怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
死んで捨てられた動物
お気に入り
1717
30
0
中編3分
コピー
「死んで捨てられた動物」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
かつて、死んだ家畜は山へ捨てていたという。どういった理屈によるものか、水源近くの急流に投げ込み、死んだ家畜が、災厄をもたらすのを防いでいたと聞かされた。今では家畜以外のペットなども、死ねばそこへ捨てているという。捨てるという表現はどうかと思うが、地元でそう表現するにはやはりそれなりの理由があるのだろう。 死んで捨てられた動物が、夏の盛り、水浴びをする。急流に首まで漬かり、暑さをしのぐ。それを見たら、桃の実を穴に投げ込むよう言われた。動物が追いかけてくるからね。桃はどこに?穴はどこに?行けば分かるというのが、答えだった。水浴びが行われる急流脇に、テントを張った。今夜あたり水浴びするんじゃないかと、皆、そう言っていた。見られるものなら、予定を変更してでも、それを見たいと思った。見えなくても、それで良いと思った。崖の下に桃の木が植わっていて、青い、小さな実をつけていた。よく枯れずにいるものだ。穴はそのすぐ後ろだ。奥行きは2メートルもない。穴というより、えぐられた跡のようだった。夜中、テントから出て急流を覗き込んだ。急流の中、数知れない動物が流されもせず、水面から頭を出していた。身動きもせず、牛や馬、山羊、鶏、犬などが水に漬かっている。流れが乱れるわけでもない。激しい流れの中、多くの動物の頭が静かにあるだけだった。息を呑むとか、不気味とか、そういった感覚ではない何かが胸を打ち、涙がこぼれそうだった。頭だけの動物たちが静かに動き、桃の木の後ろにある穴に消え、やがて全ての動物が穴に入った。桃の木から小さな実をもぎ、穴の中に投げ込もうとした。穴の中には何もいない。動物の臭いさえない。投げ込もうとした実を、そっと穴の奥へと転がした。何かが心のどこかを満たし、今度こそ、涙が溢れた。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった30
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
こどもの頃のこわい話 きみのわるい話 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2026年9月号
本当にあった怖い話集1 本当にあった怖い話集【1】
実際にあった怖い話 2026年7月号
座ったおじいさん: その7 フォロワーさんの本当にあった怖い話
本当にあった怖い体験談7: てにくまちゃん。の怖い話 てにくまちゃんの怖い体験談
前の話:【じわ怖】火が点かない
次の話:【じわ怖】古い登山靴
怖い話 No.18554
【じわ怖】肝試し帰りとおぼしき4人組
1762
29
短編2分
怖い話 No.5889
【じわ怖】出張中に泊まったビジネスホテル
1870
28
怖い話 No.21919
【じわ怖】呪われたツーリング
1355
25
1
長編9分
怖い話 No.18608
【じわ怖】田舎の修理工場の親方
1735
怖い話 No.13174
【じわ怖】藁編みの神様
1655
39
2
怖い話 No.18691
【じわ怖】ババアが…
1664
33
怖い話 No.4833
【じわ怖】バレーボールの練習試合
1519
38
短編1分
怖い話 No.15187
【じわ怖】ニャー
1371
24
怖い話 No.5287
【じわ怖】写真に写る
1726
怖い話 No.12112
【じわ怖】雄島
1804
31
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
一番のお気に入りだった三面鏡
父親が心臓病で深夜に病院にかつぎこまれました
同性で年下のファン
刻まれた前世の記憶
交通事故にあった猫は最後に見た人間を呪う
幽霊と暮らしてた
起きて
障子
北風と太陽