかった。何か超ゆっくり女が倒れていくのが見えてた。…と思ったのもつかの間、女がこっちに向かって両手を伸ばしたまま、大きな口を開けてぶわ~って飛んで来た。この時の俺のとっさの行動は、今思っても奇跡。すごい速さで出窓ガラスを閉めて、カーテンを引いた。んで、後からカーテンの上からカギをかけた。その行動が終わって、2秒後くらいだったと思う。息をつく間もなく、その窓がドンドンドン!!!!!!!って三回叩かれた。しかも、音の大きさや激しさからするに両手で。マジで半分くらい腰を抜かしながら、手探りでリモコンスイッチで電気つけて、神経ピリピリさせながらしばらく震えてた。絶対にあの女入ってくる!って思って。でも結局、10分経っても20分経っても何もなくて、気分的に落ち着いてきたから、今のは何だった??って思いだして、もう一度見てみようかな…って事になった。それで、何もなければ何か安心して眠れるって思ったんだよね。でも、カーテンを開けちゃうのは怖かったら、代わりにカーテンの隙間を片側押さえつつ、ほんのちょっとだけ親指分くらい開いてみた。そしたら、そこに窓に思い切りギューッってされて、白くなってる指の一部が見えた…。後はもう、そのまま一睡もしないで朝を迎えたよ。次の朝は思い切ってその窓を開けたけど、別に窓に何か手形が残ってるとかはなかった。でも、俺はその時以来、一年以上、夜にそのカーテンは開けなかったし、出掛ける時も、そのカーテンとリビングのメインのカーテンだけは閉めて出掛ける様になった。夜に帰った時に、そいつが張り付いてたら怖かったから。結局、その後は家では一度もそういう事に出くわした事はなかったけど、あの時のあの女が何なのか、何の目的で窓にべばりついていたのかは永遠の謎…だろうね。
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名無し
これはなかなか怖いな 状況を想像したらゾゾゾってなった ただ霊的なものなら窓叩いたりはしないで すり抜けて部屋に入ってきそうだが…
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