怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
踏切に立つ女
お気に入り
1169
46
0
中編4分
コピー
「踏切に立つ女」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
3~4年くらい昔の話になる。ある夜。(夏の深夜1時くらいだったと思う)母親に、明日の朝食のパンを買ってきて欲しいと頼まれた。自分も小腹が減っていたため、コンビニに行く事にした。自宅前の線路沿いの小道を、スクーターで走ってコンビニに行く。途中踏み切りを渡るのだが、行きの道中では何の異常もなかった。一通り買い物を済ませて、来た道を帰る。すると、踏み切りの手前に人影がある。踏み切りの近くの街灯で、かろうじて女の人だとわかった。 こんな時間に出歩いている人がいるとは、珍しいなと思った。(田舎なので、深夜になると車も走っていない)あまり霊の類は信じていなかったが、一瞬幽霊ではないかとドキッとした。その女性は踏み切りを渡ろうともせずに、踏み切りの手前で立っているだけである。気味が悪いが、その踏切を通らないと結構な遠回りになる。意を決して、その女性の横を通り過ぎた。通り過ぎる瞬間気が付いたのだが、女性はうつむきながら何かブツブツ呟いていた。踏み切りを渡り、左折のため一度止まった。気になったので、もう1度女性の方を振り返ってみた。(消えてたらどうしよう?など、オカルト的なことを考えて)女性はこちらを見たまま、先ほどと同じ位置に立っていた。「何だ。やっぱりちゃんとした人間だったか」と少し安心して、そのまま自宅に帰った。その日は朝早く起きなければならなかったので、すぐに床についた。床についてから間もなく、電車の物凄い急ブレーキの音で飛び起きた。自分の部屋を出ると、その音で起きたのか、弟と父親が居間に入ってきた。「凄い音だったな」「どうしたんだろうな」などと少し話していたが、朝早く起きなければならないという事もあって、寝ることにした。その日もいつも通り学校に行き、夕方には自宅に帰ってきた。夕飯の時間になり、新聞を広げていた父親が、小さな記事を指差して言った。「今朝のブレーキ音、飛込み自殺らしいぞ。女の人が、貨物列車に飛び込んだらしい」その時ドキッとした。まさかあの女の人じゃないよな…嫌なイメージが脳裏をよぎった。場所といいタイミングといい、そう考えるのが普通だった。あまり人の死というものを感じたことがなかったので、それだけでも洒落にならないほど怖かった。それから何年かして、そんな事件も記憶の片隅で忘れ去られていた。ある日、母親が少しオカルト系が好きなだったこともあり、隣の市に住む、その近辺では有名だと言う霊能力者の自宅に行く機会があった。(霊能力者と言っても、職業にしているわけではない)霊の類は信じていなかったが、面白半分でついて行くことにした。6~7畳くらいのマンションの狭い1室に、6人ほどの人が集まっていた。しばらく、その霊能力者の体験談を聞いていた。その後、集まった6人の守護霊を見ようという事になった。これは面白いことが始まったと、内心浮かれていた。10分ほどして自分の番が回ってきた。その霊能力者が、ジッと私の両肩の上あたりと、頭の上あたりを凝視した。間もなく霊能力者が口を開いた。「貴方には御三方の霊がついています。まず先祖とおぼしき男性が1名。先祖ではないのですが、貴方の才能を伸ばしてくれている男性が1名。あと、自殺で亡くなっている女性が1名見えます。男性2名は守護霊ですが、女性の方はどこかで拾ってきたみたいですね。害はないのですが、憑いていても良いことないので払っておきます」!!!その言葉を聞いてあの事件を思い出し、恐怖が一気にピークに達した。その場で払ってもらったが、何年間か一緒にいたかと思うと洒落にならなかった。何で俺に憑いてるんだよ~~ただ死ぬ前に偶然会っただけじゃないかと半泣きだった。そんなこんなで今に至るわけだが、ちゃんと離れていってくれたのか、霊感に無縁な私は不安でしょうがない。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった46
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
サユリ 完全版 (バーズコミックス スペシャル)
僕が死ぬだけの百物語(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
N 1 (電撃コミックスNEXT)
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
前の話:【じわ怖】笑う遺影
次の話:【じわ怖】古い寺の跡
怖い話 No.19164
【じわ怖】逢いにきた父
911
21
長編6分
怖い話 No.19049
【じわ怖】工事現場のパワーショベル
2015
42
長編10分
怖い話 No.18991
【じわ怖】きじまさん
1824
56
長編5分
怖い話 No.13794
【じわ怖】M県とN県の県境にある○山トンネル
1439
29
怖い話 No.5652
【じわ怖】雲を眺めながら歩いてた
1607
47
短編1分
怖い話 No.19005
【じわ怖】成長しない病気
1490
59
中編3分
怖い話 No.12427
【じわ怖】ボロアパートに出た幽霊
1442
怖い話 No.4040
【じわ怖】小峰トンネル
1886
44
1
怖い話 No.4201
【じわ怖】かわった日
1001
41
短編2分
怖い話 No.18626
【じわ怖】呪いの藁人形代わり
1616
35
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
友達の様子がおかしくなってきた
3人で横一列に並んで歩いていた
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい